これまでのお話
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+第1話:ついに来たおしるし!+
+第2話:子宮口1cmの帰宅+
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AM 8:30 産院到着
―ナースステーションにて。

「では、診察しますので、どうぞー。」

「リラックスしてくださいね~。」
グリグリグリ。

「おお!お産の進み具合良いですねー!!子宮口6cm開いていますよー!」
おおっ!
昨日まで1cm開大だったのに、もうそんなに!

「では、入院となりますので、ご主人様にご連絡お願いします。」
「はい!!」
◇

「あっもしもし、なおぴょん?今診察したら、子宮口6cm開いていたよ…。」
「え!結構開いていたねー!」
「もう入院決まったから。」
「分かった!今日の仕事すぐに引き継いで、できるらけ早くそちらに向かうね。」
続いて母親にも電話し、陣痛兼分娩室である、LDRという部屋へ向かった。

「表情見てると、子宮口6cm開いているとは思えないですねー。うらやましい。」
「え・・・そうですか?」
私は痛みに鈍感なのだろうか。
◇
―LDRにて。

前開きショーツのみになり、その上からネグリジェを着せられ、大きなベッド型の分娩台で楽な姿勢をとることにした。
まだ呼吸で痛みを逃せそうだった。
改めて考えると、子宮口6cm開かせながら、弁当を作った私って一体…。

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