【予告編 日活MOVIEチャンネル 2022/12/26:1分42秒】
【作品紹介:「映画公式サイト」より引用】
【あらすじ:「キネマ旬報WEB」より引用 】
人気漫画家として脇目もふらず駆け抜けてきた深澤薫(斎藤工)だったが、8年間連載してきた漫画がついに完結。次回作のアイデアが浮かばず、真っ白な原稿を目の前にしてもペンが動かずにいた。SNSには読者からの酷評が流れ、売れる作品を求める担当編集者とは考え方が食い違い、アシスタントからは身に覚えのないパワハラを指摘され、多忙な漫画編集者の妻(MEGUMI)とはすれ違い離婚の危機にあった。自堕落で空虚な日々を過ごすばかりの深澤は、世知辛い世間の煩わしさから逃げるように漂流。虚無感を抱えたまま立ち寄った風俗店で、猫のような目をした風俗嬢・ちふゆ(趣里)と出会う。自分のことを詮索しないちふゆに深澤は急速に惹かれていく深澤。そしてある日ちふゆと共に彼女の故郷に向かうことになり……。
【結末までのネタバレありのあらすじ:「MEDIA CITY」をご参照下さい。】
【感想】
原作は漫画で、もちろんフィクションはあるのだろうが、おそらくは殆ど自分のことを描いているのだろう。漫画家であれ、作家であれ、俳優であれ、売れっ子になってしまったが故の苦悩というのは、本作品程ではないかもしれないが、多かれ少なかれあるのだろう。シン·ウルトラマンでヒーローだった斎藤工が、一転してジレンマに陥って堕落していく『ダメ男』を演じている。
一方、鮮烈な印象を残すのは、この映画に出演後、NHKの連続朝ドラのヒロインとなった趣里。さすがサラブレッドの娘、大した役者である。
脇を固める、MEGUMIや安達祐実や玉城ティナも大変宜しく、演技巧者の女優陣も楽しめる。
【2023年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「イニシェリン島の精霊」「エンドロールの続き」「エンパイア·オブ·ライト」「すべてうまくいきますように」「フェイブルマンズ」「ワース 命の値段」「BLUE GIANT」「Winny」「零落」
【スタッフ·キャスト等:「映画.com」より引用。】
スタッフ
監督:竹中直人
脚本:倉持裕
原作:浅井いにおの同名漫画
撮影:柳田裕男
美術:布部雅人、春日日向子
キャスト
深澤薫(漫画家):斎藤工
ちふゆ(風俗嬢):趣里
のぞみ(薫の妻、漫画誌編集者):MEGUMI
のぞみ担当の漫画家:安達祐実
猫顔の薫のファン:玉城ティナ
上映時間·公開日
上映時間:2時間08分
公開日:2023年3月17日
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鑑賞日:2023年4月3日
場所:テアトル新宿
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