ふむぅ (´-ω-) アメブロの40000文字の壁にぶち当たり急きょ、記事を分割しましたw
というわけで【その7】 からの続きです。今回が最終回になります。長い間お疲れさまでした。
あいかわらずスタンプラリーを脱線しまくりのぎょうだ蔵めぐりまちあるき2013
大澤蔵を出た後に向かったのはこちら。
松坂屋蔵(まつざかやぐら)
熊谷にあった軍事施設のボイラー室を解体、その建材を再利用して昭和24年頃に建てられた蔵。
建設した松坂屋建材株式会社の倉庫として現在も使用されているそうです。
昭和24年(1949年)に建てられたとは思えない、綺麗でシンプルな蔵です。
現代でも通用する可愛らしいデザインですね。古い蔵だとは気付かない方も多そうですよ。
草生蔵(くさおぐら)
金楽足袋の商標で知られた金楽足袋株式会社が明治43年(1910年)に建設した足袋蔵です。
しかし気になるのは解説パネルに書かれた…
市内で最も古い石造りの足袋蔵だと思われますが、昭和初期に建て替えられている可能性も―
の一文。
う~ん、そう言われれば103年も経っているとは思えないコンディションの良さですね
とはいえ昭和初期の建設としても、90年近く前のものなので十分古くて価値はありますよ。
この綺麗さ、おそらくオーナーさんの管理の良さもあるのではないかと思います (;・`ω・´)
あ、そうそう。こういった蔵は個人の方が所有しているので一般公開はされておりません。
…というか、NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク の所有する蔵以外は全て個人所有です。
なので蔵の場所はヒミツ。
見かけてもご迷惑がかからないよう、遠くから静かに見学したいものです、はい。
奥貫蔵(おくぬきぐら)
ほうらい足袋 の商標で知られた奥貫忠吉商店が大正~昭和初期に建設した足袋蔵です。
ふだん使用されていませんが、コチラは近くまで行って外観見学する事が出来ます。
新町通りに面しているので一番目に付きやすい綺麗な蔵です。
毎年、蔵めぐりの期間中は内部でこぜに屋 さんの衣料品・小物グッズの販売があります。
蔵に入るとスタンプ台がありました。14個目のスタンプを押してもらいました
と、同時にスタンプ帳 に付いている「ボンネットバス無料乗車券」を渡して手続きを済ませます。
そう。毎年恒例のボンネットバスの体験乗車が出来るんですよ。
昭和レトロなバスとそのワイルドな乗り心地に誰もが笑顔になります (´∇`)
ただし、個人の貴重なコレクションのバスをご好意で提供して成り立っている企画です。
くれぐれもマナー良く乗車したいものですね。
ちなみにこのバスはCURIOUS Vol.5 に詳細が載っています。
マニアックなCCV 誌の後継誌なので読み手を選びますが、興味のある方はどうぞ ( ´艸`)
4駆道楽専門誌 CURIOUS(キュリアス)http://www.w-m-g.jp/curious/
ボンネットバスは市内をぐるりと8の字を描くように走って行田の名所(?)を巡ります。
ところどころに入る専属バスガイドさんの解説も楽しいです(全行程20分ほど)。
栗代蔵で臨時停車するので途中下車も出来ますが、そちらから乗ることはできません。
乗車するにはスタンプラリーのチケットが必要で、奥貫蔵出発がお約束ですぞ!
