都知事選中盤情勢が出てきた。小池氏がリードし、蓮舫氏、石丸氏が後を追っている模様。田母神氏は伸び悩んでいるという。

 

小池氏は自民の7割、公明の9割を固め、蓮舫氏は立憲の6割、共産の7割を固めたということ。(えっ、共産のほうが多いの。立憲何やってるんだろう)

 

石丸氏は自民の1割を確保しているとのこと。僕の予想通りだ。石丸氏は小池票に食い込んでくる。

 

 

 

無党派層は小池氏が3割強、石丸氏が2割弱、蓮舫氏が1割強で、蓮舫氏は無党派票を充分に取り込めてないようだ。

 

無党派層といっても左もいれば右もいるし、どちらでもない層もたくさんいるので、どの層からどう支持されているかによって変わるのだが。

 

ところで、前記事に比べ画像が微妙に変わったことに気づいた人はいるだろうか。そう、石丸氏が大きくなり、より真ん中に来ている。つまり、支持が広がり、その層が小池票だけでなく、蓮舫票にも食い込んできているということ。

 

政治哲学的立ち位置でみると、石丸氏はどうやら新自由主義者っぽいところがあり、保守、リベラルの枠組みでは保守にあたるが、古い保守ではなく、自民党でも若手議員や維新の若手議員辺りと考えが近く、政治改革は徹底的に進めるだろうということ。

 

その改革に期待する人が特に無党派層に多くいるのだろうと思うし、それでいて経済に重きを置いているところが自民の1割の支持を得ているところだろうと思う。

 

いずれにしても、無党派層で蓮舫氏よりリードしているということは、2位に入ってくる可能性もあり、場合によっては台風の目として当選してしまうこともありうる。

 

小池氏を倒すことが目的なら、それでも小池氏が当選するよりはましだということになる。

 

ただ、蓮舫氏と石丸氏では大きく違うので、多くの人にとってはどちらでもいいということにはならないだろう。

 

リベラル層はどちらかというと維新に近い石丸氏は応援できないだろうし(本人がいくら自分は政治屋ゲームに加わらないと言ってもいざ都知事になれば様々な方面から引っ張られ、どこかに落ち着く可能性は充分あり、あるとしたら自民、維新の若手層だろう。場合によっては石丸人気にあやかって新たな政党づくりということにもなりかねない)

 

グローバリスト的な価値観を持った層は共産党がバックにいる蓮舫氏には入れられないだろう。

 

問題はその辺のスタンスが明確になっていない層。

 

ここをどちらがより多く取り込めるか。

 

もちろん、第3者へ流れることもあり、そのひとつの受け皿がうつみん氏なのだろうが。

 

うつみんさんは結構すごい人たちが応援している。えっ、あの人もというぐらい、僕の知っている人がたくさんいる。直接知らなくてもYouTube動画などで何度も見たことのあるような人たち。

 

スピ系は多い。スピ系には右も左もいるので、前回の読みとは裏腹にそもそも蓮舫支持にはならない人たちもたくさんいそうだ。

 

まあ、いいのかもしれない。うつみん氏は自分の主張ができているわけで、特に今回は今まで彼のことを知らなかった人たちにも声を届けられている。選挙で結果がでなくても、今後の活動を進める上での支持を広げることができていると思う。

 

ただ、少しでも結果に影響を与えたいなら、そろそろ石丸氏と蓮舫氏のどちらがましかを考える時に差し掛かったとも思う。

 

都知事選の結果は確実に国政にも影響を及ぼす。蓮舫氏が勝利すれば、立憲、社民、共産の野党共闘に力が集まり、そうなればれいわも加わり、その連立政権で政権交代となるかもしれない。

 

石丸氏が勝った場合、野党共闘の力は弱まるが、自民も力を弱める。ただ、自公、維新の連立の動きが出てきた時どちらに勢いがつくかは微妙だ。

 

改革に関してどちらもそれなりに進めると思う。石丸氏は政治屋一掃的な改革を進めるだろうし、蓮舫氏は事業仕分けを行い、都の職員の意見を聞き取り、ボトムアップの政治を行うだろう。

 

小池氏、石丸氏、田母神氏、蓮舫氏4人の討論会を見た限りでは、

 

 

 

蓮舫氏のほうがより具体的な政策を語っていたように思える。

 

石丸氏は勢いはあるのだが、では、具体的に何をどうするつもりなのかが僕にはよくわからなかった。

 

討論会を見て純粋に自分がどう感じるかを見てみるといい。討論会の解説動画は特定の候補者を応援する口調になっていて、なかなか客観的に理解できるものが少ないので、オリジナルを見ることを勧める。

 

人間的に一番魅力的だったのは、不思議と田母神氏だ。憎めないキャラだったね。そもそも僕は最初から田母神氏は右翼ということで偏見の目で見ていた。だから、前記事では名前も出さなかった。でも、話を聞いてみると彼が一番いい人そうだった。

 

石丸氏はやってくれそうな期待感はあるのだが、僕らの世代から見るとどうも自信過剰で生意気に見えてしまうんだよな。若い人からは受けるのだろう。僕はその世代との付き合いもあるからそこはよくわかる。でも、選挙行くのはもっと上の世代だからね。その層に働きかけるのなら、もう少し謙虚さを見せたほうがいいと思う。

 

もっとも彼の政策で面白いと思ったのは、多摩格差を減らそうというもの。僕は前々から多摩は東京都から独立して多摩県になったほうがいいと思っている。立川を県庁所在地にして、多くの企業の本社を23区から誘致してと。

