写真として記録し、しかもそれが残っているのは本種がおそらく一番古いと思うので、カゼトゲタナゴを日本第1種目とします。
カゼトゲタナゴは英名が Kyushu bitterling (九州タナゴ) であることからわかるように、九州にのみ見られ、それも北部に限られている。
ただし、山陽地方に分布するスイゲンゼニタナゴとは亜種未満の関係であることがわかってきており、さらにこのスイゲンゼニタナゴは朝鮮半島にも分布(スイゲンは韓国の水原に由来)しているので、種全体としては割と分布は広いことになる。
最初にカゼトゲタナゴを釣ったのは、1984年頃で、柳川で特にターゲットを決めずにたなご釣りをしていた時だった。婚姻色を纏ったオスの美しさに感動して水槽で飼い、写真を撮って大伸ばしにして額に入れて飾っていたほどだった。
三十年以上前に柳川で釣って飼っていたカゼトゲタナゴのオス
その後は全く釣ることはなく、久しぶりに手にしたのは、2012年の10月に一時帰国していた時にバラタナゴを狙い始めた時だった。
2012年10月に遠賀川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
その後はバラタナゴ用により針先の小さなささめ針の新虹鱗を使い始めたこともあって、時々釣れるようになった。
2012年11月に福岡県内筑後川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
2012年11月の某日に佐賀の二箇所の用水路で釣れたカゼトゲタナゴ
遠賀川水系のカゼトゲの溜まり場での釣果、2012年11月
2012年11月に遠賀川水系で初バラタナゴ前の外道として釣れたカゼトゲタナゴ
2012年11月に佐賀県内の筑後川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
上記と同じ水系内で三日後に釣れたカゼトゲタナゴ
2016年2月に福岡県内で釣れたカゼトゲタナゴ
2016年3月に福岡県内の筑後川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
2017年11月に福岡県内で釣れたカゼトゲタナゴ
2018年12月に筑後川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
2018年12月に佐賀で釣れたカゼトゲタナゴ
2018年12月に矢部川水系で釣れたカゼトゲタナゴ
2019年3月に佐賀で釣ったカゼトゲタナゴ
2019年5月に佐賀で釣ったカゼトゲタナゴ
2019年11月に佐賀で釣れたカゼトゲタナゴ
2019年12月に佐賀で釣れたカゼトゲタナゴ
2020年3月上旬に佐賀で釣ったカゼトゲタナゴ
アリアケスジシマドジョウの外道として向こうアワセで釣れたカゼトゲタナゴのオス。2020年4月上旬。
2020年5月に福岡県内の筑後川水系で釣れたカゼトゲタナゴのオス
カゼトゲタナゴのハビタット
2020年12月に福岡県内で釣れたカゼトゲタナゴ
2021年の初釣りで釣れたカゼトゲタナゴ
熊本では初めて釣ったカゼトゲタナゴ、オス。2021年4月上旬
カゼトゲタナゴの俯瞰
カゼトゲタナゴの腹側