ぎょうだ蔵めぐりまちあるき2013に参加してきました【その4】 | ときいもちゃんのつぶやき Vol.2

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生まれも育ちも讃岐の麺喰いです。関東に来て武蔵野うどんなるものを初体験。うどんを噛んで食べる習慣に衝撃を受けつつも、つけ汁の美味しさにハマりました。うまい!うますぎる♪ちなみに1冊目の日記帳(http://ameblo.jp/tokiimochan/)からの続きです (・ω・)/

さてさて。皆さんまだついて来てますか?

流れ解散可ですので、いつでもお好きな蔵で離脱してくださいね ( ´艸`)


というわけでぎょうだ蔵めぐりまちあるき2013 はまだまだ続きます

今回は【その3】 で紹介した忠次郎蔵から歩くこと約5分。こちら…


             ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-牧野本店(足袋とくらしの博物館)


牧野本店(足袋とくらしの博物館 蔵

大正13年(1924年)に建設された店蔵です。川越と違って行田市に残る店蔵は珍しいですね。

昭和初期に工場部分を2階建てに増築しており、現在は博物館として再活用されています。


ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-牧野本店(足袋とくらしの博物館)
ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-牧野本店(まきのほんてん)蔵めぐり街歩き2013


解説板では"明治~大正期の足袋蔵の土蔵三棟が残る―"とあります。


が!一番奥の蔵は2011年の震災以降、取り壊されて無くなってしまいました。

修復不可能なほどにダメージを受けたんでしょうか。かなり残念です。


                 ~2010(平成22)年5月4日 撮影~
             ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館


My足袋づくりも体験できる足袋工場(足袋とくらしの博物館 )の 入り口はこちら。

靴を脱いで上がるようになっています。

通常、入館料が大人200円・子供100円かかりますが、今日はスタンプ帳 に付いた無料券を使用。


    ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@埼玉県行田市 ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館


板張りの工場内には足袋作りに必要なミシンや機械がずらりと並んでいます。


どれも現役で動いていて手入れの良さを実感します。

足袋のパーツごとに専用のミシンがあるので見ていて飽きないですよ。


             ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店


この工場で最古参のアメリカ製ミシンは何と!1899年製です。

100年以上前のミシンがまだ現役とは素晴らしい。

メンテナンスをしながら大切に使われてきたんでしょうねぇ (^ω^ )♪


こちらの博物館、足袋作りの手順をデモンストレーションするだけでなく、実際に製品を作っています。

ベテランの職人さんが見事なミシン裁きで次々に縫い上げていました。

     ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店 ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店


2階にも上がる事ができるので遠慮なくどうぞ。

こちらでは行田の足袋製造の歴史や製品、資料などがずらりと展示されています。


じっくり見ていると丸一日はかかりそうな充実ぶりですよ。演出もお見事。

女工さんたちでにぎわったであろう休憩室 もあります。


ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店
ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店


そして今年もお約束の南野陽子伊藤麻衣子 さんも若いまま。

明治から続く牧野本店にあっては一番新しい(?)昭和の歴史遺産(!)でもありますな。

牧禎舎の工場にはのりピー もいるんだけど、みなさん気付いたかな?( ´艸`)
     ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-南野陽子と ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-手榴弾消火器


ま、それはともかく。


足袋製品やストラップなど可愛らしいお土産なども売っていたりします。

実用にするも良し、お友達にプレゼントするも良し。


ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店
ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-足袋とくらしの博物館@牧野本店


あ、そうそう。忘れるところだった。

工場の一番奥のところにスタンプ台が置いてありました。4個目をGETとぺた


建物を出て東側にまわると、そのお向かいさんが…


             ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-牧野本店(足袋とくらしの博物館)


行田のお洒落カフェこと、日和cafe(ひよりカフェ) bud*さんでございます。

こちら、歴史的建造物…ではありませんが、築40年の古民家を見事に活用している好例です。


             ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-日和cafe(ひよりかふぇ)


残念ながら本日は臨時休業ですね (・ω・`)

今後、行田を訪れて蔵めぐりをする機会があれば、ぜひ立ち寄って休憩してください。

ランチもスイーツも美味しいですよ。すっかりハマっている人がココにいます→ Σ(・ω・ノ)ノ!


        ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-日和カフェ ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-日和cafe5月の営業カレンダー


簡単に「お洒落カフェ」とか言いますけど、やはり古い建物を再利用するというのは大変なようです。

昨年も配水管の工事で臨時休業 したんですよ ヾ(・ω・`)

建築当時と現代とでは使用する水の量が圧倒的に違うので、配管等の不具合が出るみたい。


                ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-窓から見た日和cafe


我々素人は、使われていない蔵をカフェやギャラリーに改装すればお洒落に変身!と安易に考えがちですが、もともと倉庫として建設された足袋蔵は水周りの設備が考慮されていません。


そのため店舗として再生するには水道・ガス・電気など、新たに引き込む必要があります。

また、そこまでやると本来の「歴史遺産の保存」という目的から遠ざかってしまいますね。


      ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-田舎教師 ゆかりの料亭跡 ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-田山花袋「田舎教師」ゆかりの料亭跡碑


しかも2011年の大地震により被害を受けた蔵も多く、安全上の問題もあります。

それを補修・補強するとなると巨額の資金と時間がかかりますし。

(昨年、10ヶ月もの改修工事を行った十万石ふくさや のように)


ましてや個人所有の蔵や建物は資金面や後継者などいろいろな問題がありそうです。

田山花袋「田舎教師 」に出てくる料亭は現在コンビニに変わり、柳の湯も解体 されております。



       ~2010.5.4 撮影~            ~2013.5.19 現在~
ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-柳の湯(2010.5.4撮影) ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-柳の湯跡(2013.5.19撮影)


人間の作るものなので永久的な建造物なんて無いのは分かっているつもりですが…。

古いものと新しいものが共存できる町があると素敵だなぁとつくづく思います。


     ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-観光情報館 ぶらっと♪ぎょうだ@商工会 ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-巨大な成田家の家紋


ワタクシの地元、川越市 にも蔵があって観光の目玉にもなっています。

川越の店蔵 に対して行田の足袋蔵は派手さこそ無いものの、実用蔵としての美しさがあると感じます。


建てられた年代が違うとまるで意匠も違っていて素人目にも楽しいんですよね。

さすがに個人宅の蔵を写真に撮りまくるわけにはいかないので、毎回チラ見で楽しんでおります。


            ときいもちゃんのつぶやき Vol.2-木造3階建ての店舗兼住宅


さて。このあとまだまだ蔵めぐりは続きます。

それにしてもまだスタンプ4個しか集まっていないのはいかがなものか… (-ω-`)汗



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