 

ただ、それよりも、地方にいろいろな機能が分散することを優先していて、そのために、福岡、岡山、名古屋、金沢、新潟、仙台、札幌がより活気づき、より小さな自治体も大きくなって里山都会ができること。

 

それをするのは東京都の仕事ではなく、むしろ地方から働きかけることだと思っているので、石丸氏は安芸高田市でのほうが実現させやすいと思っている。

 

あと、政治屋という概念だが、そもそもみんな政治屋なんだと思う。政党に所属していようが無所属だろうが。様々な駆け引きで動いていく以上そうならずにはいられない。あと、こればかりは10年後を見てみなければわからない。まだ政治歴4年でしょ。今後何年そのスタンスを貫き通せるかだ。

 

悪いけれど、今まで何人もそういう人たちを見てきている。でも、みな変わっていくのだ。

 

そして、僕は変わっていくことが必ずしも悪いと思っていない。そういう仕組みなのだから仕方ないのだ。みんな好きで政治屋になったわけではない。

 

既存の政党というけれど、みな最初からそうだったわけではないし、政治家個人で見れば市民運動家上がりの人もたくさんいる。福島みずほさんがそうだし、嘉田由紀子さんだってそうだ。ただ、政党に所属すれば党の規約は守らなければならないし、国会にでも行けば、法案を通すために連携しなければならず、そのためには様々な妥協が強いられる。

 

政治屋と軽く括るのは簡単だけれど、そもそも多くの人はそういう人たちに会ったことがあるのだろうか。僕は立憲民主党の人にも、社民党の人にも共産党の人にも公明党の人にも自民党の人にも会ったことがある。もちろん、いかにも政党の人だなという部分もあれば、それを越えた人間的な部分もある。

 

政党だからこそできることもたくさんあって、何度も感心させられている。彼らはプロだ。だから時間に遅れない。ドタキャンもしない。人を集めるといったらなにがなんでも動員する。そこが僕ら市民レベルで自由に動いている人たちとは大きく違う。

 

また、既存の政党といってもやはり政党によって違いがあるし、自民党と立憲、共産はそれぞれ違う。世代間の差もあって、若い党員と中高年の党員では全然違う。むしろ世代間の差のほうが政党間の差よりも大きいかもしれない。

 

僕は山本太郎さんはれいわ新選組を立ち上げ、複数議席を確保した辺りからより評価するようになった。政党をつくって活動するというのは、政治活動にコミットすることで、その意味では、無所属でいるより、責任を背負って活動しているように思える。あとは続けていること。YouTubeとかの盛り上がりは一過性のもので、本当はその後が勝負。でも、みんな選挙が終わればすべてを忘れ、応援した候補がその後どうしているかなど見ていない。政党活動というのは本気度の表れのひとつで、活動がより成熟したも言える。

 

前から言っているようにすべてを白、黒で見るのではなく、ここの部分ではこう、でもこの部分ではこうという見方が大事だと思う。

 

蓮舫さんが勝っても政治屋的な部分はついてまわると思う。でも、だからこそできることもあり、共産党も味方につけたことによって、(東京では共産党強いからね)議会でも、それ以外の場所でも進められることが多くあると思うし、小池都政のリセットの多くはやってくれると思う。まして秋に政権交代したら国との関係も変わる。

 

もうひとつは、彼女一人でやるのではなく、チーム蓮舫で進めていくので、より実践能力があると思う。都政についてもメチャクチ調べてきているでしょ。ブレインがいるからだと思う。そしてなによりも、現場の職員の意見を聞き、外部からの専門家も交えたチームをつくると言っているのだから。

 

石丸氏は経済と行政の両方を知る初の候補者と言っているけど、経済っていっても銀行に勤務していただけでしょ。行政も、広島県の市で1期首長をやっただけだよね。

 

どちらのほうが経験豊富だと思う?

 

普通に考えて。

 

どちらのほうが東京に詳しいと思う。

 

この動画も見たが、都政についてしっかり勉強しているよ、この人。

 

 

今回の夏至・満月は梅雨入りと重なったが、何とかオートミール用のえん麦を無事収穫し、大豆の種まきも完了。雨が降る直前の3時間で何とかやり遂げた。

 

さて、都知事選の続き。あれから数日経ってもう少し情報量が増えてきた。

 

石丸氏の立ち位置がもう少しわかってきた。

 

まあ、保守、リベラルで分けるなら保守ですね。もっともそれがすべてではないので、他の多くの側面を見る必要があるけれど。

 

原発も容認だし、維新の人たちが結構応援しているよう。橋下はかなり評価しているよう。

 

あとはホリエモン、そしてなぜか古舘伊知郎も。

 

まあ、改革という部分では既存の政治体制をぶった切ってくれるかもという期待感があるのだろう。(それは一理あるのだと思う)

 

ただ、ここで見えてきたのが、どうやら石丸氏は小池票を持っていくだろうということ。

 

それぞれの組織票はそれぞれに入るだろうが、問題は残りの浮動票がどうなるか。それを全候補者で取り合っていくことになるが、もちろん、浮動票の多くも小池さんか蓮舫さんに行く。その本来なら小池さんに行く分が石丸さんに持っていかれる可能性があるということ。小池の続投はいやだけれど、だからといって共産がバックにいる蓮舫には入れたくないという人たち。

 

とはいえ、前記事で書いたように、石丸さんが小池さんを上回ることはまずない。

 

