よく日本の戦後処理が不十分だったと主張する人がいます。本当に日本の戦後処理は不十分だったのでしょうか?

 

実際に、日本がどの国に賠償金を支払ったのかを見ていけば、日本がどのような償いをしたのかが分かります。

 

2次世界大戦 日本の戦後賠償
第2次世界大戦 日本の戦後賠償


これ以外にも、日本政府が海外に保有していた預金、鉄道、工場、建築物、日本人個人の預金や住宅など、日本の在外資産は全て没収されました。

 

その他にも、占領時代の進駐軍の経費負担や、アメリカからの食糧援助等に対しては利子付で全て返還させられています。アメリカの食糧援助等については、一般には善意の援助と認識されていますが、実際にはそんなことはなく、戦後処理支出の中でも最高額となっています。中国には、ODAという名目で、円借款、無償資金協力、技術協力として3兆円以上の金額が使われています。

 

敗戦後で、日本は抵抗できない状態でしたので、多くの国にいいように毟り取られた状態でした。基本的には、戦争を行った国に対して賠償金は支払うものです。しかし、当時日本の一部であり、日本として戦った韓国に賠償金を払っており、同盟国だったイタリアにも賠償金を支払っています。スイス、ギリシャ、アルゼンチンとは、戦争をしていたのでしょうか。スイスは永世中立国なので、他国が戦争状態にあるときは中立を守る義務があるはずです。これらの国は、脅せば金を取れると考え、日本に要求をしたのです。こういうところで、国民性というものが出るのではないでしょうか。