今日は休憩で別のトピックを。

 

今日のローカルネットワークでの話し合いでも出た医療について。

 

実は、母がここ1ヶ月ほど入院していて明日退院するのだが、医師とのやりとりで考えることがでてきた。

 

病気の治療法としてプレドニンというステロイド系の薬を飲んでいるのだが、数日前に母が病院の売店で売っていた週刊誌を目にした。医療現場の特集が組まれていて、「現役医師たちの内部告発―よけいに悪くなる『薬と手術』の全実名」という記事があった。

 

それによると、医師が考える「飲み続けてはいけない薬」のリストにプレドニンも含まれているのだ。

 

これですっかりパニクってしまった母を見て、慌てて僕もその記事を読んでみた。確かにプレドニンのところには、「人間の身体からの本来のステロイド分泌に影響が出る」と書いてある。

 

そこで、長年医療業界にいた妻に記事を見せて、相談する。

 

すると、その記事はかなり一方的に書かれていて、偏っているということだった。

 

そこで、どこがどう偏っているのかと訊くと、薬の副作用というのは、どのぐらいの量を飲むのかや、服用期間がどれぐらいなのか、その他その患者の状況によってすべて変わるので、一言で言えることではない。にもかかわらず、その記事にはそうした詳細が一切書かれず、一般論でまとめてしまっていると。

 

そう言われて、もう一度読み直してみると、確かにそうだった。

 

とはいえ、副作用がある可能性があることは事実で、これは以前医師に訊いた時も言っていた。

 

このままでは母は薬を飲むことをやめると言っているので、僕としても何らかの解決策を見つける必要があった。

 

それで、不安ならば、まずは病院のお医者さんに直接訊いてみることを母に勧めた。

 

とはいえ、母だと話がまとまらないので、僕が質問を考えて箇条書きにして書いた。

 

1、プレドニンの副作用が出る可能性があるのは何ミリグラム以上からか?

2、プレドニンの副作用が出る可能性があるのは、服用期間がどのぐらいからか?

3、どんな副作用が出るのか?

4、それに対する対処法はあるのか?

5、漢方等の代替医療で、プレドニン以外の治療法はあるのか?

6、あるいは、プレドニンと併用してできる代替医療はあるのか?

 

そして母は週刊誌の記事のコピーとその質問事項を先生に見せて質問した。

 

以下がその回答だ。

1、量よりも期間が重要です。長期になると副作用が出ます。

2、数ヶ月以上

3、多様です。

4、

5、ありません。

6、ありません。

 

プレドニンを中断する方がはるかに危険です。副作用を恐れるより、飲まないことの方がずっと危ないです。

 

なるほど。つまり飲む以外、選択肢はないということか。

 

ただ、そうなると気になってくるのが、副作用への対処法だ。

 

最低でも1年ぐらいは飲むことになると言っていたので、数ヶ月以上という副作用の対象になってくるからだ。

 

ところが、その対処法についての答えが何も書かれていない。先生も何も言わなかったそうだ。

 

副作用が多様なので対処法も多様で、いちいち書いていられないということなのだろうか。

 

あるいは対処法がないのか。

 

あるいは対処法をその先生は知らないのか。

 

この辺の疑問が残る。

 

これについては後日確認しなければ。

 

母によると、先生は週刊誌の記事を見せたことに激しく反応していたようで、こんなもの信用できないと言っていたとのこと。しかし、記事は読まなかったと。

 

せめて記事に目を通し、信用できないのなら、どういう理由で信用できないのか言えばいいのに、と僕は思った。

 

理由が分かれば納得する人もいるのだ。

 

対処法に対しての説明も不十分で、そもそもそうした説明が不十分だから患者は不安になり、こうした週刊誌の記事を鵜呑みにしてしまうのではないだろうか。

 

もちろん、僕はその医者が悪いとか言うつもりはない。おそらく忙しくて、いちいち時間をかけて説明していられないのかもしれない。あるいは、下手に説明して患者が飲まないことを選択することを恐れ、とにかく飲んでくださいと言ったのかもしれない。

 

ただ、日本の医療現場や教育現場によく観られる構造に慣れ切った結果、こうした対応が起きているとも感じる。

 

先生は偉い人で、先生の言うことは黙って聞くという日本の風土。

 

だからいちいち細かく訊いてくる患者はほとんどいないので、うざい患者だと思われているのかもしれない。

 

でも、そうした風土から生まれたティーチングの限界から、コーチングが人気を得ているのではないか。

 

