フランソワ·オゾン 「すべてうまくいきますように」(2021) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語字幕/ナレーション付予告編 キノフィルムズチャンネル  2022/11/25:1分32秒】 



【作品紹介:「映画公式サイト」より引用。】


芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より人生を愛していた父が突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことがきっかけだが、治療の甲斐あって順調に回復しているにもかかわらず意思を曲げない父に、二人の娘たちは戸惑い葛藤しながらも、真正面から向き合おうとする──。
『まぼろし』や『8人の女たち』で恐るべき才能と讃えられ、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』で名匠の地位を確立したフランソワ・オゾンが、すべての人に訪れる死を巡りながら、家族の愛とは何かを問いかける。
娘を演じるのは、『ラ・ブーム』の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなりハリウッド大作にも出演、フランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。オゾン作品に深みを与えてきたシャーロット・ランプリングと共演を果たす。
最期の日を決めた父と娘たちの前に、様々な人々が立ちはだかる。サスペンスフルなストーリーテリングを得意とするオゾンが、緊迫感に満ちた展開の先に用意した、想像を裏切る結末とは──?



小説家のエマニュエル(ソフィー・マルソー)は、85歳の父アンドレ(アンドレ・デュソリエ)が脳卒中で倒れたという報せを受け病院へと駆けつける。意識を取り戻した父は、身体の自由がきかないという現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいとエマニュエルに頼む。愛する父からの思わぬ発言に困惑するエマニュエル。つい「悪い父親よ。友達ならよかった」と嘆くが、「なら友達として手を貸すのよ」と友人から背中を押され、妹・パスカル(ジェラルディーヌ・ペラス)とともに父の最後の願いに寄り添うことを決意する。そして、フランスの法律では安楽死の選択は難しいため、スイスの安楽死を支援する協会を頼る。一方で、リハビリが功を奏して日に日に回復する父は、孫の発表会やお気に入りのレストランへ出かけ、生きる喜びを取り戻したかのように見えた。だが、父はまるで楽しい旅行の日を決めるかのように、娘たちにその日を告げる…。


【感想】

映画史上最も重要な監督のひとりであるジャン=リュック·ゴダール(1930-2022)が死去した時に、それが本人の選択による安楽死であったことに、驚かされた人も多いだろう。
本作は、そんな安楽死に真正面から取り組んだ映画で、極めて今日的である。我々の世代は、非常に近々の問題の様に思えるし、今若い人だって、いずれは老いて死ぬのだから、誰だって無関心ではいられないテーマだ。
ソフィー·マルソーや父親役のアンドレ·デュソリエの演技も素晴らしい。



【2023年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「イニシェリン島の精霊」「エンドロールの続き」「エンパイア·オブ·ライト」「すべてうまくいきますように

【スタッフ·キャスト等:「映画.com」より引用。】

スタッフ
監督·脚本:フランソワ·オゾン
撮影:イシャーム·アラウィエ
美術:エマニュエル·デュプレ
キャスト
エマニュエル (作家):ソフィー·マルソー
アンドレ (エマニュエルの父):アンドレ·デュプレ
パスカル (エマニュエルの妹):ジェラルディン·ペラス
クロード(エマニュエルの母、アンドレの元妻):シャーロット·ランプリング
上映時間·公開日
上映時間:1時間53分
フランス公開日🇫🇷:2021年9月22日
日本公開日🇯🇵:2023年2月3日
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鑑賞日:2023年3月3日
場所:新宿武蔵野館







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