先週、フランスのパリで同時多発テロがあり、死者は120人以上、負傷者は350人を超えて、大きな被害が出ています。

 

このテロ事件は、ISISによるものだと報じられています。欧米と日本とではアラブ社会との歴史的背景などが異なるため、日本は欧米に比べてテロの標的になる可能性は低いのですが、ISISは日本に対してもテロの可能性を示唆していますので、対岸の火事とも言えません。

 

では、日本がテロの標的にならないようにするためには、どうすればよいのかを少し考えてみましょう。

 

日本国内には、テロを起こす組織に敵対するようなことをしなければいいと主張する人がいます。しかし、ISISのような組織がやっていることに反対することは国際社会では当然のことですし、反対しないと言うことはISISのようなテロ組織がやっていることを容認してしまうことになります。

 

また、テロリストの脅しに屈してしまうことというのは、テロリストにとって非常に都合が良いことです。暴力で脅せば自分達の言うことを聞くというようにテロリストは考えますので、新たな脅しを掛けてくることが予想されます。

 


そもそもテロというのは、政治目的を実現させるために起こします。そして、テロは事前に計画して非戦闘員を標的にするもので、一般の人に恐怖や不安を抱かせて、政治的目的を達成するために行います。

 

テロをする側というのは、政治的目的が達成できるかどうかによって標的を選びます。ただし、テロによって一定の効果があることと、実行がしやすいかどうかということも考えてテロを計画します。したがって、日本ではテロがやりにくい状況を作ることが重要になります。

 

フランスのテロ事件を反面教師にして、日本でテロがやりにくい状況にするにはどうすればいいかを考えてみます。

 
日本のマスコミは、テロの実行犯について「フランス人」や「ベルギー在住」などと伝えて名前を出来るだけ報じないようにしていますが、彼らの名前を聞けばすぐにアラブ系だというのが分かります。


フランスではアラブ系の移民が多くいるため、イスラム系のテロリストが目立たないような環境がありました。更に、移民が集中して居住している地域もあり、テロリストが潜伏するところも多くあります。

 

また、シリアから大量に流れてきた偽装難民の中に、ISISのテロリストも紛れて入り込んでいました。したがって、シリアからの移民を出来る限り受け入れないことも大切なことです。

 

そして、隣国のベルギーに在住していたテロリストが、テロを行うためにフランスに渡ってきていました。ベルギーもフランスもEU加盟国なので、簡単に国境を超えることができます。

 

これらのことから分かることは、外国からの移民を一定以下に制限して、外国人がある程度目立つような状況を保つことで、外国人のテロリストが潜伏しにくくすることです。

 

更に、外国から訪日する条件を緩めないようにして、どのような人物でも簡単に日本が来れる環境を作らないことも必要です。日本を敵視しているような国に対しては、特に条件を厳しくすることは言うまでもありません。

 

 

フランスでは個人の自由を優先させる傾向があり、市民を監視するようなことはできるだけしないような方針を取っていました。そのことが結果として、テロに繋がるような監視が十分ではなかったとも言われています。

 

日本でも以前は国内でテロ事件が頻発している時期がありました。戦後、警察力がまだ弱かった頃、在日朝鮮人や共産党などによるテロ事件が日本各地で発生していました。

 

反日的な思想を持ち、かつてテロに加担した組織や犯罪を多くしている人に対しては監視の目を強くする必要があるでしょう。

 

やはりテロを未然に防ぐには、このようにテロが容易に行えないような状況を作り、日本でテロを成功させるのは難しいとテロリストに思わせることが非常に重要になるのではないでしょうか。


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