古い家を持って困っておられる個人や自治体が抱える問題点！
五個荘竜田町の作業所になってますが、この梁の
勇壮な組みは素晴らしいですね、しかも普通は下から
しか見られないのですが、ここは２階から見られる
そんな構造になっています。
しかし、この素晴らしい民家として作られたモノが
実は自治会の負担であり、取り壊しも検討されていた
という事をお知りになったら、この様な事実を貴方なら
どの様に思われるでしょうか
立派で由緒があって大きい古民家は、歴史的文化的
不動産的な価値があるにもかかわらず、結局のところ
どうしたらいいのか？という事で、使い方が分からず
放置されたり、ただある・・・という状態におかれたり
しています、これは近江八幡市でも同じです。
本当にモッタイナイという状態なのです。
しかも、由緒ある古民家の存在がモッタイナイ
というより、日本の歴史的な建造物をお持ちの
ところの自治体の共通した悩みになっています。
どうしてこうなのでしょうか。
特に自治体の管理の難しさにつきましては、私の
町内での自治会館建築の際に、建築委員として参加
させてもらいました時につくづく感ましたが。
守るか維持するのか、売って町のお金にするのか等
本当に、あっちからこっちから意見が出ますし
折角、何度も寄り合いをし、決まりかけても、急に
横やりが入って、またやり直しになったりと大変です
特に、今回の様な古い歴史的価値ある建築物を
どうするか？なんて事はもっと大変です。
その原因には色々あると思われますが、その原因に
多くの自治会では、自治会長さんなどの役員が
決められますが、役員の方というのは、建築の専門家
でしょうか、不動産の専門家でしょうか、それどころか
法律の専門家でもなく、金融や保険、そして税の専門家
でもない場合が多いではないでしょうか
まあ、部分的にはその様な仕事をされてる方もおられ
るかもと思いますが、なかなか全部とはいきません。
個人なら尚さらです。
この様な事を相談できる役所の窓口のありません
ですから多くの場合、建築も不動産も流通も取引も
法的な事も分からない状態で、古民家の利用法や
運用または処分などを自治会の責任がある立場で
対処しないといけないわけなんですね。
ですから、役に当たった方は、本当に御苦労さまの言葉
としか、申し上げられないですね
だったら、各種専門家に相談したり意見を聞ける様な
態勢が用意されているのならイイのですが、現状では
役所にもどこにも全くないというのが実情です。
この点は個人の場合も同じです。
この様な事ですから、今回の様な建物も実際にどうすると
良いのか！という、相談やアドバイスをもらうところが
できませんと、ああでもないこうでもないと
実効性のない意見の集約で紛糾し易く
結局、素晴らしその自治会の財産とも言うべき古民家
の使い方、有効な処分などの対処の仕方、適切な
運用や利用方法などが検討したくても、所謂素人集団
と言うと失礼でございますが、実効性のあるプランや
対応策、計画が立てられないまま、処分されるか、
ただただ、不用な支出の厄介者的存在とならざるを
えないという実情になるのですね。 もちろん
少なくとも、
今まで厄介者として、どうしてやったらいいのか？
という状況であった建物に対し、いろんな実行できる
方法を考えられる様になる意味では死産状態に
なっている建物を、本来の価値ある資産にならせる事
が可能になったという点におきましては、全くなかった
これまでの実態を考えますと大きな前進です。
借家として借りたい人の募集や、場所貸し募集
ここを使って商売したい方の募集など、幅広く行うなどの
運用・有効利用についても考えられる様になるわけです
また募集に際して、より良い購入者、運用者に巡り合う
為には、ここだけは直しておきましょうとか、設備だけは
付けておきましょうとか、の前向きな案も出てくるでしょう
厄介者の古い家が、由緒があり歴史的にも構造的にも
価値ある建物であるお陰で、その地域に利益をも
たらしてくれる、資産となって自治会や個人に還元
される様になってくる可能性が出てくるわけです。
もし貸すのが恐いという方なら、家賃の回収
処理などの事も行えます。そのほかには
もちろん相続対策としてもいろんな活用法が考えられ
る様にもなりますので、
中古物件や古民家物件でお困りの方への相談や
古い家をお持ちでお困りの方の立場に立って、活用の
立案実行の方をさせて頂いて行きたいと思っています。
ではまた、
