積み木のワークショップといえば大林 一哉 さん（前篇）

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東光寺さんの守山野外美術展ＨＡＩＺＡＩ★ARTで

写真の『積み木のワークショップ』をされているのは、

大林一哉（おおばやし　かずや）さんです。

この方がされている積み木と言いますのは、

製材所や建築現場などで出てます、木の端材

（はざい＝切れ端）を使って作られているというのが

住宅の建築の仕事を私はしていますので、大変

興味をもったところなのです。

それは、子どもたちが大変楽しく積木作りにとりくんで

いる姿があったからなんです。

子ども達って、木が好きなんだなあ・・・そう感じました

やはり取り組み方なのでしょうね、

特に、絵を描かせると一人一人が色んな絵をドンドン

書くんですね、「ものおじ」なんて言葉がありません

「私にも書かせて」とか「書きたい」という感じなのです

そこで大林一哉さんのお仕事をお聞きしますと、なんと

武蔵野美術大学大学院造形研究科美術コースを修了

で今は大津の養護学校の先生をされているんです。

積み木を使った作品作りに取り掛かられた事をお聞き

しますと

「障害ある者も障害のない健常者も、共に楽しめないか」

というコンセプトがあるんですね

そこには養護学校の先生で知的障害者の授産施設での

活動で「心のバリアフリーが必要」と感じられて障害者も

健常者も『おもしろい』と感じて一緒に遊べる空間を

「アートで作りたかった」というのが素晴らしいですね。

大学を出た、大人が、積み木なんて・・・という方が

おられるかも知れません、しかしそこを一歩掘り下げて

大学院を出た方が、どうしてワザワザ積み木をするのか

という観点でアーティストさん達と接しますと、彼らから

とても深い造詣をうかがう事が出来るのです。

その一つがワークショップという事なのです

建築をやっている関係で、どうしてもワークショップと

言いますと、私どもでは仕事の作業服なんかを扱って

いるお店の事と思ってしまいます。

実はこちらのワークショップの方が日本の造語なんです

大林さん達がされているワークショップというのが本来

アメリカで生まれた言葉なんですね。（勉強になります）

これは住民参加のまちづくりの手法としてや環境教育や

社内研修のプログラムとして「ワークショップ」というのが

現在色んな場所で利用され広がりを見せているそうです

大林一哉さんは以前に商店街の人と一緒に作業をすると

話だけではわからない相手の興味や考え方も自然と分り

理解し合える様になった体験があり「お互いを理解する

ためには、何か一緒に作業することが大事だと感じた」

そうです、そこで、障害者の方々の実情としてどうしても

社会に出ないで、家族だけで過ごしがちになるのですね

つまりどうしても孤立という状態になり易いわけです。

そこでこの実情を何とかできないモノかと難しい問題に

対し障害者も、「街で健常者と一緒にアートに取り組めば

家族以外の人とふれ合うきっかけになるのでは」と

思われたと共に、それは健常者にとっても、障害者の

思いを理解する機会になると考えられたのですね。

ですから、中々意味の深い教育的内容の積み木なのです

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積み木のワークショップといえば大林 一哉 さん（後篇）

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