主役は患者であり生徒で、彼らにきちんと情報を提供し、自ら選ばせるというやり方。

 

欧米ではこれが当たり前になってきている。実は、英会話スクールに勤務していた時、同僚の外国人講師を何度も病院に連れて行ったことがある。その時必ず問題になったのが、日本人医師と外国人患者のコミュニケーションのズレ。外国人患者はきちんとした説明を求めるのだが、それに対してきちんと説明できる医師が少なかったこと。

 

その度に外国人講師から言われたのは、「医者は科学者であるのに、なぜ論理的な思考ができないのか? こんなことはアメリカではありえない」

 

確かに、説明なしに、「これはよくない」「私の言うとおりにしてください」というのはどこかの宗教の教祖が言うことであって、医者が言うことではないと僕も思う。

 

同様に、具体的な理由を述べずに、週刊誌の記事だから信用できないと言うのは、一方的に記事を書く記者と、結局のところ同レベルではないかとも思える。

 

僕としては、とにかく、プレドニンをやめることが、危険という形容詞を使うのではなく、できれば具体的にどうなるかを教えてもらいたい。その状態が危険かどうかを判断するのは患者だ。

 

あとは、副作用に対する対処法。例えば免疫力が低下するのだったら免疫力を高める方法があるはずだ。

 

その辺をきちんと教えてくれれば、患者もより安心して薬を飲み続けられる。

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今日はいのちの祭り88について。

 

8月8日発売にしたのは、「いのちの祭り88」にからめてだと言ったが、いのちの祭りは物語に登場する。

 

『味噌汁ロマンス』を最初に書いたのが1993年で、大幅な書き直しをしたのが2008年だと言ったが、実は2007年の間違いだった。

 

なぜ間違えたかというと、プロローグが1988年8月8日のちょうど20年後となる2008年8月8日に始まることになっていたからだ。

でも、よくよく考えたら、2007年に出す予定でいたので、1年後の2008年にプロローグが始まる設定にしたのだった。

 

そんなことがあって、2007年の時点では「いのちの祭り88」が結構大きい位置を占めていた。しかし、2016年版では、その立ち位置を弱め、あくまでもスブプロットのひとつにしている。

 

とはいえ、物語を進める上でのひとつの大きなターニングポイントになっている。いや、ひとつのどころか、おそらくあそこでしょう。祭りそのものというより、そこで登場人物たちがすることに。

 

「いのちの祭り88」は1988年の8月の初旬に八ヶ岳山麓で開催された野外フェスで、サブタイトルが「No Nukes One Love」といった。脱原発をテーマにした祭りだが、環境から健康、スピリチュアリティまでが混ざった包括的な祭りだった。

 

僕自身も参加した。8月8日を含む数日間、キャンプインしたのだ。僕も立花圭のようにほびっと村で、「No Nukes One Love」と書いてあるポスターを目にして感激したのだ。

 

No Nukesというのはイギリスの反核運動でのキーワードで、 One Loveはボブ・マーリーの有名な歌で、これまたブライトンでよく耳にしていたからだ。

 

「えっ、日本にこんなものがあるのか」という驚きと懐かしさで大興奮だった。

 

祭り自体もグラストンベリー・フェスティバルを思い出し、懐かしい気分になった。

 

No Nukes One Love 実は、この2つの言葉に表されている世界がとても重要なのだ。

 

いのちの祭りは1986年に起きチェルノブイリの原発事故の影響等から広がった反原発運動の一環として開催された。

 

しかし、そこにはネイティブアメリカンのティーピィーがあったり、モンゴルのゲルがあったり、当時、日本にトランスパーソナル心理学とニューエイジを持ち込んだ吉福伸逸さんがワークショップをしていたり、プラブッダこと星川淳さんが来ていたり、ニューエイジの雰囲気が満載だった。

 

そう、当時、ニューエイジ・ムーブメントは包括的な展開をしていた。ところが、その後これが2つの動きに分かれてしまうのだ。環境運動と精神世界(後にスピリチュアル)

 

つまり、この前書いた外的変容にフォーカスした「第1の運動」と内的変容にフォーカスした「第2の運動」に分かれてしまった。

 

チャネリング・ブームの到来で、ニューエイジはどんどん商業化されていき、環境運動に関わる人はどんどん離れていった。

 

それは今に至っている。

 

もちろん、何度か融合する時期もあったのだが。

 

