東映映画と殺人事件を追いかけるブロガー

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やくざ映画全般、時代劇、馬鹿映画、空手映画が大好き。写真は竜虎一代より鶴田浩二と佐久間良子

今迄紹介した東映映画です コチラ



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好いた惚れたと、けだものごっこがまかりとうる世の中でございます。

好いた惚れたは元々心が決めるもの。ま、こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかね by鶴田浩二。

 

SNSはボチボチで… SNSは距離感を持って…

博多一飽き性な相変わらずステテコ一枚でウロウロしている季節感ゼロの高血圧痛風親父です。またブログをサボっておりましたが本日久々の更新をしたいと思います。あー、マメになりたい

 

            本日の東映映画

 

  脅迫1966年深作欣二監督

 

       スピード感溢れる快作

 

深作欣二監督は仁義なき戦い以前の映画に見るべき傑作がおおいですが、本作品もらしさが出ていて期待を裏切りません。

まずは開始そうそう1分もたたないうちに、この映画はこんな映画ですよと観客に提示させます。このスピード感は見る人の呼吸を一気に映画に集中させます。手際の良さは流石深作さんと言えましょう。

 

その後の展開も余計な贅肉はそぎ落としてシンプルに進みます。

サイドストーリーは一切なしで小学生がみても内容を理解できる程です。余計な話がダラダラとないので集中力が持続できるのです。

観客のリズムを飽きさせないって本当は大事なことだと思います。

またロケーションが実に巧みで、師匠筋にあたる村山新治監督の良いところが生かされています。

 

たたみかけるように前のめりで疾走する作りは後の博徒外人部隊や人斬り与太、仁義の墓場、県警対組織暴力へと繋がっていきます。

80年代には失速するのですがね…

 

 

東京ソウルバンコック実録麻薬地帯1973年中島貞夫監督

 

面白くはありません

 

全く身も蓋もありませんが面白くはありません。及第点までは個人的にはいっていないと思います。サニー千葉のフアンとして最初から最後

まで千葉ちゃんが暑苦しい点が鑑賞のポイントでしょう。

 

1972年当時のソウルも映像としての価値はあると思いますが全体として大味で総花的でキラリと光るものがないというところでしょうか。

リズム、テンポが、もっさりしている印象です。薬にも毒にもならないってのは困ったものです。中島貞夫監督は個人的にあまり相性がよくない監督の一人ですね。(極道社長と狂った野獣は除く)毎度降籏康男監督も苦手ですね。

 

 

 

兄弟仁義 関東三兄弟1966年山下耕作監督

 

誰も誉めないので私が誉めます

 

とにもかくにも本作品を誉めている人がいないのはどう考えてもおかしなはなしです。数多く作られた東映任侠映画のなかでも著しく良く出来ている映画と言っていいでしょう。まさに正真正銘の傑作なのです。

 

任侠映画はフォーマットが決まっており、それを崩さないかぎり大体は平均点がとれるものです。とんでもない駄作というのはほぼほぼ出ないような仕組みなのです。また毎回同じような内容なので量稽古がなされ量が質を高めるという相乗効果を生み出してもいます。

 

その中で差が出るのは見せ場をどれだけ丁寧に撮っているかどうか、分かりやすく言えば、どれだけタメがあるか?なのです。

(主役や悪役を活かせるのも要はタメなのです) このタメの部分が本作品は群を抜いています。台詞を言っている時は最小限の動きをして役者をむやみに動かさず、カットは細かくせず、登場人物は極力少なくし画面の情報量を絞り込み一気に集中さるのです。

 

同じ東映の監督で数多くの任侠映画を撮っている小沢茂弘の作品に傑作といわれるものが少ないのは、この部分の差なのです。小沢監督はタメの部分があっさりしているのです。(いかさま博奕を除く)

彼は平均点の映画を作り出すスペシャリストなのです。

 

本映画は台詞の間が極めて絶妙です。間のとり方一つでこうも出来が違うものなのか?と改めて再認識した次第です。ここぞという見せ場に手抜きがないのが実に素晴らしいです。

 

山下耕作監督は関のやたっぺ、総長賭博だけでなく単なるプログラムピクチャー映画にもその才能を発揮して、非常に質の高い映画を撮り続けた名匠だと思います。再評価されるべき監督でしょう。

 

 

 

 

 

おまけ

兄弟仁義関東三兄弟を大絶賛している人が1人いました。

快楽亭ブラック師匠でした。さすが師匠ですね

 

 

 

おわり

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