1387話：神仙思想では不老不死を。
昨日は危うくオーバーブッキングになりそうな
タイトなスケジュールで夜の時間を乗りきりました。
急患さんを診てあげたい、というのはこの仕事をしていれば
皆さん同じ思いでしょう。
しかし、昨日は綱渡りだったなあ。
たまたま空いていた枠のぎりぎりのところでの電話予約で
受けるか受けないか悩みましたが、お引き受けしました。
すでにご予約済の患者様にも、
急患応需した患者様にも喜んでいただけてホッと。
＿＿＿＿＿＿＿＿
さて、宮川先生の講義レポとなっているこのところの
「鍼灸マッサージ師の死生観」についてですが、
歴史を俯瞰する意義は大いにあるなあと感じるところです。
先に進めていきましょう。
神仙思想・・
これは山岳思想に房中術が加わってできた思想なのだそうです。
わからん（苦笑）。
で、宮川先生の資料と共にwikiって調べています。
山岳思想と言えば高野山や空海の名前が出てきますが、
中国のそれはもっと昔のもののようで、道教の前の思想。
その中でもその思想に深く関わる者達、すなわち修行者は
死の恐怖を乗り越えるような荒行も含めて不老不死を追求する人たち。
あくまでも仏教の修験道以前の話として理解しないといけないなあ。
修業の手法はいろいろあって、つらいことも耐え抜く道だったのですが、
そこに養生、房中術が加わったものが神仙思想というのだそうです。
仙境というところ（蓬莱山や崑崙山）に
不老不死の仙人がいると信じたところから思想がはじまっているようです。
そして彼の地に扶桑樹があって命の再生を繰り返している・・・
そこに行けばいいのですが、道順はないの。
だから頑張ってそこに近づけるようにしたい・・・。
それが修行につながっていきます。
そこで得られた知識が養生法、房中術に発展したというわけ。
東洋医学の根底に流れる「手法」の発展に多大な寄与をしている、
というわけです。
あちらの世界へのあこがれがなければ
今の生き様の中に「ある術」を守って長寿を得るという道は
生まれなかったといって過言ではありません。
で、
それを行わない人たち・・・「俗界」の人間には「死」があるのだと。
ですから「俗界」「仙界」「死」という選択肢となっているよう。
うえ～、私などは「仙界」行きの修行など考えられないので
「死」に向かっているのですね（苦笑）。
じゃあ、俗界にいる我々がせめて長寿を手に入れるために
なにかすると考えたとき、最も身近だったものはなによ、となると
それが「食養生」であった、というわけ。
宮川先生の語りに誘われ、調べてみるとこんなに面白い世界が。
こういうこともしっておいて損はないなあ、と思います。
明日、道教のお話について簡単に触れようと思います。
日々勉強。
ヒポクラテスのことば・・・。
人生は短く、術のみちは長い。
機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、
判断は難しい。
ヒポクラテス全集より。
拙著電子書籍のお知らせ。
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織田先生の統合医療講習会は以下の内容で進行中です。
お申し込みは↓↓↓
（一社）統合医療支援センター
第１回 統合医療の理念
6月28日（金）19:30～ 終了
第２回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき１
～慢性疾患の病状管理 in 治療院～
7月12日（金）19:30～ 終了
第3回 関節痛の鑑別
～リウマチ患者を医師に紹介するとき～
7月26日（金）19:30～ 終了
第４回 精神科領域の方が来院したとき
～注意すべき大切なこと～
8月9日（金）19:30～ 終了
第５回 がん患者と鍼灸
～医師が鍼灸師に期待すること～
9月13日（金）19:30～ 終了
第６回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき２
～家庭医との連携に必要な知識～
10月11日（金）19:30～ 終了
第７回 腹部症状の鑑別
～鍼灸で診れる病態、診れない病態～
11月8日（金）19:30～
第８回 しびれの鑑別
～簡単な神経診察法 in 治療院～
12月13日（金）19:30～
第９回 胸部症状の鑑別
～聴診器をつかってみよう～
1月10日（金）19:30～
第10回 産婦人科と鍼灸
～婦人科鍼灸と西洋医学～
2月14日（金）19:30～
第11回 患者が治療院で倒れたとき
～治療者なら知っておくべき一次救命処置～
3月14日（金）19:30～
第12回 医療情報の取り扱い方
～理解できるEBMの実践法～
3月28日（金）19:30～
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
医師の目線の統合医療の講演とは異なり、
戦略的に「鍼灸マッサージ師が」どうすべきか、をレクチャー。
席に余裕がないので、急いでお申し込みして下さいね。
※昨日、織田先生の計らいで
学割が設定されました。
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お早めに～。
今日で２１７日連続更新中。
通算1387エントリ。
酒；昨日は焼酎に。
腹筋；腹筋、娘を重りに。
スクワット：代わりに娘達を用いたエクササイズ。
娘達は順手の大車輪から私の方に肩車着地ができる様になりました。
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