ちょうど2007年だった。僕はJapan NewAge Networkというものを立ち上げ、いのちの祭り88や吉福さんや星川さんたちが表現していた包括的なニューエイジを取り戻そうとした。

 

東京で「スピリチュアルな観点から六ヶ所村について語り合おう」というイベントを企画したり、アースデイ六ヶ所では祈りのイベントを企画したりした。すぴこん(スピリチュアル・コンベンション)で「豪快な号外」という環境系の新聞を配ったりもした。

 

ところが、反応はイマイチで、すぴこんでは「場違いなんじゃないの」という目で見られたし、

アースデイ六ヶ所では「それって宗教みたいだ」という反応で、結構大変だったのだ。

 

ブログでもロハスとスピリチュアリティを組み合わせた「ロハスピ」をキーワードに書いていき、少なくとも、僕の周辺の人たちにはこのコンセプトが浸透していった。

 

今は当時に比べるとかなり浸透していると思う。

 

その一方で、分かれている部分もまだまだ見受けられる。

 

いのちの祭りでは、1988年8月8日午前8時8分に、八ヶ岳で、八坂村から来た喜多朗さんが太鼓を叩き、八丈島で早苗ネネさんが太鼓を叩く、限りなく8という数字にこだわった祭りだった。

 

もっとも、この時期僕は、第1の運動からも第2の運動からも遠ざかり、スーツ姿で赤坂や大手町界隈を歩いていたのだが。あと、六本木も(笑)。

 

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今日はソウルメイトについて。

 

物語を書き始めた時、2つのアイデアがあり、そのうちのひとつがソウルメイトだと言った。

 

リチャード・バックの『The Bridge accross forever』という本を数年前に読んでいたからだ。

 

『翼にのったソウルメイト』というタイトルで邦訳されている。実は訳者とは大学時代のクラスメイトなのだが。

 

いずれにしても、僕が読んだのは日本語版が出るもっと前で、まさかクラスメイトがその本を訳すことになるなど思いもよらなかった。リチャード・バックと彼がソウルメイトだと感じていた当時の現実のパートナーとの、ほぼ実話に近い話だ。

 

この時は、小説を書きたいとは思わなかったのだが、久しぶりに面白い本を読んだという感覚があり、心に残った。

 

それが村上春樹の『国境の南 太陽の西』を読んだ後で急に小説を書きたいという衝動にかられ、いざ書こうと思った時に、ソウルメイトの物語を書きたいと思ったのだ。

 

ただ、いざ書き始めると、『The Bridge accross forever』とはかなり違う展開になっていったが。

 

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ハンモックで気分はすっかりハックルベリー・フィン。

 

kindle専用リーダーだと光があたっても問題なく読め、野外でのどこでも読める。

 

紙の本を読んでいるのとほとんど同じ感じだ。

 

しかも、文字を拡大して読むことも可能なので、通常の本だと字が小さくて読みにくいという人も読める。

 

いやいや、『天上のシンフォニー』のコピー製本の時は印字が小さかったので読みにくいという人が結構いたのだ。それで『百姓レボリューション』では大きな字で印刷してある。

 

ところがkindle専用リーダーで『味噌汁ロマンス』や『天上のシンフォニー』を読んだ場合、さらに大きくして読むことが可能。

 

まあ、若い人は心配する必要ないが、80年代を懐かしいと感じる世代はそろそろ目の心配も。(笑)

 

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今日は1980年代について。

 

『味噌汁ロマンス』の舞台は1988年~1989年。ということで物語の時代背景は80年代だ。

 

読者の中には80年代生まれとか、80年代にはまだ生まれてなかった人もいると思うので、時代背景について少し解説を。

 

1986年~1991年ごろまでに経済バブルが起き、社会は浮かれていた。

 

物語では当時の東京の生活が描写される。特に、留学帰りの人たちの世界ということで、外国人も多く登場したり、一般の日本人の生活とはまた違うと思うが。

 

そしてもうひとつ、対照的に同時期のイギリスのブライトンが描写される。こちらは正反対の世界といってもいいぐらい、物質的ではなく、エコロジーやスピリチュアリティへの関心が広がっている。

 

その違いは音楽でもでてくる。

 

例えば立花圭のフラットにあるカセットにはジョニ・ミッチェル、リッキー・リー・ジョーンズ、ヴァン・モリソン、ニール・ヤング、キャット・スティーブンス、ボブ・マーリー、トーキング・ヘッズ、ピーター・ガブリエル、U2、ケイト・ブッシュ、シャーデー、スザンヌ・ヴェガなどがあるという描写が出てくるが、当時のブライトンで人気があった音楽だ。

