ぎょうだ蔵めぐりまちあるき2013 の【その4】 からの続きです♪
何げに希少な木造3階建てのお店 を名残惜しそうに見ながら東に向かいます。
ややっ!(・ω・`)
山本食品 さんの店頭には蔵めぐり協賛店の看板が立っていますよ。
なるほど、これが目印ですな。
そう、イベントの協賛店でお買い物をするとお店ごとに特典があるんですよ。
山本さんでは漬物1袋プレゼントのようです (^ω^ )♪
道端にあった「ラブキャンドルナイト in さきたま」は行田青年会議所 が企画ですか。
しかしその名称… おじさんにはちと恥ずかしくて参加できそうに無いぞw
でも若者パワーっていいよね。
若い世代が地元の町おこしや活性化に取り組んでいる姿を見ると嬉しくなってきます。
行田の若人よ、ガンバレ!(・ω・)/
そして次なるポイントがこちら。大きな交差点の角にあります。
武蔵野銀行 (行田支店店舗)
昭和9年(1934年)に忍貯金銀行として建てられた鉄筋コンクリート造りの店舗です。
平成17年に国登録有形文化財に登録されました。
建設されて80年も経つのに現在も店舗として使用中ですよ。すごいですね。
内部を見学したい方は… ぜひとも通帳作ってみてください ( ´艸`)♪
あ。スタンプ台がありました。ようやく5個目をペタッと。
そのテーブルの前には新築落成記念の写真が展示されていました。
あ、そうそう。外壁は時田蔵(の母屋) と同じようなお洒落なスクラッチタイル貼りです。
昭和初期に流行っていたそうです。
後に増築されたATMコーナーも景観を損ねないよう、それに似せた意匠にしています。
こういう配慮(・∀・)イイ!! ですね。
さて。
武蔵野銀行の株も上がったところで信号を渡り新町(あらまち)アーケード街に入ります。
おぉ!ヽ(゚◇゚ )ノ
いつの間にやら美肌工房かのうや さんが再開してる!
以前の店舗を取り壊して新しく建て替えていたのですが、もう完成していたとは。
右側の画像を見ると分かりますが、間口に比べて奥行きがかな~り深いです。
間口税 の名残りでしょうか。ずっと昔は足袋商店と蔵が建っていたのかも知れませんね (・ω・`)
あ、そうそう。
新築といえばこちらも新しく建てられたオシャレな蔵…
ではなく個人のお宅です。それがなぜ今回蔵めぐりポイントになっているかというと…
裏庭にまわるとありました!ヽ(゚◇゚ )ノ
新町ほっとステーション
シンプルだけど立派な石蔵です。昭和前半くらいに建てられたのかな?
関係者のお話では建設年も名称も全く不明らしいです。
なるへそ、それでハイカラな名前が付けられているんですね。納得。
そんな蔵では「いしだふみこ展」が開催中。文鳥の木版画やグッズが並んでいました。
こちらの石蔵、2011年の蔵めぐりでも公開されていた のですが、2012年は未公開でした。
その上、駐車場として利用されていた部分が更地になって、まさか取り壊し!Σ(・ω・ノ)ノ!
…とドキドキしておりましたが、現在のオーナーさんが蔵ごと土地を購入したんだそうです。
調査のため掘り返された跡からは貴重な歴史遺産や土器片がゴロゴロ…
かと思いきや特に価値のあるものは出てこなかったそうです ヾ(-ω-`)
以前撮影した画像を見ても、確かに昭和っぽい匂いがしますね。
もうちょっと掘れば、大正・明治 >> 江戸 >>>>> 古墳時代の遺物が出てきたかも ( ´艸`)ププ
と思うのは素人考えでしょうか。分かる方には分かるようです。
そしてもう二度とこの蔵に入る事は出来なくなるのかなぁと思っていたところ、オーナーさんの粋な計らいで公開されたようです。良かった良かった。
でも、公開するとなると蔵には何も入れられない(蔵として使えない)って事なので、今後はどうなるのかな?