あっ!ぱる
さんだ
ふぅ。今年も無事乗る事ができて良かった。楽しかったですね
ボンネットバスの昭和レトロな乗り心地を満喫した後はスタンプラリーに復帰します。
国道125号沿いにあり知らない人はいないと思われるこちら。
うまい、うますぎる! のCMでおなじみの老舗。
十万石ふくさや(行田本店店舗)
もともと呉服商の店舗として作られた店蔵で国登録有形文化財に指定されています。
昭和44年(1969年)にふくさやの店舗となり、長らく黒壁 の姿が印象的でした。
しかし2011年の震災被害を受けたため大改修 を行い、2012年2月に白壁に生まれ変わりました。
以前の黒壁を懐かしむ方も多いかと思いますが、もともとの姿は白壁だったそうです。
それを戦時中に目立たないように黒く塗り替えていたんだとか。
なので元の姿に戻した、と思えば納得できる…かな?(・ω・`)
リニューアルに合わせて解説板も新しく書き換えられました。以前のもの と比べてみると面白いですよ♪
また、新装開店当時の華やかなお披露目姿はこちら でご覧ください。
そしてこちらで15個目のスタンプをGET…と
店内に入ってスタンプ帳を提示するとサービスで十万石まんじゅう を一個いただけます。
毎年毎年スミマセンねぇ、ふくさやさん。ありがたく頂戴いたしますよ。
和・洋菓子ともに美味しいので全てお薦めですが、十万石まんじゅう携帯ストラップ は必携です。
しかも旧バージョン からリニューアルし、スマホピアス としても使用可能になりました。
自分用はもちろん、お土産として購入すると話題づくりにも最適です。ぜひ店内でお買い求めください。
…と、ちょっぴりふくさやさんに恩返しをしつつ、次のスタンプポイントを目指します。
そこは信号を渡ってすぐ右側にあります。
翠玉堂(すいぎょくどう)
この木造2階建ての商家は昭和4年に山田荒物店として建設されたもので、後に…
家具店→甘味どころ→喫茶店となり、現在はパン屋・翠玉堂
として営業中。
店頭にあったテーブルの上でスタンプをペタ
ようやく16個たまりました。時間が無いので入店せずに先を急ぎます。
あとひとつは…そのすぐお隣の建物です。入り口は裏側になります。
保泉蔵(ほずみぐら)
大谷石の店蔵の後ろには建設年代のことなる土蔵が2棟、そして再び石蔵が連なります。
足袋原料商として成功した保泉商店の店舗兼住宅で、東側(翠玉堂の裏側)にも蔵が並んでいます。
明治・大正・昭和の蔵それぞれは板でつながれて 連続しているような外観になっています。
表通りから裏通りまで蔵伝いに歩いてその長さを体感して頂きたいです。
蔵の内部にはコチラの裏口(?)から入るようになっています。
ふだんはシャッターが下りていて見学する事はできません。貴重な機会ですよ。
先ほど歩いた道と蔵を挟んで反対側の画がこちら。
上部に波板の屋根が付けられていて、長い廊下のようになっています。
途中、行田市の空中写真のパネルが数点展示されていました。
まだ産文もバスターミナルも無い時代の水城公園周辺が興味深かったです。
廊下の突き当たりにスタンプ台がありました。ようやく17個目のスタンプをGET
ふぅ。何とか今年もコンプリート出来ました~ ヽ(´ー`)ノ ヤター!!
そして保泉蔵を出て歩くこと約1分。
スタート地点のまちづくりミュージアムに戻ってまいりました。お疲れさまでした。
10時に出発して戻ってきたのが14時半過ぎ。さすがに疲れましたな~ (/ω\)
最終日は終了時刻が30分早いのでドキドキしましたが、今年もなんとかやり遂げましたね。
全てまわったご褒美に素敵な絵葉書を頂きました。
数ある中から選べるのですが今年は「再公開に感謝」ということで新町ほっとステーション
を選びました。
ブロ友さんの中には2日間をかけてじっくり・ゆっくりとスタンプラリーをまわったという方もいました。
なるほど、そういう楽しみ方もありますか。
そのほうがゆっくりと展示や買い物を楽しめそうですね (・ω・`)フムフム
しかし、古い蔵の残る町並みを親子連れや着物を着た方が蔵めぐりをしている姿、ほっこりしましたよ。
映画「のぼうの城 」や、忍城おもてなし甲冑隊 効果で盛り上がった行田市ですが、これをきっかけに今後もリピーターが増えて町がにぎわうと嬉しいなぁと思いました。
最近ではお洒落カフェ や美味しいパン屋 さんも増え、個々のお店目当てで行田市を訪れる方も多くなってきた様子。
映画公開など大きな話題は加熱するのも冷めるのも早いのが世の常です。
今後はお店の方はもちろん、市民皆さんがオール行田の精神で盛り上げていくと町も活性化しそうですね。
…などと思いながら歩き、建てられたばかりの石碑「下忍口跡」に到着。
詳しくはこちら
でご覧いただくとして、その流れで忍城址(行田市郷土博物館)まで歩きました。
そして先週の土曜日にオープンしたうどん大地 さんに寄ろうと思ったところ、ランチタイムがすでに終了、お隣のペコペコカフェ さんもNEWLAND MARKET に出店中でお休みでした。
今日は日和cafe さんも臨時休業だしなぁ…と歩いていると、派手な衣装の御一行を発見!