 

もっともジョニ・ミッチェルなどは60年代から70年代の音楽で、80年代の若者の多くが聞いていたわけではない。当時はカウンターカルチャーのリバイバルがあり、昔の音楽を好んで聴く若者が多かったのだ。

 

ところが東京では、バナナラマ、リック・アストリー、カイリー・ミノーグなどのユーロビートが流れている。

 

もちろん、これらはイギリスでも人気があった。ブライトンのメジャーなナイトクラブではかかっていた。でもサセックス大学の学生は誰ひとり聴いていなかった。ちょうど誰ひとりサッカーを観る人がいなかったように。日本ではイギリス人はみなサッカー好きと思われているが、観ない人もたくさんいる。

 

もうひとつ出てくるのがフィットネスブーム。エクザスやノーチラスなどのスポーツジムが次々に生まれ、ユニバーサル・マシーンというのがアメリカから入ってきた。そしてシュワちゃん。カップヌードルの宣伝で日本でも大ブレイクした。

 

改めて昔をふりかえってみると、今とそんなに変わらない気もする。今は二極化が起きていて、まさに、オルタナティブな世界と物質中心の世界に分かれていて、物質的世界は、マネー資本主義の影響で、ある意味では80年代バブルよりも度を越しているかもしれない。

 

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今日は味噌汁について。タイトルからいって、もちろん味噌汁は最大のキーワードだ。

 

今、なぜ味噌汁なのか。

 

この質問には2つの意味がある。

 

つまり小説を書いた1993年の時点で、なぜ味噌汁なのか。

 

そして、2016年現在、なぜ味噌汁なのか。

 

1993年の時点では、なぜか? まったくもってわからない。

 

そもそもこの物語は、すべてを閃きで書いたと言っていい。

 

僕には2つの書き方があって、ただ勝手にストーリーができていくものと、最初にアウトラインを決め、十分に構成を練って書くというもの。

 

つまり、右脳で書くか左脳で書くか。

 

『天上のシンフォニー』は後者で書き、『百姓レボリューション』も1と2はほとんど後者で3は半々ぐらいか、前者のほうが強い。

 

ところが『味噌汁ロマンス』は全くの前者で書いたのだ。

 

村上春樹の『国境の南、太陽の西』を読んだ後で無性に小説が書きたくなり、わずか数週間後に書き始め、3ヶ月間気が狂ったように書いてできたのだ。

 

書き始めの段階で2つのアイデアがあった。

 

ソウルメイトについて書くということ。

 

そして味噌汁だ。禅・味噌汁を食べる芸術。

 

理由などない。ただ、そういうアイデアが浮かんできたのだ。

 

この2つを軸に書き始めた。書いているうちに勝手にストーリーができあがり、あんな感じになってしまった。

 

では、2016年の今、なぜ味噌汁なのか。

 

もちろん、すでに『味噌汁ロマンス』という作品があったからなのだが、ただ、よくよく考えてみると、1993年よりも2016年の今の方が味噌汁が必要とされている気がする。

 

ひとつは和食ブーム。ラーメンがイギリスやアメリカでも人気だ。

 

ところが、ラーメンというのは純粋には日本食ではない。もともと中国から来た。スキヤキだって明治に日本に入ってきたもので、伝統的なものではない。かといって懐石料理は金持ちが料亭などで食べるもので、庶民の食べ物ではない。

 

庶民の食べ物で伝統的なものというと、やはり味噌汁なのだ。

 

しかも健康的。ラーメンのように脂っぽくないし、ベジタリアンだ。

 

しかも発酵食品。

 

そう、この発酵もブームで、腸内環境ということも最近注目されている。ラグビー選手までが腸内環境に意識を向ける時代だ。

 

また、メディテーションブームも起きている。ビジネスピープルの間で禅が流行り、マインドフルネスという瞑想法まで流行っている。

 

えっ、それ1993年に考えていたんだけど。

 

そう、逆に言うと当時は早すぎた。瞑想といったら正しい姿勢で座り、正しい呼吸法でやることしか誰も考えなかった。

 

味噌汁を食べることが瞑想になるなんて、誰も真剣に受け止めなかった。

 

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妻が万能酵母液で味噌汁をつくったと言ったが、正確には納豆菌水でつくったとのこと。

 

納豆菌が大豆が好きで大豆と結びつくことで元気になるからだと。

 

