昨日は、先日偶然見つけた小さなアブラボテのいるスポットの、本流にあたる川に行ってみた。

 

この川に流れ込む別の用水路に、前はなかったプールができていたので、試し釣りをするのが目的だった。

 

だが、九尺ウキ仕掛けに自家製黄身練りを付けて流してみても、全くアタリはなく、魚影もとても薄くてしかも細長系の幼魚のようだった。

 

そこで、本流を降りながら、七年ぶりにたなごはいないか再チェックしてみた。

 

だが釣れるのはオイカワばかりで、七年前と同じだった。

 

橋を三本分降ったところで引き返すことにし、最後の希望となった障害物の前を探ったところ、ガレ場から待望のたなごが上がった!

 

アブラボテのオスだった。

 

 

そこで、仕掛けと竿を五尺に縮めてじっくりそのポイントを探ったところ、いいテンポでボテが上がり、良型のオスも混じった。

 

婚姻色を纏ったオスの良型アボラボテ

 

8尾釣ったところで納竿とした。

 

久しぶりに茶色い○曜日と言えた、リリース直前のこの日のボテ釣果

 

巨ボテ天国 III油井茶色い冬の午後スポットもなくなっちゃったけど、こうして新たに生まれるスポットもあるのが救いだ。またこれから探していこう。

 

この日も見かけたニホンスッポン。これに驚いてカマツカが砂から飛び出した。同じ筑後川水系の別の小支流にて。

ヘラの乗っ込みシーズン到来ということで、昨日は今年に入って初めて、佐賀平野側の筑後川水系クリークのホームポイントへ行ってみた。

 

前日の朝までの雨の影響がまだ残っていて、濁りと流れがある中で打ち込み開始。

 

使ったのは十五尺のドボン仕掛けでハリはオーナーのヘラ改良スレ5号ハリス0.6号、エサはマッシュ25cc+いもグルテン25cc+野釣りグルテンダントツ1包+水50ccで、去年ずっと使っていた組み合わせだった。

 

乗っ込み時期なので初投からひょっとしてサワリが出るのではと期待したが、左にあらず。初めてアタリがあったのは開始から1時間後だった。

 

寄せてからはコンスタントにアタリが出るようになり、開始から3時間強の間に3尾のヘラが上がった。

 

ヘラブナ3尾。尺越えは出なかったが、久しぶりのヘラ釣りを楽しめた。

 

この日の賑やかしは、ミドリガメ1頭、コイ2尾、フナ類15尾で、フナ類のうちの一尾はオオキンブナのオスだった。

 

コイ2尾。ハリスを0.6号にしていたおかげで切られずに取り込めた。いずれも背びれ分岐軟条数は18であり、またその他の外観的特徴から、野生型とは判定しなかった。

 

フナ類2尾

 

一尾だけ釣れたオオキンブナのオスとその鰓蓋上の追星および精液の滲み出し

 

このホームポイントは今の時期に釣ったことはなかったので、ひょっとしてヘラはもっと浅い所に乗っ込んでいて不在なのでは?などと案じながら寄せていたが、終わってみれば3魚種1型が釣れ、それぞれの情報を取ることができてよかった。

今年は1月にアブラボテヤリタナゴバラタナゴカネヒラと釣り初めを済ませたが、カゼトゲタナゴはまだ釣っていなかった。

 

また、先日はカゼトゲだと思った魚影がボテだったりした。

 

そこで、カゼトゲ初めを済ませようと思い、遠いけど釣れる確率の高いスポットに行くことにした。

 

四年前に、初アリアケスジシマドジョウを狙っていて、散々カゼトゲに邪魔されたスポットだった。

 

四年前に贅沢にもカゼトゲをジャミ扱いしたスポット(当時の写真)

 

環境が変わっていなければいいが、と案じながら足を踏み入れてみると、水草と泥はなく砂底になってはいたが、全体的には大きな環境変化はなく、1尾だがアリアケスジシマらしき個体も見かけた。

 

このスポット自体にはたなごらしき魚影はなかったので、少し下流の小さなプールで釣り始めた。仕掛けとエサは先日と同じもの。

 

魚影は確認できないが流し始めると、少ししてアタリがあり、小さなたなごが上がってきた。

 

だが残念、ボテのメスだった。

 

そこではそれ以上アタリがなかったので、一つ下流のプールを流してみた。

 

すると、数投目で親ウキが斜めに引き込まれた!

 

水面から魚体が出た瞬間にカゼトゲのオスだとわかった。思わず釣れたーと口ずさんでいた!

 

令和六年の初カゼトゲタナゴ、オス

 

この後同じプールを何度か流してみたがアタリはなかったので、これで納竿とした。

 

リリース直前の約20分の釣果。カゼトゲオスとボテのメス。

 

魚の濃さは随分低くなってしまったものの、四年前はほぼ一ヶ所に固まっていたことと、現在はいそうなスポットが分散していることから、絶対数はそれほど変わっていないのではと思いたい。とにかく姿が見られて一安心した。

 

今回も姿を現したニホンスッポン。四年前に現れた個体よりも小さかったので、きっと子孫だろう。