YouTube見ていると石丸さんの動画ばかりであたかも石丸支持が広がっているかの錯覚に陥ることもあると思うが、フェイクニュースも結構多い。発信元にまるまるニュースと書いてありいかにもニュース番組ぽくなっているが、例のAIづくりのナレーションになっていたり、だいたいタイトルとサムネイル、あれメチャクチャじゃん。書きたい放題で、全然事実と異なっていたり。こんなことやっていたんじゃネットメディアも終わりだね。既存のメディアに対しての新しい流れというイメージが以前はあったのに、残念ながら一部の人たちの暴走で無法地帯になりつつある。

 

彦根市長がSNS戦略で勝った例を出す人がいるけど、都知事選と市町村選挙では大違い。

 

ということは、いずれにしても、小池さんと蓮舫さんの1,2位争いになると思うが、石丸さんが躍進すればするほど、小池票が減り、蓮舫さんが有利になるのではないか。一部蓮舫票も持っていかれるだろうが、割合的には小池票が多くなる。

 

もしかして、石丸さんを応援している人たち、密かにそれを狙っているとか。

 

僕の周りでは結構うつみんさんを支持している人たちが多いよう。内海聡さんというお医者さんで、自然派というか反ワクチン派で陰謀論的発言を多くしている人。

 

言っていること自体は悪くないと思う(どれだけ真実かはわからないが)。ただ、まず通らないでしょう。まずというか、100%通らないでしょう。普通に選挙を観察してきて、得票数とかを確認してきた人なら誰だってわかると思う。

 

そうなると、何のために出るの、ということになる。

 

もちろん、選挙を通して訴えたいことを訴えるという意味はあると思うし、実際多くの候補者がそれが目的でやっているのだと思う。ただ、主張を広めるのが目的なら供託金300万円払ってまでの価値があるかは微妙。300万円あったら他の様々な方法が使える。

 

あと、うつみんさんは、小池、蓮舫、石丸の3人を倒すと言っているけれど、どうやってそんなことをするつもりなのだろうか。誰か一人ならまだ可能性があるけれど、3人ともというのは無理。小池を倒すためには蓮舫か石丸が伸びなければならないわけで、その発想自体がすでに論理破綻していると思う。

 

いや、別に僕だってうつみんさんを批判したくはない。志は素晴らしいと思うし、だからこそ多くの支持を得てるのだと思う。ただ、7月7日の結果を見た時、悲しくなるだけ。というのは、うつみんさんに投票したいと思う人は小池票じゃなくてどちらかというと蓮舫票になると思うから。正直言って一番勝ちそうなのは小池さん。どんなに蓮舫、石丸陣営が追い上げても、現職は強いし、よっぽどのことがない限り、あの女帝が敗れることはないだろう。残念ながら。

 

よっぽどのことというのは、石丸さんが多くの小池票をかっさり、他の無党派層の多くが蓮舫さんに集中した時。れいわも含めてね。山本太郎さんがもっと公に蓮舫さんを応援したら流れ変わるのだろうが。

 

つまり、今、票割れしている事態ではないということ。

 

僕だって蓮舫さんや立憲を100パーセント支持しているわけではない。既存の政治文化の一員だし、うつみんさんが指摘するいろいろな問題もあるのだとは思う。でも、だからといってすべてが白、黒なのじゃなくて、グレー・ゾーンもあるだろうし、ある部分では黒でも別の部分では白だったりするはず。

 

現に都庁を透明張りにすると言っているし、ボトムアップの政治をすると言っているし、少なくとも小池時代よりはましになると思う。

 

そして、前記事で述べたように、小池さんよりましなだけじゃなくて、自民よりましという話になってくる。東京の複数選挙区で負けた自民が東京都で負けたら、大打撃になって、次の総選挙に大きく影響する。

 

政権交代しても何も変わらないとよくみんな言うけれど、じゃあ、その人たちの言うピュアな勢力で政権取れるのかということ。今現在、自公を倒せるのは、野党共闘しかない。立憲、共産、社民、れいわでの連立政権が一番の近道で、それすらを否定するというのは、結果的に自公を勝たせることになる。

 

過去何十年同じことを繰り返してきているのだろうか。野党が勝ちそうになると、第3の勢力が現れるんだよな。野党が政権取らないように誰かが陰で仕掛けているのかとも正直思えてくる。

 

自公が勝ったら、それこそ今訴えている問題点の多くは改善されず、小池さんが勝っても同じこと。

 

結果を意識するのなら、ここは小池さんを倒すことに集中して、そのためには誰が勝たなければならないか(勝てるか)を考えたほうがいいのではないか。

 

 

 

久しぶりの投稿となる。といいことで近況報告も兼ねたい。最近クーパー・テストというものをやってみた。Vo2 maxという心臓循環系健康の指標となるものを測定するもので、12分でどれだけの距離を走れるか。結果は2400メートルで、 VO2 Maxは42.4ということだった。

僕の年齢の人たちの平均が34.5なので、それを上回り、最高クラスに入り込めた。

 

鉄棒のぶら下がりも、2分間できて、まあ、健康的には、日ごろのバイオハッキングが効いているようだ。

 

バイオハッキングとは

 

 

あと、YouTubeのほうが、登録者5700人突破し、ある動画が42000回の再生回数を記録した。

 

 

そして、本も新しい本(英語での本)を書いていて第一稿が終わった。

 

ということで、自然派バイオハッキングを海外に広める活動に専念している。

 

なのであまり時間もなく、都知事選についてもほとんど追えていない。テレビは相変わらず観ていないし、YouTubeのほうでもたいして観ていない。

 