ただ、麹菌は弱まってしまうので、基本的には菌と菌は合せないほうがいいそうだ。

 

カレーを万能酵母液でつくるのはおいしいとのこと。

 

麹菌をそのままの状態で味わうためには、やっぱり味噌汁は味噌だけでつくり、万能酵母液も納豆菌水も混ぜないほうがいいと思う。

 

菌と菌は直接混ぜず、別々にとって体内で混ざるぶんには問題ないそうだ。

 

ということは、納豆菌と麹菌の効能を両方得たければ、普通に、ご飯と味噌汁と納豆を食べればいいということだ。

 

実は、この食べ方も『味噌汁ロマンス』では奨励されている。納豆は畑の肉である大豆のパワーと納豆菌のパワーが合わさり、腸と筋肉を内側からも外側からも鍛える、最強のフィットネス・フードだ。

 

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今日は『味噌汁ロマンス』に登場するPASANについて。

 

イギリスにいた時、平和運動に関する本を書こうとしていた。

そのために、いろいろな活動家をインタビューしたりしていた。

 

それでわかったことが、社会運動には二つの流れがあるということ。

 

そのひとつを、僕は、第一の運動と呼び、

もうひとつを、第二の運動と呼ぶことにした。

 

第一の運動とは、外的変化を目指す運動だ。

つまり、平和運動、エコロジー運動、フェミニズムなどで、

特に社会のシステムそのものを変えていくために、デモを企画したり、

政治家に手紙を書いたり、マスコミに訴えたりする活動を指す。

 

第二の運動とは、内的変化を目指す運動だ。

真の平和とは、まず自分の中に平和を築かなければ訪れないという考え方

から、瞑想などを通して心を平安にし、周囲との関係性の中で平和を構築

していこうというものだ。

 

ニューエイジ運動ともいわれているが、平和だけでなく、

あらゆる部分で自己の内面を霊的に成長させようとする動きだ。

 

僕が出会った人たちは、若い時に第一の運動に関わっていて、

年齢が上がるにつれて、第二の運動に移行していくという人が

多かった。

 

僕は、早くから、第一の運動と第二の運動双方に関わってきた。

 

それでも、自分の関心としては、二十代前半の頃は、意識が外に向いていた。

 

そして、二十代の半ばぐらいになると、内なる方向へ向かいはじめたようだ。

 

人間、歳をとると、意識が外よりも内に行くようで、僕の場合、かなり短いスパンで、それが起きたようだ。

 

1980年代前半のブライトンでは、サセックス大学の学生は、第一の運動に関わった人たちが大半を占めていた。

 

第一の運動といっても、エコロジー運動などはまだ定着していなく、どちらかというと、左翼的なカラーが強かった。

 

反対に、二十代後半以上の人が多く関わっていた第二の運動では、第一の運動へ積極的に参加するという姿は、あまり見られなかった。

 

ブライトンには、ミディエイティング・ネットワークというニューエイジ・グループがあったが、やはり活動の焦点になっていたのは、瞑想、ヨガ、クリスタル、サイコセラピーなどだ。

 

そんな時、サセックス大学に画期的なグループが生まれたのだ。

PASAN(パザン)Personal and Social Alternative Networkだ。つまり、個人レベルで、なおかつ社会レベルで、従来とは違った新たな形の生き方を模索する人たちの、ネットワーク。

 

創始者のサムは、ミディエイティング・ネットワークのメンバーであり、サセックス大学の生徒会長も勤め、なおかつ僕のルームメイトでもあった。彼も、僕と同様、第一の運動と第二の運動の間にある大きな壁がずっと気になっていて、PASANでは、できるだけ双方の要素を反映させようとした。

 

それは成功し、80年代にも関わらず、

60年代の対抗文化を思い起こさせるような、

エスニックな服装に首から数珠をかけた若者が、

数多くキャンパスの中を闊歩するようになったのだ。

 

彼らはキャンパス内で平和やエコロジーに関するデモを行ったり、

コンサートを企画したりした。同時に、瞑想の会を開いたり、サイコセラピー系のワークショップに参加したりもした。

(注:瞑想やサイコセラピーに関しては『味噌汁ロマンス』ではカットされている。その理由は、『味噌汁ロマンス』を読めばわかる)

 

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今日から少し『味噌汁ロマンス』に関するトピックについて書いていこうと思う。

 

まず、舞台の半分となっているブライトンについて。

 

