パン·ナリン 「エンドロールのつづき」(2022) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語字幕/ナレーション付予告編 松竹チャンネル  2023/1/18:1分21秒】



【作品紹介:「映画公式サイト」より引用。】


チャイ売りの少年が映画と出会い、やがて世界で活躍する映画監督になる――。


監督自身の驚くべき物語を映画化し、本年度アカデミー賞国際長編映画賞インド代表に選出!世界中の映画祭で5つの観客賞を受賞し、さらにバリャドリード国際映画祭では最高賞にあたるゴールデンスパイク賞をインド映画として初めて受賞するなど、世界中の映画祭から喝采を浴びた話題作。


大きな夢を抱く主人公には3,000人の中から選ばれた新たな才能、バヴィン・ラバリ。そして“映画”への溢れんばかりの愛情を込めて本作を監督したのは、主人公のモデルでもあるパン・ナリン。観客が一体となった映画館、スパイスたっぷりの手料理、陽気な音楽とダンス…どこか懐かしいインドの魅力が満載で贈る、幸せで希望溢れる物語が誕生した。



【あらすじ:「映画公式サイト」(⬆)より引用。】

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、ある日特別に家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返ったギャラクシー座で、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。


映画にすっかり魅了されたサマイは、再びギャラクシー座に忍び込むが、チケット代が払えずにつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが――。



【感想】
映画愛に満ち満ちた佳作。インド版「ニュー·シネマ·パラダイス」(ジュゼッペ·トルナトーレ監督 1988)だ。もろに「2001年宇宙の旅」(スタンリー·キューブリック監督 1968)への直接的オマージュなシーン (リヒャルト·シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭部分が流れる) もあるし、最後に監督自身が読み上げる、respectする映画監督の名前も壮観である。スティーヴン·スピルバーグ、フランシス·フォード·コッポラ、アンドレイ·タルコフスキー、ミケランジェロ·アントニオーニ、キン·フー、チャン·イーモウ、黒澤明、小津安二郎、勅使河原宏…。そのためにこの映画を作った感すらある(笑)。

【2023年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「イニシェリン島の精霊」「エンドロールの続き

【スタッフ·キャスト等:「映画.com」より引用。】

スタッフ
監督·脚本·美術:パン·ナリン
撮影:スワピニル·S·ソナワネ
音楽:シリル·モーリン
キャスト
少年サマイ:バビン·ラバリ
サマイの母:リチャー·ミーナー
映写技師ファザル:バベーシュ·シュリマリ
サマイの父:ディペン·ラバル
上映時間·公開日
上映時間:1時間52分
インド公開日🇮🇳:2022年10月14日
日本公開日🇯🇵:2023年1月20日
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鑑賞日:2023年2月21日
場所:シネ·リーブル池袋






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