さてさて。2013年のぎょうだ蔵めぐりまちあるき も佳境に入ってまいりました。
前記事【その5】 からの続きでございます!(・ω・)/
細い小道を抜けるとそこは行田郵便局前の通りです。
お隣にはカネマル酒店 があります。行田の地酒がそろってますよ。
その店舗の向かい側にあるのがこちらの石蔵。
小川源右衛門蔵(おがわげんえもんぐら)
昭和初期に小川源右衛門商店(後のカネマル酒店)によって建設された大谷石 の蔵で、現在も商品倉庫として使用されています。
内部に支柱を入れずに大きな屋根をかけられるという洋小屋組み
という構造になっているそうです。
支柱が無いとはいえ、それほど大型ではないのでバットレス の必要は無いようですね。
(…って、ホントはバットレス言いたいだけちゃうんかとw)
大谷石の蔵って、漆喰の土蔵とは違った魅力があってイイですよねぇ。
後で出てくる孝子蔵なんて、窓の引き戸も石なんですよ。萌えますなぁ ( ´艸`)
こちら、酒店なのでもちろんお酒も販売しておりますが…
それに関係する看板や販促用ノベルティグッズなどが展示(一部販売)されていました。
これぞまさに昭和レトロ。
サントリーミニバーセットのほか、缶入り味の素の詰め合わせや貴重なグラスもあったり。
昭和51年(1976年)製のグラスもすごいけど、36年前にロバートブラウン が2,300円だったというのも驚きです。
今でいうと4~5,000円くらいの感覚かな?(・ω・`)
どれも明治17年(1884年)創業のカネマル酒店からすると、つい最近のグッズという事でしょうか。
どれもオジサンには懐かしく、若者には新しいレトログッズの展示でした。楽しかったな~♪
のどが渇いたのでとりあえずラムネを買って一休み。
忍城おもてなし甲冑隊の甲斐姫さまが買っていた ので影響されてみました (^q^)♪
とりあえず10個目のスタンプを押して出発!
行田八幡神社 のすぐ手前を左折、二股に分かれる場所にありました。こちら…
イサミスクール工場(イサミコーポレーション)
大正6年(1917年)に建設された木造洋風の施設で、行田に現存する最古の大規模工場です。
足袋製造から被服製造に変わりましたが、現在もイサミコーポレーションの工場として使用されています。
スタンプ台があったので忘れないうちにと。ようやく11個たまりました♪
そのテーブルの上には昭和15年(1940年)の写真が展示されていました。
ご覧のとおり、現在もほとんど変わっていないですね。武蔵野銀行もビックリです。
また、ふだんは敷地内には入れませんが、この日に限って見学できるのも嬉しいところ。
毎年担当の方がいらして、さまざまな疑問・質問に答えていただけます。
そしてその丁寧で物腰の良い対応には毎年ほっこり。
先の小川源右衛門蔵で店番をしていたカネマル酒店の奥さん(?)もすごく丁寧でしたし、
こういう触れ合いも蔵めぐりの楽しいところですね (^ω^ )♪
木造のノコギリ屋根工場、事務所、足袋蔵、どれも建設年代が違っているのも見どころです。
窓にはめられているガラスも波打っていていい味出してましたよ。
そして、毎年お約束の場置プンポンリソガも押さえておきたいところです。
いつまで見ていても飽きない施設群ですが、他にも訪れたい場所があるので先を急ぎます。
とりあえず門を出て左手に折れます。この時点でスタンプラリーは一時脱線します (;・`ω・´)キリッ
道沿いに歩いていくと左側に見える白壁の土蔵は2011年の地震で外壁が剥落する被害を受けていたのですが…
ご覧のとおり、パネルで綺麗に補修されていました。この下側がどうなっているのか気になるところですね。
やっぱり漆喰を塗りなおして元通りに修復するのは大変でしたか。
お金もかかるし、今後のメンテナンスのことも考えると仕方の無いところでしょう。
古い建物を使い続けるっていうのは大変なことだなぁと、あらためて考えさせられました。
そんなスクール工場、南側から見た光景がこちらです。
ノコギリ屋根の形状がよく分かると思います。左手に見えているのが上記の土蔵です。
さて。その場所からさらに道を南下すると地元民にはお馴染みのこちらに到着。
田代医院(たしろいいん)
昭和レトロな外観が何ともいい味を出しています。現役の病院です。
庭の木々もちゃんと手入れされていてお見事ですね。
その斜め前にあるのがこちら。
イサミ足袋工場(イサミコーポレーション)
行田市に現存する最大のノコギリ屋根の木造洋風足袋工場です。
イサミ足袋 の商標で行田有数の大企業として地元に根付いております。
現在もイサミコーポレーションの足袋・学生服の製造工場として使用されています。
この工場、テレビ東京の空から日本を見てみよう という番組で取材されていましたねぇ。
えっ!知らないですって!Σ(・ω・ノ)ノ! くもじいとくもみが出るアレですよ。
放送は2010年11月25日で関東ローカル線スペシャル
の回です。
テレビ放送と全く同じかどうかは不明ですが、番組HP からDVDを購入できるので興味のある方はどうぞ。
空から日本を見てみよう(19) \2940-(楽天ブックス・送料無料)
ノコギリ屋根の工場の利点は北側に設けられた天窓からの採光だそうです。
大きな工場全体に柔らかい光がまわるように設計されているんですね。
なるほど。細かい作業をする縫製工場には最適な構造じゃないですか (-ω-`)フムフム
こちらのノコギリ屋根工場、詳しくは不明ですが昭和初期に建設されたそうです。
先ほどの工場
は大正6年(1917年)ということで、窓のデザインなどが違って見えますね
こんなに立派なノコギリ屋根工場なのに誰も見に来ていないのが残念です。
まあ、スタンプラリーの対象になっていないから当然と言えば当然か。
そしてその向かい側にあるのがこちらの石蔵。
公園の一角(?)に建っているんですけど、現在は使用されていないようです。
さて。この近辺には他にも古い倉庫や蔵がアチコチにあって興味が尽きません。
しかしスタンプラリーもまだ途中なのでそろそろ復帰したいと思います。
その道すがら目にしたこちらの蔵。
個人宅の蔵なので詳細は不明ですけど初めて見たとき から気になってます。
何だか他の蔵とは雰囲気が違うんですよね… (・ω・`)
さて。突き当たりの通りを右折、行田のメインストリート「新町アーケード街」を北上します。
途中おなじみ戸塚煎餅店
さん、昔ながらの町の洋食屋さんレストランミヨシ
も過ぎて…
しばらく歩くと左手に見えてくるのが… 以下続く ヘ(゚∀゚ヘ) !!
引っ張るねぇ~w
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