とりあえず蔵が無事残されただけでも嬉しいです。どうもありがとうございました (-人-)
そんな蔵前の通りでは軒先にお店が並んでいましたよ。
イチゴ狩りもできるベリーズファーム ハセガワ
さんと、イベント出店でおなじみLoca Cafe
さん。
そのにぎわう様はまさに、新町ほっとステーション!
おそらくこういう使い方も考慮して設計されたであろう、オーナーさんの心意気が素敵です。
郷土愛・行田愛ですなぁ~ (^ω^ )♪
6個目のスタンプを押して次に向かったのはこちら。徒歩15秒くらいです。
今津蔵(今津印刷所)
江戸時代後期に建てられ、行田市内で現存する最も古い店蔵です。
元禄年間に創業して忍藩の藩札も印刷、明治期には足袋の商標ラベルの印刷も手がけたそう。
地域密着型のお店ですな。
おばちゃんが疲れちゃったとのことで、今年内部公開 はありませんでした。
残念ではありますが、無理しないで欲しいです。
明治15年には県内初というドイツ製活版印刷機を導入するなど、先駆的な老舗印刷所です。
田山花袋(たやまかたい)の小説・田舎教師 にも「行田印刷所」として登場するほどです。
この小説、ご存知ですか?
ラストがアマデウス を思い出させてちょっぴり(´;ω;`)ブワッ とします。ちょっぴりヘコみます。
もちろんヨーロッパじゃなく行田が舞台なので情景もスケールも違いますけどね。
そのぶん、行田市民には感情移入できる場面もあるかと思います。
印刷所の横にも毎年出店があってにぎわいますが今日は休憩所のみ。
ちょっぴりションモリしつつ7個目のスタンプをペタリ
店蔵の後ろには道沿いに長い土蔵が連なっています。
この画像の手前側には駐車場を挟んで、(有)今津印刷所が現在も営業中です。
その斜め前にあるのがこちら。
新町自治会館(旧・忍町信用組合)
大正11年に銀行として建てられた木造建築の洋館です。現在は自治会が使用しているみたい。
2010年には2階も見学できたのですが、特に何も置かれていなかったです。
1階では毎年ものつくり大学 の学生が街づくりのパネル、模型の展示を行なっています。
もの大では「蔵めぐりまちあるき」を授業の一環として組み込んでいるので毎年、若い学生さんたちがワンサカ動員されて盛り上がります。
が!それは昨日でしたか (-ω-`)
今日はひっそり静かな午後の時間が流れていました。
会場担当の学生さんに8個目のスタンプを押していただきました
会館を出て前の道を更に東へ進みます。
お隣には可愛らしい花屋さんがあります。中村生花店
行田市内って、何気に花屋さん多くないですか?(´・ω・`)
あちこちで見かける気がしますよ。足袋の町には花の需要も多かったのかしら?
そのあたりの事情も調べてみると面白そうですね。
そしてその並びにあるのがこちら。
長井写真館(ながいしゃしんかん)
緑色をした木造2階建ての洋館です。大正時代に店舗兼住宅として建設されました。
当時は東側に水路があって、道路はそこで行き止まりになっていたそうです。
こちらにはスタンプは置かれていないので次に進みます。
その長井写真館の裏側(北側)にある土蔵がこちら。
秋山蔵(あきやまぐら)
解説板が掲げられていないので詳細は不明ですが、それもそのはず。
昨年から公開 が始まったばかりの蔵です。高砂屋・秋山治助商店さんの所有。
蔵の大きさは先ほどの「ほっとステーション」と同じくらいかな?
小さめの蔵なので、おそらく昔は同じような蔵が何棟も並んでいたと思われます。
手入れの行き届いたとても綺麗な蔵です。詳細を知りたいですねぇ。
内部では可愛らしい小物グッズや綺麗な端切れが販売されていましたよ。
女性の方がとても興味深そうに品定めをしていたのが印象的でした (^ω^ )♪
そしてこちらで9個目のスタンプをペタリ
ふう (-ω-`) ようやくスタンプが半分そろいましたね。
ワタクシ、毎年スタート直後にゼリーフライや蕎麦の罠にかかってゆっくりし過ぎるのが難点 (笑
そろそろ焦りつつ次の蔵へ向かいましょう。
また長井写真館の前の道に戻って東に歩きます.
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