ダメな店長が経験を重視する理由 | 心理マーケティングの視点 〜どうすれば成果を出すことができるのか〜

ダメな店長が経験を重視する理由

 

妻が『生クリームたっぷりの甘いもの』が食べたい!

ということで、治一郎のロールケーキを買って来ました。治一郎はバームクーヘンが有名ですが、同じ生地を使っているということで、こちらも大変美味しくいただきました。私が8分の1、妻が8分の7、という配分で、まるで恵方巻きの世界観です。

 

 

今回ご紹介するダメな店長とは、期待されている結果を出せない方のことです。 

 

どうして経験を重視するとダメなのか、その理由の一つをご紹介させていただきます。 (経験のすべてを否定しているわけではありません)

 

 

『俺は頑張った、しかし成果が出なかったのは環境に問題があったからだ』 

 

『会社が金を使わずに成果を出せというから、それに従っただけさ』 

 

『みんなで仲良く楽しい職場で働けているのだから良いんじゃないですか』 

 

 

結果(成果)を出せない店長は、努力や頑張ったことに視点を向けます。 

 

結果として利益が出せない『言い訳』として、プロセスに目を向けることで心理的な負担を減ら したいのです。 

 

成果を出せない自分を肯定すれば、自分が傷つくことになるためですが、これは自分を守る自然な行為だといえます。 

 

しかしそこから逃げ続ければ、成長できなくなることも事実です。 

 

『ビジネスは結果だけではないでしょう』 

 

そのように言われる方がいらっしゃいます。 

 

たしかにプロセスを承認することでモチベーションを維持することは可能です。 

 

しかしそれは人材の育成において重要なのであって、成果を求められるマネジメントとは別物です。 

 

望む結果が出ていないのに、プロセスを承認することで満足してしまうと、成果を出せないことが恒常化してしまう可能性があります。 

 

 

なぜ期待される結果を出せないのか? 

 

結果を出せない店長は、間違いなく行動量がたりていません。 

 

これは高い成果を出している約4%の方を調べた結果分かっている事実です。 

 

 

どうして行動量が少ないのでしょうか? 

 

行動しても成果を出せる自信がないため、失敗を恐れて行動をしないのです。 

 

行動して成果を出せるならやると思います。 

 

成果を出せないと思っているから行動をしないのです。 

 

 

ではなぜ自信がないのでしょうか? 

 

それはやった事がないからです。 

 

なぜやらないのでしょうか? 

 

やれるほどの知識量や理解度が足りないからです。 

 

聞いたことがある、知っている、程度の知識で成果を出せる行動はできません。 

 

つまり新しいチャレンジができないのです。 

 

そこで、過去には『このやり方』で成功していたという経験が語られることになります。 

 

だから『このやり方』で成果が出ないのは自分の責任ではない、と根拠(エビデンス)ある説明をしたいわけです。 

 

なるべく多くの人に『そうだよね、仕方ないよね』と言って欲しいのです。 

 

このような店長は、いくら待っても期待する結果など出せはしません。 

 

 

どんな店長が成果を出しているのか? 

 

近年高い成果をあげている店長は、客観的視点を持ち、論理的仮説を推進力にしています。 

 

なぜならば、コロナ禍などにより環境が激変したため、過去の成長ファクターを模倣しているだ けでは成果を出せなくなったからです。 

 

にもかかわらず、 

 

『今までそうだったから、こうなんだ!』 

 

『そこまでする必要があるのか?』 

 

『まあ、だいたいこうだろう』 

 

 

こんな口ぐせのある方は終わっています。 

 

これまでの流れを疑うことなく、新しいチャレンジをしないことを正当化したいのです。 

 

なぜならば、過去に成功した体験を持っており、それを疑えば自分の価値も否定されていることになってしまうからです。 

 

その成功体験と違うことをすれば、失敗するリスクが高いと信じ込もうとすることで、チャレン ジをしません。 

 

しかしその背景には、学びが足りないためにチャレンジができないという、自分に問題があることを知っています。 

 

なので基礎勉強無しでも使って成果を出せる安易なやり方に魅了されてしまうのです。 

 

 

知識量を増やすことは、情報量を増やすことではありません。 

 

ましてやその情報を知っているなど、何の役にも立ちません。 

 

当たり前ですが、成果を出せる行動量を増やすための学びが大切なのです。 

 

ただしそれは、行動総量としての結果として成果が増えるということで、失敗しないということではありません。 

 

10行動して1当たるなら、 

 

100行動して10当てる、 

 

ということになります。 

 

しかし自分に自信の無い方は極度に失敗を恐れるため、すくんでしまうのです。

 

 

 

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≪オンライン講座≫

オンライン心理マーケティングのZOOM講座 

【基礎講座の目的】
《業績が低迷する理由》
◆売上や稼働欲しさに、お客様なら誰でもいいから来店して欲しいという施策を打ち続けると、自店の魅力が不明の店になってしまいます。それゆえにレスポンスの高さばかりに目を奪われて、不特定多数相手に継続投資することになり、財務状況が悪化してさらなる投資ができないというマイナスのスパイラルに入ってしまいます。【低迷の法則➂】


◆稼働や売上を上げたいあせりから、どんな広告宣伝やコピーが有効かと訊かれたり、どんな施策や打手が効果あるかと訊かれます。しかしその前にどんな思いでその商品やサービスを提供するのかが決まっていないのならば、ある意味存在しない商品やサービス、競合とほとんど同じ商品やサービスをプロモーションすることになってしまうからです。【低迷の法則➁】


◆自店にイノベーターやアーリーアダプターがおらず、ほとんどがラガードであるのに、ネットを使ったプロモーションを展開すれば、チェリーピッカーを集客することになります。これはネット媒体の使い方というより、自店における打ち手とのマッチングがズレているという問題です。【低迷の法則①】


《業績が伸びない理由》
◆集客しても再来店動機が無ければ衰退する
お客様を集めても『再来店する価値』がなければ、もっとお客様が減ることになる。


◆商品に夢中になってもお客様は増えない
どんなに良い商品を集めても、それだけで良い店になるなら、すでに良い店だらけになる。


【基礎コースのカリキュラム】
ベタベタの基礎を学ぶことで、独学が可能になります。
(1)マーケティング
(2)リサーチ(市場調査)
(3)セグメンテーション(細分化)
(4)ターゲティング(標的設定)
(5)ポジショニング(立ち位置)
(6)マーケティングミックス(4P)


実例から学ぶことで応用理解ができるようになります。


(1)『集客と増客の違い』
マーケティングの基礎知識と増客のプログラム


(2)『仮説を構築して市場優位を得る』
市場カバレッジの捉え方と社内リソースの発見


(3)『来店動機になる潜在意識』
顧客認知とリテンションマーケティング


(4)『関係性の構築による支援』
カスタマーエクスペリエンスと共感のランクアッププログラム


(5)『信頼と承認のプログラム』
コンテンツとオペレーション(傾聴・質問・承認)


(6)『顧客に支援される仕組み』
ロイヤルティーマーケティングとマーケティングファネル


 

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~コロナで落ちた稼働を取り返す技術~

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