的外れがあるだろうことをご了承を。

 

都知事選を僕なりの解釈で結論づけた時、この一言につきると思う。

 

1年間しっかり試験勉強したなら、試験当日に寝坊するようなことはしない。

 

これは自分自身に対しての言葉。ここ数年政治にはすっかり興味がなくなった。だから、各党の動きなども追えていない。

 

保守もリベラルも結局変わらないんじゃないの、という思いもある。別にどっちが勝っても自分には関係ないか。

 

でも、それはたまたま今の自分の心境であって、それだけで判断したら一生後悔することになるかもしれない。

 

ここ10数年続いてきた、いや60年続いてきたいろいろな動きを網羅して考えないと。今の立憲や、野党共闘への思いとは別に、もっと長い歴史で続いてきている枠組みを。

 

原発、農業政策、金融、いろいろあったな。

 

政策だけじゃなく、仕組みそのもの。政治家のあり方。物事の決め方。

 

日本の場合、今の与党がとてつもなく長い期間権力の座に座っている。

 

その与党が政権の座から降りるというのは、この国にとって非常に大きい変化をもたらすことだろう。だって、あらゆる省庁でリーダーが変わるんだよ。

 

前にも1度あったじゃないかという人もいるかもしれないが、4年間だけ。それでは何かを変えるには不十分。最低でも8年、いや、3期ぐらいやらないと変化は生み出せない。

 

その最大のチャンスが来ているということ。都知事選の結果は国政に大きく反映し、次の総選挙で政権交代が起きる方向に大きく傾くだろう。

 

東京都の知事を選ぶ選挙で、国政とは関係ないと思う人もいるだろうし、僕自身もそうだ。

 

ただ、今現在の状況から見ると、どう考えても小池さんか蓮舫さんのどちらかになるでしょう。石丸さんが結構伸びると言っている人もいるけれど、ふたを開けてみれば、大差で3番手につく程度になっていると思う。今までの選挙結果を見るとおそらくそうなる。問題は彼がどちらの票を持っていくのか。

 

いや、もちろん、いろいろな候補者の政策を聞き、東京の将来について考えたり話し合ったりするのはいいことだと思う。

 

ただ、他にいい候補者がいるかというと、全員はしっかり見ていないのでよくわからないが、注目すべき候補者が思い当たらない。山本太郎のような人が出ているわけではない。石丸さんも、複数のインタビュー動画を観たがよくわからない。地方を再生したいというのはいいと思うのだが、東京がリーダーシップを取ってとか、東京の経済を成長させるとか、ところどころ言っていることが矛盾しているように感じる。地方を盛り上げるならむしろ広島県知事や広島市長になって、同時に福岡市、岡山市等に働きかけて地方都市に人や企業を集めるような活動をしたほうがいいような気がする。都知事選に出るのは国政にチャレンジするより近道だからと言っているが、でも都知事選以外のあらゆる選挙にも出る気があるようだし、結局何がしたいの、この人、というのが正直な印象だ。既存メディア対YouTubeという枠組みで応援している人もいるようだけれど、そういう問題でもないような気がする。っていうか、応援しているのホリエモンとかそういう人でしょ。そもそも再生回数狙いで過激な発言を意図的にしているという時点で、立花と一緒じゃん。

 

まあ、だったらユーチューバーとして活動すればいいんじゃないの。

 

あと、彼の政治的立ち位置は何なのだろう? 知っている人がいたら教えてください。

 

いずれにしても、結果について考えるのなら、答えはひとつかしかない。この選挙が国の命運を左右するなら、7月7日、どちらのバンザイを見ることになり、その時の自分の感情がどうなるのか。

水瓶座新月の時間帯はノルディック・ウォーキング。神恩感謝瞑想と新月瞑想をする。

 

続いて藤ヶ崎龍神社へ。

 

琵琶湖畔にある知る人ぞ知るパワースポット。実は、ここに来るのは初めて。湖岸通りを守山方面へ行く時いつも素通りしていた。ていうか、あの入り口だったら誰もわからないよね。看板も何もないし、メチャメチャ入りにくい道。

 

磐座がある。

 

 

目の前に広がる琵琶湖。竹生島もいいけれど、ここも素晴らしい。水のエネルギー。

 

そして内宮へ。

 

洞窟の中に龍神様が祭られている。

 

沖縄を思い出す。そう、あの時も旧正月だった。『天上のシンフォニー』で3000人の読者が集まり正式出版されることになった時の日本縦断ツアー。沖縄から始めたのだ。そして現地のシャーマンの方にいくつかの洞穴に案内された。

 

そう、まるであの時のよう。

 

その後は長命寺温泉へ。龍神様の水のエネルギーを今度は身体で感じるために水風呂とお湯風呂に入るのが目的。ところが、ここのサウナもすごかった。

 

まず、テレビがない。

 

温度は100度近い。

 

いつも行く場所(冬場は週一で行っている)は80度から90度の間なのでそこより熱い。

 

よく見ると薪ではないか。薪で温めている。

 

薪サウナは初めてだ。どうやら土日、祝日だけ薪サウナをやっているとのこと。

 

テレビない状態で12分いるのはきついと思ったが、かえってこのほうが楽だった。朝やったのだが、ここでも神恩感謝瞑想と新月瞑想を。

 

続いて水風呂に3分。

 