甲冑隊の丹波様と甲斐姫様、足軽やいちさんが忍書房の取材 を終えた帰りでした。
そして… このような流れ になった次第でございます。
結局、今回の蔵めぐりスタンプラリーを全て終えて現れた文字はというと…
うに街
私つな
たなみ
ちげ未こ
でよ来の
ふむ。これで甲斐姫様も心のもやもや
が晴れたことでござろうな (;・`ω・´)
以上で今年のぎょうだ蔵めぐりまちあるき2013 レポートは終了となります。
もし土日の2日間参加できる方は1日でまわろうとせず、2日間に分けてまわった方がそれぞれの蔵をゆっくりと楽しむことが出来るかと思います。
もちろん昨年のワタクシのように2日間参加して両日ともにコンプリート するというのもアリですけど。
今年はスタンプラリーの蔵以外にもまわったので、合計で4時間30分かかりました。
スタンプを集めるだけなら距離的にも1時間弱あれば終了しますが、それだけではもったいない。
ぜひ蔵を巡る道中の町並みや風景もお楽しみください。
ガイドブックに無い蔵を見つけたり、ご当地グルメを食べたり、お洒落カフェを発見したり。
そしてお店の方と会話をしながら行田の面白さを発見して頂ければ幸いです。
今回はスタンプラリー全ての蔵を紹介しましたが、これって初めて参加する方のワクワク感を奪ってしまうんじゃないかと、毎年微妙に悩みます。
これから参加を予定している方、新たな気持ちで毎年参加したいと思う方はぜひ…
当方のブログは見ない方が宜しいかと思います。
…って、今さら言われてもね ヘ(゚∀゚ヘ)
とにかくネタバレ注意のイモチャソブログ。
来年はスタンプ集めよりも展示内容を楽しむことにウェイトを置こうと思います。
また蔵めぐりとは別に、新町通りを使った妻沼手づくり市 のようなイベントがあってもいいなぁと思いました。
あれは裏道に入ってからのワクワク感がたまりませんでしたよ ( ´艸`)
そのためには今まで以上に商店会や市民の協力が欠かせませんけどね…。
今年で9回目となる蔵めぐりまちあるき(蔵めぐりスタンプラリー)。
毎年楽しみにしている方も増え、関係者の皆様も大変だと思いますが、今後も頑張って頂きたいです。
そして今回も素晴らしいイベントありがとうございました。たっぷりと楽しませて頂きました♪
というわけで、また来年もよろしくお願いしま~す ヽ(´ー`)ノ
まちづくりミュージアム
〒361-0073 埼玉県行田市行田5-15
【開館時間】 10:00~16:00
【定休日】 12/29~1/3、8/13~8/16
【入館料】 無料
048-552-1010 場所はこちら
【 蔵めぐりまちあるき2013 】
その1 >> その2 >> その3 >> その4 >> その5 >> その6 >> その7 >> その8
【 蔵めぐりまちあるき記事 】