良型のアブラボテが多く棲むことから、巨ボテ天国と名付けたスポットへ、一年前に引き続き訪れてみた。

 

去年と同じ脈仕掛けで始めたが、今回はアカムシがあったので使ってみた。

 

ところが、いつもは出てくるはずの物陰から、何も出てこない。また、いつもはうるさく集まってくるカワムツも現れない。アカムシだというのに。

 

そこで、マルキューの黄身練りにエサ交換。

 

それでも何も出てこない。うーん、巨ボテ天国もついに終わったのか。たなご釣りあるある、ではあるが。

 

だが、上流端に来た時、黒い影がついに出た!

 

スレているようで、なかなか黄身練りを吸い込まなかったが、粘っていたらようやく黄色が視界から消えた。

 

今日一でもあった見事なオス。婚姻色も美しい。

 

ここではこれ以外には二回りほど小さいオスと、メスが一尾釣れただけに終わったが、とりあえずスポット消滅は避けられた。

 

この後、下流の通常サイズのボテのスポットへ移動してみたが、二尾しか釣れなかった。うーん、この川自体がもうダメなのかなと、残念な気分に浸った。

 

ところが、それは杞憂に終わった。そのちょっと上流のプールに、ボテの群を発見!

 

まるで巨ボテ天国がゴッソリ移動してきたような感じで、次々と良型ボテが上がった。

 

 

このスポットは今後、巨ボテ天国IIと呼ぶことにした。来年以降も環境が変わらないでいてくれればいいが。