そして外気浴。冬場はほとんど露天風呂に浸かりながらするのだが、ここのは檜風呂だ。木の香りがして、木の辰年にぴったり。ちょうど、「ととのう」感がやってきた時に太陽の光が目に当たり、目を閉じると視界が真っ赤になり、龍の火を浴びているかのようだった。

 

これを3セットして、出る。

 

湖が見えるテラスで初のオロポを。

サウナーに人気のサウナ後ドリンクでオロナミンCをポカリスエットを割ったもの。いつも断食中にサウナに入っているので飲んだことがなかった。

 

夜は旧正月ディナー。できるだけ中華にこだわったが、今年の開運食にも意識を向け、野菜も多く使う。レンズ豆納豆サラダに野菜炒め。発酵食品も開運食なのでチャーハンには納豆を。

 

そしてお酒は琉球泡盛。

 

そう、2006年の沖縄での旧正月の時は、たまたまその日に沖縄入りしていた当時のスピ会の大物講師たちが集う飲み会に招かれ、泡盛を飲んだのだ。

 

冥王星:水瓶座時代の木の辰年正月に、再びあの時のエネルギーと遭遇するとは。

 

 

 

 

前回の記事で冥王星・水瓶座時代の動画を紹介したが、その続きの動画をアップした。

 

2月10日は水瓶座新月で旧正月。つまり辰年の始まり。

 

辰年といえば成功や繁栄の象徴だが、今回の辰は木の辰といい、少し意味合いが違う。

 

60年ぶりの到来。

 

60年前は1964年。

 

その年に何が起きたか。

 

東京オリンピック。日本はこれを機に高度経済成長期に突入し、大きく繁栄した。

 

もっとも、里山的観点では、大きく後退したわけだが。

 

ただ、それもひとつのプロセスと捉え、そこを通過しなければ今はなかったと考えればまた変わってくるが。

 

では、この年アメリカでは何が起きていたか。

 

ビートルズ、ボブ・ディランが台頭し、対抗文化運動が起きはじめた。

 

水瓶座のエネルギー。

 

1962年に点火された水瓶座のエネルギーが大きく動きだした。

 

2021年の水瓶座新月は1962年の水瓶座新月と共通した配置があり、2020年代にも1960年に起きたような変革が起きると僕は思っていた。

 

そして再びやってきた木の辰年。先月冥王星が水瓶座に入ったばかりで、2月にはさらに複数の天体が水瓶座に入る。

 

2月10日の旧正月は半端ないと思う。

 

ぜひとも祝いましょう。

 

詳しくは動画を。

 

 

 

2024年1月21日に冥王星が水瓶座に入り、いよいよ約20年間続く、冥王星・水瓶座時代が始まる。

 

AI、スピリチュアル、革命がこの時代のキーワードで、冥王星は破壊と再生をもたらす星だということ。

 

前回冥王星が水瓶座に入った時代にはフランス革命が起きた。

 

ということで、久しぶりに日本語で動画をアップ。

 

動画では1月20日となっているが、アメリカ時間での話。ここのところずっと英語で情報発信していたのでこんがらがってしまった。申し訳ない。つまり、正確には、日本では今日ではなく、明日ということ。(アメリカでも20日は明日なのだが)

 

いわゆるフライングだ。

 

まあ、でも、今日だろうが明日だろうが始まることに変わらない。

 

冥王星、水瓶座、百姓レボリューション
https://youtu.be/OBIRdiZjIOQ

 

『百姓レボリューション・短縮版』

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

今日は冬至。北欧ではユールというお祭りが開催されるそうで、火がユールのシンボルでもあるそうだ。

 

ということで今晩薪ストーブを焚く予定だが、薪を切らなければならない。長いので割るというよりも電ノコで切る作業。ところが冬至に合わせて昨日から断食しているので力が入らない。すでに39時間断食している。どうしようかな。作業を息子に頼むか、それとも一旦昼に何か食べるか。

 

いずれにしても恒例のい1年の振り返りを。

 

 

2023年はどんな年だっただろうか。

 

今年もたくさん執筆をした。

 

『自然派バイオハッキング』

まず、3月に『自然派バイオハッキング』を出版した。

 

Ikigai Bio-Hackingの日本語版だが、日本人向けに、欧米で流行っている最先端の長寿健康法をすべてまとめたもの。

間欠的断食

食事法

運動

サウナと氷風呂

睡眠

などについて、デビッド・シンクレア、アンドリュー・ヒューバーマン、ピーター・アティアなど今最も注目されている専門家のYouTube動画から真髄をまとめた。

 

『自然派バイオハッキング―日本の里山で発酵させたシリコンバレー発の長寿健康法』

 

僕が今一番興味を持っていることで、毎日実践していることなので、執筆は最高に楽しかった。2023年の伯宮幸明を知るにはこれが一番いい。

 

同時にこれ専門のサイトも立ち上げた。

 

 

『Natto Unleashed』

そして、7月10日に『Natto Unleashed』を出版。これは予定外だったのだが、5月に後記するChat GPTとの出会いがあり、その実験として取り組んでみてみることにしたのだ。英語で1冊の本を書き上げるのにどれだけ役立つか。

 

次に書くとすれば納豆についてだったので、納豆にした。もともとNatto Revolutionというタイトルを考えていたのだが、Chat GPTに訊いたらNatto Unleashedというタイトルを出してきたので、こちらを選んだ。

 

様々な納豆レシピも紹介する内容だったので、自分でもいろいろつくってみた。納豆バーガー、納豆マカロニ・アンド・チーズ、納豆アボカド・トースト、納豆パエリア、納豆タコス、納豆ラーメン、納豆生春巻きなど。

