+第13話:息子爆誕カウントダウン+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

これまでのお話


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+第1話:ついに来たおしるし!+
+第2話:子宮口1cmの帰宅+
+第3話:陣痛襲来①+
+第4話:陣痛襲来②+
+第5話:子宮口6cm開大!+
+第6話:LDRで心の準備!+
第7話:ダーリン陣痛室へようこそ+
+第8話:破水させられました!+
+第9話:押せ肛門、押すな時間+
+第10話:陣痛ジェットコースター+
+第11話:道を作る+
+第12話:スーパー出産ロボ+
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「会陰切開します。」というかけ声で、急に意識が戻る。









目の前には、回診時に対面した、蚊の鳴くような声で話す医者が立っていた。





彼をドクターモスキート(蚊)と名付ける。




ドクターモスキートは、股ぐらを見ながら、突然ジョキンジョキンッ!という音を立て、会陰を切りだした。









ハサミのような音と同時に、ジクンッとした痛みが少々走った。




目をそむけるダーリン↓









痛みは感じたが、陣痛といきみでパニック状態なので、そこまで気になる痛みではない。




しかし、ドクターモスキート切り方の大雑把さが気になった。




が小さい頃、の髪の毛を切っていた時並みの適当さである。




間違えて耳を切って以来、切らせてもらえていない↓









の股は大丈夫だろうか。




なんて考えている間もなく、再び尻に猛烈な圧力を感じ、言われた通り、無言で目を開けながらいきむ。














もう肛門に圧がかかり過ぎて、脱肛しそうだ。




尻からジャイアント大便が出そうというかダチョウの卵が出そうというか。









「もういきんじゃダメ!!」




アホなことを考えていると、またもや「いきむな。」などという無茶な注文が入ってきた。




いきめと言ったり、いきむなと言ったり、もうわけがわからない。




「そうそう!いいよ!」




という助産師さんの声と同時に、ドロリンッとしたものが、股から出た。





「ギャ――――――!!!!」




16時42分




息子、爆誕。





















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