1386話:道家にある死生観? | 院長の徒然なるままに。

1386話:道家にある死生観?

昨日は休診日。
経理、講義準備、執筆と盛りだくさんの楽しい日でした。

おかげさまで執筆原稿はコンテンツ部分の脱稿となり、
後は推敲して修正、加筆する作業、
そしてレイアウトなどの微調整など行えば
出版にこぎつけることができます。

目次部分だけですが、FBにアップしましたところ
40名を越える方々からの「いいね」を頂戴し、ありがたく思っています。

まあ、だから売れるとは言い切れないのですが(苦笑)。

こちらは印刷と電子書籍の併売でいこうかと考えています。
iPadで見ながら練習するシステムは最も効率的で、

ページごとの部分拡大、縮小、スワイプによる簡単なページめくり、
汚れの心配が減るなどメリットだらけ。
さらに、最も大きいのが資源の節約だろうなと。
あと、著作権保護の観点からもいいなと思います。

まだこういう世界に足を踏み込んだことがない方々にも
是非、と思います。

アメリカ、シンガポール、マレーシア、英国などの
小学校教育ではすでにiPad,Macbook Airなどを用いた教育がなされています。

紙のテキストの時代はだんだんと終焉が近づいている・・・。
そんな気がします。

_______________
さて、宮川先生の講演部分を読み進めていて
本当にためになります。

毎朝定時に読み進める作業をしていますが、
より先に進みたい衝動を抑えながら
エントリ書いている次第です。

昨日儒家思想にある「孝」という概念に
死生観が培われてきた、という話で終わりました。

今回は道家思想、そして神仙思想についての
先生のコメントを読み進めましょう。

道家・・・

恥ずかしながら全然わからんわ。
タオですよね?老子、そういうことは聞きかじってはいましたが、
恥ずかしいぐらい何も知らん院長・・。

老子、荘子によって練り上げられた思想。
その中の死生観とはいかに?

宮川先生はいいます

「天使万物の根源を道として、万物は道から生まれて道に帰る
という思想です。なので、人も、道から生まれて、死ぬと道に帰る、
と考えました。死ぬのではない、母なる道にかえるのだ、と。
さらに、生と死は一気の集散にすぎない、ただ母なる道に帰るに過ぎない
と考えました。なので、生を尊び、生を憎むということはありません。
さっぱりしたものです。
生といい、死といい、道と同じように自然に営まれているのであるから
人知、人為の及ぶところではないといいます。
人だけが生死の区別を持っているとすれば、それは人知であり、
万物には生死の区別はないのだから、同じように区別してはならない。
ただ、与えられた生命を精一杯生きる事が重要なのだと説いています。」



うわ~。よくまとまっているな。

故に死生観という考え方すら「道」から外れているのではないか?
いや、生老病死すら何か理想の物事から逸脱したものだと
捉えるのではなく、その全てが母なる道なのだと。

そういう理解でよいのでしょうか?
(ブログ主の愚かさを笑って下さい・・・)

まあ、今の私の様に
何らかの生きる目的のようなタスクを持っていると
死など考えないわけですから、そういう意味では道に沿っている。

死を意識した生があるとすれば、それは区別となる、
ということなのでしょうね。

こういった事柄をターミナルの現場で
患者様に語り聞かせることができるだろうか?

この仕事をしていてとても重要だなと思うのは

施術者のパーソナリティーが
施術の時間で重要な役割をしている、ということ。

患者様が対峙している死への恐怖やいろいろに対して
まったく以て死生観にかかわるお話ができないような不勉強さだと
自らの「死に向かう時間」をこの施術者に
ゆだねようとは思えないかもしれない。

僕らがこういった死生観への知識理解を深めるということが
いかに大切か。

例えば保険の在宅施術を行っている方の多くは若い先生方だと思いますが、
そういった先生方が、患者様宅で過ごす数十分(いや十数分)で
もしもターミナルケアにふさわしい立ち居振る舞いをできるか?

こういった点は重要だなあと思います。

在宅マッサージ、介護事業の経営者の方々には
死生観をテーマにしたカンファレンス等を定期的に開き、
施術技術の外側を強化する事も必要なのではないかと考えました。

多くは我々よりも社会経験が豊富な、
そして「私達には『わかりっこない』死への道を生きている」
終末期の患者様との時間を過ごすにふさわしい
ホスピタリティーを提供できるか。

宮川先生を講師に、あるいは丹澤先生のご講義などを
開くといいのだろうなと思いました。

会社主催で一般公開講座にしてもいいのだろうなと。

________
大きく道がそれるのがこのブログの良さでもありだめさでもありますが(苦笑)。

ま、しょうがないか。

また明日、神仙思想について宮川先生のお話から逸脱しようと思います(爆)。


ヒポクラテスのことば・・・。


人生は短く、術のみちは長い。
機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、
判断は難しい。

ヒポクラテス全集より。


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    ~家庭医との連携に必要な知識~
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