仮想環境とは。コンピュータの中に作られた、仮想のパソコンです。
例えば1台のパソコンの中に、WindowsだのLinuxだのを複数共存させて
同時並行で利用できます。
リモート端末に画面を映して遠隔操作。
珍しい技術ではなく、今時のサーバなどの運用形態としては一般的、らしいです。
なぜそんな面倒な仕組みを取るかというと、
処理を中央集中にして、コストダウン、保守運用の一元化、セキュリティ対策など
メリットは多々あるようです。
VMwareという仮想環境のソフトウェアが有名です。
以前から興味があったのですが、
手元にCPU=Celeron J4125の貧弱なミニPCが余っていたので
軽い気持ちでインストールしてみました。
とても大変で、動作するまで丸一日かかりました。
仕様機材
PC: Beelink GK mini Celeron J4125(4コア) メモリ16GB SSD256GB
USB-LANインターフェース: バッファロー LUA4-U3-AGT
ソフトウェア
VMware ESXi 8.0U1 無償版
仮想環境を使うのは初めてで、必要なスペックが見当もつきません。
ESXiはRealtekなどの安価なLANインターフェースが標準対応していないため、
使用実績のあるASIX AX88179チップ搭載のUSB-LANインターフェースを用意し
ドライバを組み込んだインストール用ISOイメージを自己生成するのが定石のようです。
ISOイメージを作るため、試行錯誤している様子。
ネットを検索しても「最新8.0U1でUSB-NIC対応する手順」の易しい説明が無く
あちこちの情報を継ぎ接ぎしつつ、やっと理解しました。
特定バージョンのPythonをインストールして、パスを指定する辺り
知らない事だらけで悩みました。
出来上がったUSB-LAN対応のISOイメージを、USBメモリに焼いて、インストール。
やっと仮想環境が整いました。長い道のりだった。
このリモート設定画面から、バーチャルなパソコンをマウスぽちぽちで生み出せます。
仮想PCを1台セッティング。
リソースはよく分からないので、CPU2コア、メモリ4GB、SSD48GBに設定。
試しにUSBメモリから「Windows10」をインストール。
仮想PCでWindows10、動きました。
多少もっさり感はありますが、リモート画面かつ貧弱CPUでも意外と使えます。
インターネット接続も問題なし、ヤフーのニュースが表示できました。
仮想PCでYouTube視聴。
若干動きが荒い部分もありますが、普通に動画が表示できました。
なんで犬が引きずられとるねん・・・。
YouTube視聴中の、タスクマネージャー。
360p設定だとCPU負荷40%くらい、案外いける感じです。
1080p設定にすると負荷50~90%で限界のようでした。
VMware ESXi、設定項目が多くすぐには理解し切れませんが、
慣れると面白そうなので引き続き試してみようと思います。
趣味の実験場として使えるようになるといいなぁ。
おしまい。