今日、初釣りに行ってきた。

 

場所は、昨年の晩秋に初めて訪れ、中型のヤリタナゴの群れを目視で見つけ、1尾釣って確認したスポットで、ちんまりT字路と名付けたとても小さなポイント。その際に、2021年の初釣りはここでちんまりとやろうと決めていた。

 

いざ着いてみると、魚影がない。だがこれは想定の範囲内。というのも、T字の足の部分はトンネルになっているので、釣り始めれば出てくるのではと思ったからだった。

 

使ったのは、ひなた二尺四寸とウキ仕掛けで、ハリは新半月でエサは自家製黄身練り。

 

いざ仕掛けを投入すると、やがて稚魚クラスの何かが数尾やってきて黄身練りをつつき始めた。

 

何せ中ヤリを前提にして新半月にそれなりのサイズの黄身練りを付けているので、吸いつきはするが全く呑み込めていない。

 

だがやがて黄身練りが徐々に小さくなり、エサのサイズはクリアした。そして新半月の針先でも果敢に吸い込む子が現れた。

 

ゆっくり聞き合わせしてみると、掛かっていた。全く引きはないが (笑)。

 

上げてみると、たなごだ。豆ボテもここにいたのかと思ったが、ストライプが目についてようやく気づいた。カゼトゲタナゴだった。意表を突かれた。

 

2021年の初物、カゼトゲタナゴ

 

昨年2020年の初物は意外にもカゼトゲタナゴだったが、今年の初釣りでも意外なカゼトゲが初物となった。昨年のスポットとは同水系だがかなり離れてはいる。まあ、いても不思議ではないが。

 

この後も、中ヤリが出てくるのを前提に新半月のままで釣り続けたので、なかなか掛からなかったが、40分ほどの間に7尾のカゼトゲが続いた。

 

初物の後に続いたカゼトゲのうちの2尾

 

リリース直前の初釣りの釣果、カゼトゲタナゴ8尾

 

結局中ヤリは出てこなかったので、少し移動してヤリタナゴのスポットへ。

 

ここも昨年の晩秋に見つけたスポットで、その時はタナが浅かったのでウキ釣りでも釣れたが、寒さが増した今日はタナが深いためウキ釣りではうまく送り込めない。

 

そこで、ひなた六尺の脈仕掛けに替えたところ、いいテンポで中ヤリが上がった。21尾と縁起のいい7の倍数を釣ったところで納竿した。

 

リリース直前のヤリタナゴの釣果

 

どうやら今年のたなご運はよさそうだ。