いつもこの時期には一年の振り返りをする。


デトックス瞑想 でもライフ・リフレクション でも振り返りを行うが、年末は振り返りを行う最適の時期で、僕は毎年行っている。


2011年の振り返り

http://ameblo.jp/column-takamiya/entry-11119672643.html


2010年の振り返り

http://ameblo.jp/column-takamiya/archive1-201012.html


2009年の振り返り

http://ameblo.jp/column-takamiya/entry-10422541393.html


2008年の振り返り

http://ameblo.jp/column-takamiya/entry-10178783990.html


ただ、今年は例年と違い、アセンション・イアーでもあったため、冬至前には一生の振り返りを行った。(部分部分ではあったが)


それをシェアしているととても長くなってしまうので、ここでは今年の振り返りだけを行う。


振り返る前に、去年このブログで書いた2012年の抱負をシェアしよう。


★2012年の抱負★


来年は、今年よりもさらに重要な変革の年となるだろう。何といってもマヤ・カレンダーで予言されている年なのだから。2012年にすべてが一瞬に変わるとは思っていないが、ここ数年続いてきて今後数年続いていく大変動のピークとなる年だとは思っている。


『百姓レボリューション』の増刷分が今日届いた。1月6日から発送を開始する予定。

この本はこれからの社会づくりにおいて欠かせないものだと今回読み直して改めて思った。つまらないかもしれないが(笑)、必要な本。そこで、来年こそはプロモーションをしっかりやりたい。


『百姓レボリューション2』も書きたいのだが、一体いつ書く時間を見つけられるのかがわからない。


育児に関しては拓ちゃんがどんどん大きくなってくるからより父親の出番が増えてくると思う。来年はもっと自然の中に連れて行きたい。


あと、経済的に確立することも重要。父親になったこともそうだし、田舎で信用を得るにはそこがしっかりしていないといけない。つまり、Xのあり方。それも本やコーチング等からだけでなく、堅気の仕事を。1月から英会話教室を開こうと準備を進めているといったが、それを軌道に乗せたい。Kenglish Schoolという。http://kenglish.biz/


実は父親になって保守的になったことのひとつがこれなのだが、自給自足を中心とした持続可能な生活を確立する上でも、現金収入を得る仕事がしっかりしていたほうがいい。今まではそれが相反するものだと思っていたのだが、バランスを取る方法がある気がしてきた。そうでなければ子供は育てられず、子供が育てられなければ持続可能ではないからだ。


それにKenglish Schoolでは以前やっていたロハス英会話の側面も引き継ぎ、十分やりがいのある仕事だと思っている。


Kenglish Schoolのあり方

http://kenglish.biz/index.php?Kenglish%E3%81%A8%E3%81%AF


ネットワークに関しては今できつつあるものを大切にし、自然の流れに任せて発展させていこうと思う。熊野でのつながり、日野町でのつながり、彦根や大津とのつながり、そしてアズワンコミュニティなど周辺地域とのつながり。


いよいよ2012年か。いろんな意味で楽しみだ。


……………………

★振り返り★


アセンション・イアーということで元旦から熊野の滝へ行ったりして、スピリチュアル度の高い年だった。熊野シンクロも起き、いろいろな意味で、無意識とのコミュニケーションが図れた年でもあった。


『百姓レボリューション2』の執筆も予定外であったが、そんなシンクロの流れで書くことになった。


『百姓レボリューション』のプロモーションはほとんどできなかったが、続編を書いたことが最大のプロモーションとなった。


『百レボ2』の執筆は自分では満足している。『百レボ』よりも反響は薄いが、自分の中では、視点登場人物を複数つくったことで小説としてはより優れた作品に仕上がったと思っている。


ただ、後味が『百レボ』ほどすっきりしていないのは事実で、それはタブーであるテーマを扱い、ある意味多くの読者の夢を壊してしまったからだと思う。


それでも、僕はあれでよかったと思っている。つらい現実でも向き合わなければならないこともあり、そこを超えなければ、日本人として、日本のオルタナティブ・ムーブメントの歴史の中で、真の意味で光を見出すことはできないと思っている。


執筆は過去になく大変だった。育児をしながらの執筆だったからだ。赤ん坊が泣きわめく中書かなければならなかった。


ジャック・ニコルソン主演の『恋愛小説家』という映画でも描写されていたが、小説家にとって邪魔をされることほど苦痛なことはない。


関西弁の挑戦も初の試みだった。


同時に、山が見渡せる古民家での執筆という、作家にとっては恵まれた環境での執筆でもあった。


育児に関しては、まあまあだったかな。巷の父親に比べたら十分すぎるほど関われたと思う。何度も散歩に連れて行ったし、朝ごはんや弁当もたくさんつくったし、木琴やおもちゃで遊ぶこともした。


