日本の祭ってなんや⁉
「年間約5,300億円」この数字は日本国内のお祭りが生み出す経済効果で、日本経済新聞社『データで読む地域再生』に出ています。
お祭りは有難いもので、不景気な時には地域に元気をもたらしてくれますし、景気が良い時には更に元気と活気をもたらしてくれます。
近江八幡の3月は左義長祭り
4月は八幡祭り(松明祭り・太鼓祭り)
近江八幡も毎年のごとく、左義長に続いて八幡祭礼と祭りが続きますが、どうして日本では祭りが大事なんだとされているのでしょうか、
コロナが一息し外人観光客も増えてきますから外人から「日本ではどうして祭りが大事なんだ」と
祭りが行われる理由を素朴に質問してくるかもしれません。
こんな時を先人たちは思っていたのか、わかりませんが、
日本での祭りの意義を書いた書物が実在しています。
それは日本書記と言われるものですが、
(日本書記は図書館に行けば現代語訳で見る事ができます。)
天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅(しんちょく)と言われるものです。
要するに、御祭りをしているかぎり、世の中は続きますよ、と言う世界観が言われています。
なぜ世界観という言葉を使うのかと申しますと、
キリスト教には終末論がありますが日本に終末論はないからです。
この様な世界観の違いを知っておく時代に来ているのではないでしょうか。
毎日のニュースでは人種や宗教の違いで殺し合いをしている現状が流されています。
世界から見れば日本はローカルな国なのですが、神社の参拝に人種や宗教の違いを問われる事はありませんね。
つまり日本の神社のお祭りには
「人種や宗教の違いを超えてお祝いできるワールドな価値観が太古より存在している!」という事をアピールする時代ですよ、という事なのです。
これは私供の当たり前の中に今の世界が必要とする価値が存在しているという事です。
ただ日本の祭りも資金難や少子高齢化の進行により人手不足で存続が危ぶまれている現状があります。
しかしどんな時代でも大変な事は起こります。
しかし我々の先祖はそこを次々と乗り越えて来られたわけです。
その時その時に起こってくる問題というのは解決する為に起こってくるわけです。
やはり、日本の祭りにある、世界的な意義を見出して
「続けてやるんだ~」と
前向きな意思で頑張って行ったら
必ず神さんは道を開い下さるのだ
と私は申し上げたいわけなのです。
(近江八幡・左義長祭りでの賑わい)
(近江八幡・八幡祭り・太鼓祭り)