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ご訪問ありがとうございます。
(肌色じゃないから大丈夫だと思う、服は面倒なのだ)
その前の話 その1その2その3その4その5その6
その7その8 その9その10その11その12その13
その14
僕の世界は、貴方の世界だ・・・
少年の背中には、翼が生えている、そしてその翼を広げ、飛ぶんだ・・・
新しい世界が僕を受け止めようと手を広げている・・・
僕の魂(心)は宇宙(そら)へ・・・
レイノと尚が石をさがしている時間は、時間にして30分程度だ、短い時間の間に、あの世界で何が・・・
***
蒼と金の少女は、青年にこっそり問うのだ
「蓮さまは、お姉さまが好きなの?」
「どうしてそう思うの?」
「だって蓮さまがお姉さまを見つめている瞳は、お父様がお母様に向けるものと同じだもの」
「隠しているつもりだったけれどね」
「ライバルは多そうですわ」
「応援してくれないの?」
「どうしようかしら?私はお兄様が大好きよ、だから幸せになってね」
少女は蓮の頬にやさしい口づけを、
「俺もマリアちゃんが好きだよ、きっと君はお父さんとお母さんに逢えるから」
この世界に必要なのは、一つの光、キョーコ存在した時点で入れ替えの儀式は始まっていた。
「はじまる・・・、キョーコちゃんおいで」
キョーコとマリアは互いの掌を合わせる、繋いだ瞬間瞬く光が二人を覆う、互いの体が透けて、瞳と瞳が交わり、その瞳に宇宙が映し出される。
浮遊感を伴う感覚にキョーコは戸惑いを隠せない、二人の意識は、成層圏からさらに高く、真空の宇宙(そら)へ、・・・
結界が守りし石は、要の石だ、何の、神話の世界の前に、大陸が分かつ前に堕ちた人々の祈りのための、その石だけが、彼の惑星(ほし)へコンタクトできる・・・
バベルの塔は・・・
雷が落ち、祈りの塔は・・・、雷は誰が・・・
「マリアちゃん・・・」
「お姉さま・・・憧憬と哀切、・・・石の記憶は願い、だけど・・・」
「そうね、末である私たちには、必要ない・・・」
「私は元の世界へ帰るけど、お姉さまお願い」
「わかったわ・・・さようならマリアちゃん」
「さようなら・・・おねえさま」
光がひとつ、石を砕く・・・
マリアとキョーコが消え、蓮を目を閉じ、キョーコが降りてくるのをひたすら待つ、彼女は必ず戻ってくる、蓮は自分に何度も言い聞かす。
そして、キョーコが姿を現す
「お帰り、行こうか」
キョーコは蓮の手を繋ぎ、その場所を目指す、幾人ものイカロスを飲み込んだ世界へ
***
レイノは、教会の内部のステンドグラスに描かれている物語を追う。
きっと謎はここに隠されている、そして気づくのだ
「そうか、そういうことか・・・、尚いくぞ、石を置く場所はここじゃない」
「そこにキョーコがいるのか」
「恐らくな」
蓮は、何故知っていた?レイノは、蓮をとても薄気味悪く思うのだ。倖人、俺、蓮は、マリアに出会い、彼女がこの結界に閉じ込められ可哀想だと、解放したいと思っていた。
解放するためには、隠されている石が必要で・・・、それだけじゃないと何故知っていた?
レイノは尚と一緒に、蓮とキョーコがいるだろう場所に急ぐ、間に合ってくれと。
つづく その16へ
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「どうしてそう思うの?」
「だって蓮さまがお姉さまを見つめている瞳は、お父様がお母様に向けるものと同じだもの」
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「ライバルは多そうですわ」
「応援してくれないの?」
「どうしようかしら?私はお兄様が大好きよ、だから幸せになってね」
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「俺もマリアちゃんが好きだよ、きっと君はお父さんとお母さんに逢えるから」
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「はじまる・・・、キョーコちゃんおいで」
キョーコとマリアは互いの掌を合わせる、繋いだ瞬間瞬く光が二人を覆う、互いの体が透けて、瞳と瞳が交わり、その瞳に宇宙が映し出される。
浮遊感を伴う感覚にキョーコは戸惑いを隠せない、二人の意識は、成層圏からさらに高く、真空の宇宙(そら)へ、・・・
結界が守りし石は、要の石だ、何の、神話の世界の前に、大陸が分かつ前に堕ちた人々の祈りのための、その石だけが、彼の惑星(ほし)へコンタクトできる・・・
バベルの塔は・・・
雷が落ち、祈りの塔は・・・、雷は誰が・・・
「マリアちゃん・・・」
「お姉さま・・・憧憬と哀切、・・・石の記憶は願い、だけど・・・」
「そうね、末である私たちには、必要ない・・・」
「私は元の世界へ帰るけど、お姉さまお願い」
「わかったわ・・・さようならマリアちゃん」
「さようなら・・・おねえさま」
光がひとつ、石を砕く・・・
マリアとキョーコが消え、蓮を目を閉じ、キョーコが降りてくるのをひたすら待つ、彼女は必ず戻ってくる、蓮は自分に何度も言い聞かす。
そして、キョーコが姿を現す
「お帰り、行こうか」
キョーコは蓮の手を繋ぎ、その場所を目指す、幾人ものイカロスを飲み込んだ世界へ
***
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きっと謎はここに隠されている、そして気づくのだ
「そうか、そういうことか・・・、尚いくぞ、石を置く場所はここじゃない」
「そこにキョーコがいるのか」
「恐らくな」
蓮は、何故知っていた?レイノは、蓮をとても薄気味悪く思うのだ。倖人、俺、蓮は、マリアに出会い、彼女がこの結界に閉じ込められ可哀想だと、解放したいと思っていた。
解放するためには、隠されている石が必要で・・・、それだけじゃないと何故知っていた?
レイノは尚と一緒に、蓮とキョーコがいるだろう場所に急ぐ、間に合ってくれと。
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