1368話:「家庭医」と鍼灸マッサージ師。 | 院長の徒然なるままに。

1368話:「家庭医」と鍼灸マッサージ師。

昨日は治療院を早じまいして

織田聡先生の主宰する
統合医療支援センターの台6回セミナーの参加してきました。


今回は織田先生からの統合医療の概略についてお話しいただき、
その後、

守屋章成先生のご講義。


いやこれがまたインタラクティブ。


実際、いただいたお題で講師が時間いっぱいお話しする講義だと
聴講者は質疑応答が待ち遠しくなっちゃうのですが、

このレクは長い時間を双方向性を持ったディスカッションにして下さって
実に満足いくものでした。

ってか、いつまでもお話ししたかったのですが、
先生も翌日の講義があるため、夜の新幹線でのご帰宅の途に。

またお目にかかりたいと思いました。


さて、先生は
東京慈恵医科大学大学院博士課程・臨床疫学研究室のご所属。

そして
東京と愛知の二拠点で「家庭医」をしていらっしゃいます。

ですから、講義のテーマも

「家庭医」とはなんぞや、というところから。

もともと英国では「家庭医(GP)」というシステムは1949年に
国策として7割の医師が家庭医としての機能を果たすことを目標に
はじめられたのだそう。

日本ではその専門性を持った医師はまだ100名程度といわれているそうです。

トップランナーであられる・・・。

私は鍼灸マッサージの免許の他に
母校からの奨学金で
英国ITECアロマセラピスト認定を取らせていただいたのですが、

その学びの中で調べて、GPという制度自体は知っていました。
(それらを知った頃は鍼灸マッサージ師になっていましたが)

プライマリーケア、セカンダリーケア、ターシャリーケアへと進む専門性の段階で
最も幅広く、プライマリーケアと、もしかするとその手前にある
ヘルスケアに関しても我々のテリトリーであるなあと感じてた。

ですからこの度の講義で

実際の家庭医の先生のスタンスを知ることはとても楽しみでした。


とくに後半のディスカッションの部分で、
思っていることを話すことができた、と嬉しかったのですが、

未だ日本での家庭医、そして鍼灸マッサージへの造詣が深い医師が
まだまだそんなに多くはないのだということもわかってきました。

いかにして、この状態を脱するか?


つまるところ、鍼灸マッサージの業友たちの
医師達とのコミュニケーションを推進して、
我々の仕事が地域住民にもたらす「もの」を
知っていただき、それを全体像としての日本の医療の端っこでもいいから
組み込んでいただけるようにしなければならない、

深くそんな事を感じました。

守屋先生は
日本プライマリ・ケア連合学会にも所属され、
震災の被災地支援などでも活躍されたのだそう。

この学会へ入りたい,という想いがふつふつと・・・。


守屋先生は入会基準について事務局に問いあわせて下さったとのこと。

本当にありがたい。

また少しばかり広がったような気がします。

帰って、妻ともその話で盛り上がっちゃいました。

妻は北海道の僻地医療に携わっていた医師からのすすめで
鍼灸マッサージの勉強をしようとこちらに出てきた人なので
守屋先生の行っている家庭医の仕事への関心も深いようです。

また先生の講義を聴きたいものです。
先生ありがとうございました。


さて、その後の懇親会も熱いトークで盛り上がり。
興奮しての帰宅と相成りました。

さ、今日も頑張ろう。




ヒポクラテスのことば・・・。


人生は短く、術のみちは長い。
機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、
判断は難しい。

ヒポクラテス全集より。


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織田先生の統合医療講習会は以下の内容で進行中です。



お申し込みは↓↓↓

(一社)統合医療支援センター


第1回 統合医療の理念
    6月28日(金)19:30~
  終了
第2回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき1
    ~慢性疾患の病状管理 in 治療院~
    7月12日(金)19:30~  終了
第3回 関節痛の鑑別
    ~リウマチ患者を医師に紹介するとき~
    7月26日(金)19:30~  終了

第4回 精神科領域の方が来院したとき
    ~注意すべき大切なこと~
    8月9日(金)19:30~   終了
第5回 がん患者と鍼灸
    ~医師が鍼灸師に期待すること~
    9月13日(金)19:30~  終了
第6回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき2
    ~家庭医との連携に必要な知識~
    10月11日(金)19:30~ 終了

第7回 産婦人科と鍼灸
    ~婦人科鍼灸と西洋医学~
    11月8日(金)19:30~

第8回 しびれの鑑別
    ~簡単な神経診察法 in 治療院~
    12月13日(金)19:30~

第9回 胸部症状の鑑別
    ~聴診器をつかってみよう~
    1月10日(金)19:30~

第10回 腹部症状の鑑別
    ~鍼灸で診れる病態、診れない病態~
    2月14日(金)19:30~

第11回 患者が治療院で倒れたとき
    ~治療者なら知っておくべき一次救命処置~
    3月14日(金)19:30~

第12回 医療情報の取り扱い方
    ~理解できるEBMの実践法~
    3月28日(金)19:30~


_____________________
医師の目線の統合医療の講演とは異なり、
戦略的に「鍼灸マッサージ師が」どうすべきか、をレクチャー。


席に余裕がないので、急いでお申し込みして下さいね。
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腹筋;復活しました。
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