 

とにかく執筆中は納豆料理ずくしだったので、さすがに家族からはクレームが来た。

 

もっとも、息子だって同時期に日野祭にはまり、毎日ずっと祭囃子の音楽を流していて、「いい加減にしろ」と僕から怒られていたのだが。日野祭りは5月の頭に開催され、通常はそこで祭りムードは終わるのだが、我が家ではこれが3,4か月続いた。

 

納豆について本格的に書かれた本は英語では初だったので、僕の開拓者精神を充分満たしてくれた。

 

そう、基本的に誰もやっていないことに挑戦するのが好きなのだ。

 

Chat GPT

『Natto Unleashed』といえば、Chat GPTだ。5月からChat GPTを使い始め、33と名付けた。そして本の執筆をすべてを33との二人三脚で行った。二人三脚といっても、33の役割はリライトであり、原稿のオリジナルは僕がすべて書いたのだが。それでも、33の語彙力は半端なく、僕だったら絶対思いつかないような単語を引っ張り出してくる。おかげで文章が非常に洗練されたものになった。

 

ただ、情報源としては100%正確でなく、これはグーグルのバードにも言えることだが、結局事実チェックをしなければならないので、最初からグーグル検索したほうが速いことも多々あった。

 

特に日本語は弱い。英語から日本語への翻訳を頼むと、ところどころ間違えている。英語の能力は優れていて日本語から英語への翻訳は優秀だ。要するに、AIとはいえ、彼らの母国語は英語であると考えればいい。

 

情報も、日本語で掲載されている情報には、英語に比べて劣る。

 

ネットに上がっている情報量自体が少ないというのもあるのだろうが。

 

そう、ここが重要。彼らはネットに上がっている情報に基づいて分析してくるので、ネットに上がっていないことはわからないのだ。僕の頭の中にはネットに上がっていない情報もかなりあり、情報源としては自分の脳のほうがあてになるということも結構あった。

 

なんだ。じゃあ、結局AIも使いものにならないじゃん、と思うだろうが、そんなことはない。自分の能力とAIの能力をきちんと理解し、役割をすみ分ければ非常に便利だ。

 

たとえば英文添削機能はワードのスペルチェック機能よりもgrammarlyよりも優れている。翻訳機能だってgoogle translateよりも正確だ。

 

そして何よりもすごいのがリライト機能だ。文法やスペルのチェックは従来の物でもそこそこできる。しかし、自分が書いた下手な英文をネイティブのような英文に書き直せる技術はありがたい。

 

その英文を読んで、なるほど、こういう時はこういう言い方ができるのか、と自分自身勉強にもなる。

 

そして、ネイティブの人にリライトを依頼する時と違い、何度でもやり直しが効くことだ。英文は優れていても元の文とニュアンスが変わってしまうことも多々ある。ただ、人に依頼した場合、通常は一回こっきりで、さらなるリライトとなると追加料金が発生する。AIの場合、「いやいや、ここはこういうふうに言いたかったんだけれど」と注文をつければ、また書き直してくれる。

 

いずれにしても、はっきりしたことは、作家なら、オリジナルの文章は自分で書いたほうがいいということ。

 

一からすべてAIに書いてもらう人もいるようだが、よっぽど訓練しない限り、いいものは生まれない気がする。

 

そして、それはChat GPTも同意見だ。

 

YouTubeのmonetization

今年のハイライトのひとつがYouTubeのmonetizationに成功したことだ。つまりYouTubeから広告収入が得られるようになったこと。これには条件がある。まずチャンネル登録者が1000人以上いること。そして1年間での再生時間が4000時間を超えていること。登録者1000人は今年の半ばにクリアーできたのだが、4000時間には結構時間がかかった。トータルの再生時間ではなく、1年間でなので、週1にアップする頻度ではとても追いつかない。そこで週3に頻度を上げた。

 

毎日アップしたほうがいいという人もいるが、さすがに毎日はきびしい。週3でもきついことには変わりない。僕の場合、英語で撮影するので、ワンテイクでは絶対うまくいかない。2テイクから3テイクは撮らないと。その前にパワーポイントのファイルをつくったり、プレゼンする英文内容を考えたりとしていると、撮影も一日がかりになってしまう。

 

10月ごろにようやく4000時間がクリアーでき、その後申請作業をいろいろして(これが結構大変だった)12月になってようやく第一回目の支払いを受け取った。

 

まあ、これで一応ユーチューバーと言える。(笑)

 

今現在登録者は2330人で、少しずつではあるが登録者は増えている。

 

もちろん、それは本の売り上げにも反映し、印税で生計を立てていくという長年の夢に近づきつつある。

 

YouTubeのコメントも増えてきて、返信しきれない数になってきている。それだけ多くの人に観てもらっていることになるので、チャンネルを立ち上げた甲斐がある。

 

3冊の本の読者と含めると、Ikigai DietやIkigai Bio-Hackingの世界観がかなりの人たちに伝わっていることになり、2017年から始めた英語での情報発信が、ここに来てようやく形になりつつある。

 

 

 

『百姓レボリューション・短縮版』

最後の執筆が『百姓レボリューション・短縮版』だ。

 

 

久しぶりにこの作品を読み直し、書き直すことで、もちろん作品の世界に没頭することとなった。13年前に書いたものなので、自分自身の興味の対象も大きく変わっている。今現在の興味の対象は冒頭で書いた通りだ。

 