ただ、執筆中は愛想が悪かったし、何度か邪魔されて怒ってしまったことは反省している。また、7月から保育園に行かせているのだが、本当なら最初の3年間は家庭で育てたかった。すべては僕の経済力がないことが原因で、そのことは拓ちゃんに申し訳ないと思っている。


そう、経済力をつけるためにも英会話教室にしっかり取り組むというのが今年の目標だった。これは十分にできなかった。広告を作り、新聞に折り込み広告として入れたが、反響は思ったほどなかった。


その後の手立てが不十分だった。


執筆を開始したりしたことが原因なのだが、全体的にいろいろなことをやりすぎ、本業に集中できなかった。今までの傾向からこうなることは予測できていたのだが、また同じことを繰り返してしまった。


日野町でのネットワークに関しては、4月にスロー・シネマ・カフェを開催し、口火を切ることはできた。


ただ、その後が続かなかった。でも、他の人がやってくれ、ネットワーク事態は維持でき、さらに広がった気がする。実は、この、自然発生的に起きるプロセスこそ、講演で述べたことだが、僕が忙しく何もできなかったことで、かえってそれは実現した気がする。


これこそが、「何もしない」方法。(笑)


田んぼの収穫作業を何人かと一緒にできたのもよかった。


日野に移住してきた仲間も増え、来年はさらにいろいろなことが起きそうだ。


畑は散々だった。自然農1年目ということで期待はしていなかったのだが、まさかここまでひどいとは思わなかった。じゃがいもも小さく、夏野菜は全滅、葉物もイマイチ、大豆もエン麦も実らず、結局まともにできたのは人参ぐらいだ。


これは結構つらい。経済的に確立できていない原因のもうひとつが農的暮らしにあるのだが、その農でも収穫がないとなると、世間に顔向けができない。


そして僕の場合、義理の両親が近くにいて、そのつながりで熊野という集落の一員に加えてもらっているので、世間というのが、他の移住者よりもずっと距離が近い。プレッシャーは半端ではない。


「ほれみろ、だから無肥料なんて無理なんや」と言われてしまう。そしてそれに対して一切反論できない。結果を出せない素人がいくらほざいても全く説得力がないのだ。


それでも、とう立ちして収穫しそびれた小松菜が菜の花と化して畑を黄色に染めた時、「いい眺めだな」と感心してしまう。


そう、こういう能天気な性格でないと務まらない。(笑)


他にも今年はいろいろなことをやった。


熊野でのつきあいにも一通り参加した。棚田ボランティア・プロジェクトにも関わったし、グリムで夏の祭りや滝祭り、運動会などいろいろやった。


滝祭りでは、滝行までさせていただいた。そう、お滝さんにも結構たくさん行ったな。


綿向山も3回登った。


イベントはいろいろなものに参加した。滋賀全体のネットワークとのつながりも維持した。


アズワンコミュニティーともより接点を持ち、何度か訪れ、向こうからも我が家に来てくれたりした。


そして、ザ・田んぼの稲刈り、はざがけ、脱穀、籾摺りまでの一連の作業をした。特にガーコンやとんべしなどの昔の道具を使えたことはよかった。


古民家での生活も、無事一年を終えた。あの寒い冬も通過した。


まあ、全体を振り返ると、悪くない一年だった。


★2013年の抱負★


今年の反省も踏まえてだが、来年こそはKenglish Schoolの事業に集中したい。今年それをする予定だったのだが、アセンション・イアーということもあり、もう一年だけ他のことを優先させた。


が、それが過ぎた今、今度こそそこに集中したい。


実際、1月からは生徒も増え、その兆しは現れている。1月26日には、自宅学習法についてのセミナーを開催する。


育児は来年も引き続き力を入れる。最初の3年間の後半に差しかかる時で、いよいよ父親の出番が増えてくる。


来年はそれだけ。


それ以上は計画を立てない。あれもこれもやろうとするとすべてが中途半端になることが目に見えているからだ。この2つが優先順位のトップで、後のことは時間的余裕ができたら、適当にやればいい。


ただ、日野町のネットワークに関しては自然発生的に発展していく気がする。その兆しも見えてきた。僕がやらなくても、周りが動いてくれる。そしてそうした動きには極力協力していくつもりだ。