ちなみに、ブライトンは『天上のシンフォニー』にも『百姓レボリューション』にも出てくる。

それだけ僕にとっては重要な場所だ。伯宮幸明の原点といってもいい。

 

そして、そのブライトンが『天上のシンフォニー』よりも『百姓レボリューション』よりももっと詳細に描写され、物語の半分を占めているものがこの『味噌汁ロマンス』だ。

 

……………………………………………………………………………………

都市の空気は人間を自由にする。

これは、ルネサンスの時期にいわれた有名な言葉だが、

都市の持つひとつの魅力というものは、まさにその空気だと思う。

スピリチュアルでエコロジカルな人の中には、田舎に住みたいという人が

多いと思うが、僕もその一人である。しかし、一方で、

僕は、常に都市に引かれてきた。

様々な人たちが集まった活気あるエネルギーは、

確かに僕たちの発想を豊かにする。

しかし、そんな都市の魅力を十分に秘めた場所というのは、

意外と少ないものである。

決して大きすぎてもダメ。

小さすぎてもダメだ。


 

イギリスの南海岸に面した町ブライトンは、サイズ的にちょうどいい。

ロンドンのような大都市ではなく、かといって退屈な田舎町でもない。

海と丘陵地帯に囲まれ、自然環境には恵まれている。

それでいて、ロンドンまで電車で一時間。


 

ブライトンを面白くしているのは、何といってもそこに住む人たち。

大学教授、作家、学者などのインタレクチュアル・コミュニティ。

画家、映画監督、マスコミ関係者などの

アーティストと業界人・コミュニティ。

フェミニストやエコロジストなどの、グリーン・コミュニティ。

スピリチュアルなニューエイジ・コミュニティ。

そう、ブライトンはまさに、知的で、スピリチュアルで、エコロジカルな

町なのだ。

 

さらに、ゲイ・コミュニティ、レズビアン・コミュニティ、

ITコミュニティと、限りなく都会的な人間集団が共存していて、

海辺のロンドン、サセックスのサンフランシスコ、シリコン・ビーチなど

のニックネームを持つまでの、町なのである。

 

 

 

なぜ、ブライトンにはそのような人たちが集中しているのか。

原因はサセックス大学にある。

町の郊外にあるサセックス大学は、六十年代には学生運動がさかんで、

イギリスのバークレーといわれていた所だ。

最近では、学生たちも静かになってしまったらしいが、

僕が住んでいた八十年代には、まだ十分にラディカルさが残っていた。

卒業生の多くがそのままブライトンに住み着いてしまう、

というケースが多いのだ。

 

彼らがそのままアーティスティックやインタレクチュアルな人間になって

いったり、また、大人になっても学生時代の刺激を得られる町の

匂いを嗅ぎつけて、他から似たような連中がやってくるということもある。

 

 

ロンドンにも似たような人間は住んでいる。

しかし、同時にそうでない連中もたくさんいる。

町が大きすぎて、コミュニティ感覚ができにくい。

ところがブライトンの場合、本屋に行けば知っている人に会ったり、

インフィニティ・フードという自然食品店に行けば誰かにばったり会った

り、フード・フォー・フレンズという自然食レストランに行けば知らない

けれども似たような人と同席して友達になったりと、

コミュニケーションが取りやすいのだ。

コミュニケーションが頻繁に起きればそれだけ情報や発想の交換が起き、

新たなものが生まれる。

 

 

僕は、二十代前半の青春時代を、ブライトンで過ごした。

いろいろな意味で、この町は自分の原点になっている。

 

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夏休みはいろいろ楽しかった。初日は琵琶湖に泳ぎに行く。

 

拓己、ボディボードに挑戦。

将来はサーファーになれるか。

ブルーメの丘へも行った。

そして妻が信楽で講演。万能酵母液について。

 

実演も交えて、材料の揃え方から作り方、発酵の見極め方まで、わかりやすく説明していた。

特に、滋賀のどこでどの材料が手に入るなど、ジモティーだからこそ伝えられることもあり、

改めて、講師もローカルで調達することのメリットが感じられた。

 

ところで、妻は、勝手に、味噌汁をつくる時に万能酵母液でつくっていたそうだ。

 

何?

 

聞いてないぞ、そんなの。

 

味噌汁には味噌汁菌があって、変なものと混ぜるとおかしくなってしまうのだ。(笑)

 

『味噌汁ロマンス』の詳細ページを更新した。登場人物の紹介や物語に登場するキーワードまで。

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