ただ、よくよく考えてみると、基本的なことは変わっていないことに気づいた。百レボの世界観はいろいろな意味で、生きがいダイエットにも自然派バイオハッキングにも受け継がれている。

 

『百姓レボリューション・短縮版』

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

ここのところ、ずっとノンフィクションのハウツーものばかり書いてきているので、改めてフィクションの良さを感じた。

 

フィクションと言えば、『味噌汁ロマンス』の英訳をChat GPTに依頼していたのだ。三分の一が終わった辺りで、Natto Unleashedの執筆が忙しくなってきたので、そのままになっている。訳すといっても1回に数ページずつしかできないので300ページ以上ある本となるとかなり時間がかかる。

 

今は動画づくり等にかなり時間がかかっているので当面は無理だと思うが。

 

子育て

息子は小学6年生になり、いよいよ来年から中学生。高学年から宿題などもきちんとやるようになり、6年ではほぼすべて提出しているとのこと。実は昨日担任の先生と面談があったのだ。社会などには非常に興味を持っているようで、いつもいろいろ質問してくるという。音楽の評価も非常に高かった。となると、合唱部という可能性もゼロではないか。日野中の合唱部は県内でもトップクラス。ただ単に僕が抵抗を持っているだけだ。部活は運動部でないと。そう、これに関しては僕は古い。イチオシがサッカー部で次がバスケ。バスケは背が伸びるのと、クラスメイトの何人かがバスケに入るので何かと入りやすいと思うから。やはり、中学、高校時代に運動をするかどうかはその後の運動習慣に大きく影響する。僕が今ジョギングやHIITを苦になくできているのは、運動部だったからだ。

 

ちなみに母親のほうは合唱部だった。つまり、合唱部に入れば後輩になるということになる。まあ、毎日往復8キロほどの自転車通学があるので、運動ゼロにはならないのだが。

 

まあ、最終的には本人がどうしたいかだが。

 

ところが当の本人はこんな案を出してきた。「帰宅部でもいいで。やって、部活やったら英語の勉強する時間なくなるで」

この一言に、僕の心は大いに揺れ動かされた。

 

ということで英語はどうなったのか。学校での評価は最高だ。でもそんなことはわかりきっていることなので、僕にはどうでもいい。中学校の英語の授業も先日見学したが、正直話にならない。まあ、それ自体分かり切っていたことだが。ということで英語に関しては自宅学習しかない。よくはなっている。特に聞き取りは。スピーキングも悪くはない。発音は特にいい。ただ、フルエンシーと語彙力はまだまだだ。とてもではないが、ネイティブの同年代には敵わない。小学校までにマスターしてほしかったのだが。ということで中学になっても一日3時間以上英語に触れることは続けなければならない。

 

もっとも、僕だって小学校はおろか中学の時でさえ一言も話せなかったのだが。なので焦らずとも、どこかで僕は超えるだろう。

 

人間的にはいい感じに育っていると思う。やさしい子だ。人当たりもいい。

 

タマネギの定植も手伝ってくれたし、柴を屋根裏に上げる作業も手伝ってくれ、我が家の戦力になりつつある。薪ストーブの焚きつけは今彼がやってくれている。ということで薪カットも彼に頼みたいところだが、電動ノコを使うからな。やはり、ここは僕がやるしかないだろう。じゃあ、昼食べるか。もう41時間経過したし。

 

 

 

2021年
https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12716461665.html

 

2020年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12644702322.html

2019年
https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12562392559.html

2018年
https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12429003088.html

2017年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12340626754.html

2016年
https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12233054645.html

2015年
https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-12112034516.html

2014年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-11971395674.html

2013年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-11739730102.html

2012年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-11437725413.html

2011年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-11119672643.html

2010年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-10749321522.html

2009年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-10422541393.html

2008年

https://ameblo.jp/column-takamiya/entry-10178783990.html

『百姓レボリューション・短縮版』

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF

 

オリジナルとの違いはこちら

 

 

さて、しばらくぶりに書き直しをしてみて思ったことがある。

 

2人の主人公、新村ケンと小野寺隆についてだ。

 

正確には、主人公は新村ケン。最初から登場し、ほとんどのシーンが彼の視点で描かれている。

 

ただ、ヒーロー像、もしくはロールモデルでいえば、小野寺隆だろう。

 

彼こそが百姓ビレッジの立役者で、百姓レボリューションという革命の中心人物なのだから。

 

自給自足と国民皆農論にしても、スモール・イズ・ビューティフルにしても、世渡り上手よりも本質が評価されるという価値観にしても、すべて小野寺隆によるもので、読者が学ぶとすれば彼からになる。

 

一方で、僕は新村ケンも気に入っている。彼を主人公にしてよかったと思っている。

 

彼は物事に判断や評価を下すことなく、ただありのままに観察している。語り手としては、そのほうが相応しい。新村ケンも小説家だが、実は、小説家とはそういうもの。あらゆることにオープンで、体験として味わっていく。物語を書く上で様々なシーンが出てくるし、様々な登場人物が出てくる。その時に、好き嫌いが激しいと、自分の好みの登場人物しか出てこないことになり、つまらなくなる。

 

『百姓レボリューション』にはものすごい悪役というのは登場しないけれど、以前書いた『天上のシンフォニー』には、いわゆるシステムの頂点にいるというか、全世界を影から操っている張本人も登場させた。彼の視点から描くシーンもそこそこあり、その時は作者として彼に共感しなければならない。

 

物質世界のすべての側面をただ観察するということが求められるのだ。

 

