ジャズボーカル 〜 指示が通りにくいポイント(2)「はねる」 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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ジャズボーカル 〜 指示が通りにくいポイント(2)「はねる」

リズムのテイストで
指示が通りにくいひとつの要因は
「はねる」「はねない」の違いを感じとれないことです。

ジャズボーカル 〜 指示が通りにくいポイント(1)
に続きその2。

ジャズボーカル 〜 伴奏者に伝えること(入門編) で、
伴奏者に伝えるべき内容は
「1:曲名」、「2:キー」、「3:リズム」、「4:テンポ」、「5:構成」
がまず必要、と申しました。

この中で、指示が通りにくいポイントとして挙げたいのは「リズム」について。

スタンダード曲を一般的なテイストで、特殊なキメも無く演奏するのであれば、
リズム名を"単語" で伝えるのみで充分ですが、
細かいテイストを指定したい場合、
ジャズ的に(特にベテランの世代に)あまり馴染みのないリズムや
指示者がリズム名を知らない場合、
文章的に説明する必要があります。

その際に、その意味を理解していないために
伝わらなくなってしまう項目は、「はねる」です。

「はねる」は音楽用語です
「はねる」は音楽用語です(資料編)
「はねる」と「スイング」の違いは?(前編)
「はねる」と「スイング」の違いは?(後編)

「はねる」がわかりにくい要因
「はねる」がわかりにくい要因(補足)

もし想像したイメージに完全に合致しなくても、
「はねる」か「はねない」かがわかるだけでも
かなり近づくと思われます。


指示 ~ "単語"に頼らない(1)
指示 ~ "単語"に頼らない(2)
指示 ~ "単語"に頼らない(3)
指示 ~ "単語"に頼らない(4)
指示 ~ "単語"に頼らない(5)
指示 ~ "単語"に頼らない(6)
指示 ~ "単語"に頼らない(7)
指示 ~ "単語"に頼らない(8)

カウントまとめ

ジャズボーカル 〜 伴奏者に伝えること(入門編)

演奏の指示について(概論) ~ キーワードは「指定」と「委任」
演奏の指示について ~ 実践のために

指示について ~ (1)意図を持つこと
指示について ~ (2)意図は"指定"?それとも"委任"?
指示について ~ (3)指示の"ベストミックス"を考えましょう
指示について ~ (4)手段 ( i ) 楽譜
指示について ~ (5)手段 (ii) 口頭での説明
指示について ~ (6)手段 (iii) ゼスチャー
指示について ~ (7)手段 (iv) 音資料
指示について ~ (8)まとめ

演奏の指示について ~ ボーカル編(序論)
演奏の指示について ~ ボーカル編(「繰り返し」原則から外れる場合)
演奏の指示について ~ ボーカル編(「一定のテンポ」原則から外れる場合、その1)
演奏の指示について ~ ボーカル編(「一定のテンポ」原則から外れる場合その2…「倍テン」)
演奏の指示について ~ ボーカル編(「一定のテンポ」原則から外れる場合その3…3拍子から4拍子)
演奏の指示について ~ ボーカル編(一応これが最終回)

音楽用語を学ぶこと
音楽用語を学ぶこと(ボーカル編)
ジャズ演奏のテイストは属人的
人選が重要 ~ ジャズ演奏のテイストは属人的(ボーカル編)



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