国連のことを中立公正な組織だと勘違いしている日本人は、いまだに少なくないと思います。英語では”United Nations”ですから、“国連”というのは誤訳で“連合国”というのが正しい言い方で、それに騙されてしまう人もいるのでしょう。

 

そんな国連ですが、米国、英国、フランス、ロシア(旧ソ連)、中国が発足の中心となっていました。これらの国がやっていたことを見れば、国連という組織がどのような機関なのかというのが浮かび上がってくると思います。これらの国がやったことの一部を以下に書いていますが、これを読めば国連というのは悪の枢軸国が集まってできた組織のような気がします。

 

 

米国

欧州から渡って来た白人が侵略して、現在の米国ができました。その過程で、先住民を大量に虐殺して、アフリカ大陸から多くの黒人を拉致して奴隷として非人道的な扱いをしました。

 

大東亜戦争では、2発の原爆で20万人以上を一瞬のうちに虐殺しました。また、全国の都市部への無差別爆撃により多くの一般市民を虐殺するなど、数々の戦争犯罪をしていました。

 

また、米西戦争(米国とスペインの戦争)で、当時スペインの植民地だったフィリピンに対して、戦争に勝ったらフィリピンを独立させると約束していましが、戦争に勝った後にそれを反故にしました。米国の植民地化にフィリピンが反発すると、数10万人(一説には60万人と言われています)を虐殺して、抵抗を鎮圧しました。

 

 

英国

世界中に植民地を保有し、苛烈な植民地支配によって富を収奪していました。東南アジアでは強制栽培制度を採用し、低賃金で植民地の住民に栽培させ、その賃金の大部分も税金として自国に吸い上げていました。農産物は欧州向けの輸出品を栽培させたため、現地で必要な米などの農産物が不足していました。

 

清に麻薬(アヘン)を売り付けて大量のアヘン中毒者を生み出しました。当時の英国には、清が欲しがるような輸出品がなく、輸入超過になって多くの銀が流出していましたが(詳しくは「ヨーロッパは麻薬で貿易不均衡を解消した」 参照)、アヘン貿易によってボロ儲けして、貿易不均衡を解消しました。

 

また、英国が植民地だったところでは分断統治を行い、意図的に民族間の対立構造を作っていました(詳しくは「欧米の姑息な統治手法」 参照)。この対立構造は植民地が独立してからも残り、現在でも民族紛争が続いている地域が少なくありません。

 

 

フランス

大東亜戦争の頃、英国と並んでフランスも多くの植民地を持っていました。植民地の現地住民が独立を求める運動をすると、フランスは武力で弾圧をして、各地で虐殺を行っていました。また、中東やアフリカなどの民族紛争は、ほとんどが英国とフランスが蒔いた種が原因といってもいいくらいです。

 

仏印(現在のベトナム、ラオス、カンボジア)では、10歳以上の住民に人頭税を科し、税金が払えないと政治犯として監獄に収容しました。ベトナムでは裁判をすることなく容疑者をギロチンにかけていました。

 

フランスはナチスと同様に、ユダヤ人を収容所送りにしていました。パリ郊外のドランシー収容所に収容されたユダヤ人の大半は、その後にアウシュビッツなどの強制収容所に送られ、極僅かな人しか生還できませんでした。ユダヤ人身分法を制定し、フランスの市民権を持つユダヤ人を公職から追放するなど、ユダヤ人の就業を制限していました。

 

 

ソ連

ソ連といえば戦争犯罪を数多くしたことで有名で、東ヨ-ロッパや満州などで捕虜の簡略処刑と集団処刑、民間人の虐殺などを行っていました。

 

ソ連兵は多くの強姦や残虐行為をしており、占領地での暴行と強奪は日常的に行われていました。大東亜戦争で日本が降伏した後、満州や朝鮮から日本本土に引き上げようとする日本人に対して、言語に絶する暴行・略奪・殺戮を行っていました。

 

第二次大戦中のポーランドでも、ソ連兵はポーランド人に対する略奪や強姦などを度々行っていました。バルト諸国やフィンランドも、ソ連に侵攻されて多くの人が殺害されました。一方で、ソ連に最も殺害されたのは、粛清などによって殺された自国民だったと言われています。

 

 

中国

大東亜戦争当時、中国人に対して略奪や殺害を最もしていたのが国民党軍と中国共産党軍でした。両軍には兵站というものがほとんどなかったので、必要な物資や食糧は一般住民から略奪し、女性を見つけては強姦をして、抵抗する人は次々と殺していました。

 

国連創設時の中国代表は国民党でしたが、共産党の内戦に敗れて台湾に逃れると、二・二八事件など白色テロで多くの台湾人を虐殺しました。国民党に代わって中国を支配した共産党は、文化大革命などで自国民を数千万人殺していますので、中国人を最も殺害したのは共産党ということになります。

 

中国と言えば民族虐殺と周辺国への武力侵攻で、チベットや東トルキスタンなどを武力で手に入れてからは、現地の民族を次々と死に至らしめています(詳しくは「中国共産党はアジアのナチス」 参照)。現在でも、これらの地域での弾圧は続いており、犠牲者が後を絶ちません。


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