今泉力哉 「ちひろさん」 (2023) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【作品紹介:「映画公式サイト」より引用。】


主人公のちひろ役を務めるのは、今や国民的女優となった有村架純。優しさと厳しさの両方を併せ持ち、ど こか陰があってひょうひょうとしているという、難しい役どころのちひろだが、有村は深みと軽やかさをま とって新境地を開拓している。 

脇を固める役者陣も多彩だ。弁当屋の主人の妻・多恵を演じる風吹ジュンや、風俗店の元店長役のリリー・ フランキーといったベテラン陣から、若葉竜也、豊嶋花といった若手の注目俳優まで、個性的なメンバーが 集まった。 

メガホンを取るのは、『愛がなんだ』(19)や『街の上で』(21)など立て続けにヒット作を生み出し、 『窓辺にて』(22)の公開を迎えた今泉力哉。本作では、恋愛映画の旗手と言われている今泉が、純粋な恋 愛とは距離を置く登場人物たちの人間模様を繊細に描き、新境地を見せる。

主題歌は今泉監督が愛するバンド・くるりが書き下ろし、岸田繁が全編の劇伴音楽を作曲した。


【あらすじ:「映画公式サイト」(⬆)より引用。 】


ちひろ(有村架純)は、風俗嬢の仕事を辞めて、今は海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。元・風俗嬢であることを隠そうとせず、ひょうひょうと生きるちひろ。彼女は、自分のことを色目で見る若い男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も・・・誰に対しても分け隔てなく接する。

そんなちひろの元に吸い寄せられるかのように集まる人々。彼らは皆、それぞれに孤独を抱えている。厳格な家族に息苦しさを覚え、学校の友達とも隔たりを感じる女子高生・オカジ(豊嶋花)。シングルマザーの元で、母親の愛情に飢える小学生・マコト(嶋田鉄太)。父親との確執を抱え続け、過去の父子関係に苦悩する青年・谷口(若葉竜也)。ちひろは、そんな彼らとご飯を食べ、言葉をかけ、それぞれがそれぞれの孤独と向き合い前に進んで行けるよう、時に優しく、時に強く、背中を押していく。

そしてちひろ自身も、幼い頃の家族との関係から、孤独を抱えたまま生きている。母親の死、勤務していた風俗店の元店長・内海(リリー・フランキー)との再会、入院している弁当屋の店長の妻・多恵(風吹ジュン)との交流・・・揺れ動く日々の中、この街での出会いを通して、ちひろもまた、自らの孤独と向き合い、少しずつ変わっていく。

これは、軽やかに、心のままに生きるちひろと、ちひろと出会う人々―彼らの孤独と癒しの小さな物語。



【感想】

原作の漫画は読んだことがなく、全く知らないので、あくまでも映画だけからの感想。

今泉力哉監督の映画は大好きであり、市井の人を丁寧に描く、安心安定の今泉節で心地良い。今泉監督は、現代の木下恵介か山田洋次といった松竹の往年の名監督を彷彿とさせる。
有村架純も、ほんわかしつつ芯はある女性を演じて、良い味を出しており、脇を固める若葉竜也、リリー·フランキー、風吹ジュン等もさすがである。

ラストは、山田洋次監督·渥美清主演の「男はつらいよ」を思い出してしまったのは私だけだろうか?。「女はつらいよ」ではないが、シリーズ化しろとは言わないが、続編は観てみたいかも🦆。


【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」「映画.com」より引用。】

スタッフ
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織、今泉力哉
原作:安田弘之の同名漫画
撮影:岩永洋
美術:井上心平
音楽:岸田繁 (くるり)
キャスト 
ちひろ:有村架純
オカジ:豊嶋花
マコト:嶋田哲太
バジル:van
谷口:若葉竜也
チヒロ:市川実和子
浮浪者:鈴木慶一
永井:根岸季衣
尾藤:平田満
内海:リリー·フランキー
尾藤多恵:風吹ジュン
上映時間·公開日
上映時間:2時間12分
公開日:2023年2月23日
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鑑賞日:2023年4月4日
場所:新宿武蔵野館



【今泉力哉 監督作品】



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