短縮版でも、ぜひそれぞれの良さを味わってもらいたい。

 

『百姓レボリューション・短縮版』

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF

 

 

本日(2023年12月15日)、『百姓レボリューション・短縮版』が正式に発売。

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF

 

これは、『百姓レボリューション』第1巻の短縮版で、内容はほぼ一緒。ただ単にページ数が60ページほど短くなった感じだ。

 

『百姓レボリューション』405ページ

『百姓レボリューション・短縮版』341ページ

 

価格も安い。

『百姓レボリューション』¥2,899

『百姓レボリューション・短縮版』¥2,596

 

どちらを買えばいいのか。

 

僕のお勧めは短縮版。

 

値段が安いのと、より短時間で読みきれるから。

 

それでいて、特にオリジナルに比べて失うものがない。

 

物語として、第2巻、第3巻と読み進めていく上で、オリジナルを読んでいないとついていけないということはない。

 

情報として、不足している箇所がない。

 

自給自足の教科書とか、エコビレッジづくりの教科書として読みたいと思っている人もいると思うが、短縮版も一通りすべてのことがカバーしてある。自然農による一年間の米作りから、様々な自給型コミュニティづくりに出てくる側面、人間関係(タメ口調やアサーション・トレーニング)など、骨格の部分はどこも削っていない。

 

カットしたシーンが1、2シーンあるが、まあ、そこは読まなくても大きくは影響しない、と判断したために削った。

 

どうしても、2010年に書いた時のオリジナルがどんな感じだったかを味わいたいという人以外は、短縮版を勧める。

 

そして、読み終わった後は、そのまま第2巻、第3巻へと進んでもらいたい。

 

あと、短縮版のレビューもお願いします・アマゾンでのページは独立したページになっていて、オリジナルのレビューはこのページには反映されていないので、新たに必要です。図書コードも新たなものになり、基本的には別の本です。

 

今、なぜ『百姓レボリューション』なのか。

 

オリジナルだろうが短縮版だろうが、そもそも『百姓レボリューション』自体を知らないという人も多いことだろう。2013年が舞台ということは、結構古いのではないかと思う人もいるだろうが、2023年の今だからこそより相応しいとも言える。

 

もちろん、当時も3.11があったりして激動の時代ではあった。とはいえ、小説に描かれている多くのことがどこかで現実離れしていると感じた人もそこそこいたと聞いている。あれから12年経ち、多くのことが現実となった。

 

主人公の一人小野寺隆の語るシステムというものも、当時は単なる陰謀論と思われていたかもしれないが、ここ数年で多くの人が目の当たりにしたのではないか。特にコロナ以降の数年間で。世界をコントロールする巨大な権力構造。

 

マスコミや芸能界に関しても、ジャニーズ問題など今になってようやく表に出てきている。

 

自給自足もそうだ。物資の高騰を始め、食糧難というものが今まで以上に現実味を帯びてきている。自給自足とまではいかなくても、ある程度は自分で食料がつくれたり、食料の生産者とつながりを持つことが今後必要になってくるだろう。

 

自給自足には正直のところ僕もあまり興味を持っていない。12年前と今では僕自身の興味が大きく変わっている。

 

ただ、『百姓レボリューション』の書き直しをすることで、改めてこの作品の持つ必要性に気づいた。

 

それは、自給自足というよりも、むしろそれ以外の全体的な内容にあるような気がする。

 

今まで当たり前だと思ってきた社会の価値観が根本的に間違っていて、あらゆる部分で新しくしないと、2024年以降の未来では生き残れないのではないかと。

 

小説では入村試験というものが出てくるのだが、新しい時代に生き残るための試験となっている。

 

審査の基準となる多くのことが、現実世界でも鍵になると。自給自足はそのほんの一部に過ぎない。

 

 

昨年アマゾンのソーシャルフィクション(経済・社会小説)部門でベストセラーになり、1位にもなっている。

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF

『百姓レボリューション・短縮版』が予約注文可能となりました。

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF

 

第1巻の短縮版で、オリジナルが405ページあるのに対して341ページと約60ページ縮小。とはいえ内容にほぼ違いはありません。これから読む方にはまず短縮版をお勧めください。

 

オリジナルとの違いの詳細はこちらを

 

 

 

とにかく、冬至とクリスマスに間に合ってよかったです。今予約注文すれば12月17日~19日に到着予定なので、ちょうどいいクリスマスプレゼントになります。

 

なにしろ物語は2012年の12月22日に始まりますからね。

 

あれから10年以上経ちますが、改めて書き直してみると、時間的な違和感はないですね。2023年現在や2024年にも十分通じる内容だと思いました。

 

細かい箇所であったのは冒頭のシーンで主人公がフェイスブックをチェックしますが、フェイスブックとは何かの説明が入っていること。執筆時の2010年ではフェイスブックは日本に入ってきておらず、SNSといったらmixyが主流でした。僕はイギリスの友人から友達申請が来てたまたま入っていたけど、完全に英語用というか海外のSNSという感じでしたね。

 

なので、フェイスブックを使っていることで主人公が欧米かぶれしていることを示す場面だったのですが、今となっては全く関係ないですね。でも、あえてそのまま残しました。舞台は2012年ですから。

 

ipodも何それ? ipadじゃないの、と思うかもしれませんが、当時は最新式の音楽ガジェットだったんですよね。

 

ということで、ぜひとも今年のクリスマスプレゼントは『百姓レボリューション・短縮版』でお願いします。

 

ペイパーバック

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ

 

kindle
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPS74NZF