「かゆいところに手が届く」ブラシ ~NARS~ | 鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~

「かゆいところに手が届く」ブラシ ~NARS~

鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15

紹介したい色物はたくさんあるのですが、

明るい時間に写真を撮っていないので、今日はちょっとお道具のお話。


私はメイクブラシというものが非常に好きで、

ブログではまだ紹介したことのないものも含めて、

なかなかたくさんのメイクブラシを持っていると自負しております。

特に好きなのが、やっぱりアイメイク用のブラシ。

大きさ、毛の種類、厚み、毛丈などなど、

選ぶポイントがあってついついたくさんほしくなってしまうの。


つい最近までは白鳳堂のアイシャドウブラシが大好きで、

ヒマさえあれば白鳳堂のホームページを見て、

次に白鳳堂の店舗へ行ったときはどれを試そうか考えたりしていたのですが、

めぼしいものは大体買ってしまったと思っている今日この頃、

やはり気になるのがメイクアップブランドのブラシです。


もちろん化粧筆メーカーのブラシは質の高い物が多いのですが、

メイクアップブランドのブラシは、

形状にこだわりのあるものがたくさんあって、

使い勝手の良さにこだわって作られた物が多いように思います。


そんな中で、運命の出会いを果たしたのが上の写真の2本。

■NARS アイシェイダーブラシ #3

■NARS スマッジブラシ #15


これはタッチアップのときにBAさんが使ってくださったもので、

アイシャドウそっちのけで「今のブラシ、どれですか!?」

と鼻息荒く尋ねた品物。

2本ともものすごくお気に入りで、

新入りながらレギュラー入りを果たしているので、ご紹介します。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15
NARS:アイシェイダーブラシ #3

8,925円

アイシャドーを均一にのせられる、セーブル毛のアイシャドー用ブラシです。

公式HP@cosme


まず1本目が、アイシェイダーブラシの#3。

セーブル(イタチ)の毛で出来た丸平のブラシで、

アイホールにぴったりフィットするような形状。


アイシャドウ用のブラシの中ではかなり大きめのサイズで、

アイホール全体に色を乗せたり、

周囲をぼかしたりするのに使えるくらいの大きさです。


NARSのブラシは2本ともすごく気に入っているのですが、

どちらかしか買えないとしたら、多分こちらを買ったと思います。

それくらい優秀なブラシなの!!


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15

私の手持ちのブラシで、大きさの似ているブラシを並べてみました。


上から順に、

■NARS アイシェイダーブラシ #3

■白鳳堂 S124Bk (樹リス)

■白鳳堂 S132Bk (イタチ)


上から見ると大きさは3本ともあまり変わらなくて、

NARSが若干大きめですが、あとの2つはほぼ同じくらい。


ちなみにS132Bk(イタチ)は白鳳堂の中では基本の筆の一つで、

とにかくアイメイクするためのブラシを選んでくださいというと、

大体このイタチ毛のブラシと、もう一回り大きい灰リスのブラシ、

それから締め色用の小さなイタチ毛のブラシを勧められると思います。

もちろん肌質や仕上げたい雰囲気によっては、

このイタチ毛のブラシがリス毛のブラシになったりはするでしょうが、

基本の1本として持っていて損はないブラシだと思います。


S124(樹リス)はまだ紹介したことがないと思うのですが、

リスといっても灰リスやカナダリスのように柔らかい毛ではなく、

イタチによく似たコシの強い毛。

リキッドにも使えるので、私はクリームシャドウにも使っています。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~

このNARSのブラシがどうしてもほしかったのは、この厚み!!

白鳳堂の2本に比べて、2倍くらい厚みがあるのが分かるでしょうか???


アイシャドウブラシに限らず、チークブラシでも何でもそうですが、

化粧筆にとって「厚み」というのはすごく重要なポイント。

というのは、同じ大きさでも厚みがどれくらいあるかによって、

発色の具合やぼかしやすさが全く違うからです。


特にイタチ系のコシのあるブラシの場合は、

厚みがないと色が強く出過ぎてしまって、

周囲を綺麗にぼかすのが難しかったりするのです。


その点、NARSの#3は厚みがしっかりしているので、

テクがなくても周囲がきれいにぼけてくれるし、

ラメがふんだんに入ったカラーを使うときも、

ぽんぽんとブラシでまぶたをたたくように乗せていけば、

ラメが飛び散ることもなく綺麗にカラーを入れることが出来るのです。


イタチ系のブラシでこれだけ厚みのあるブラシは、

私が見たところ白鳳堂にも竹宝堂にも、竹田ブラシ製作所にも、ない。

だから、NARSで見つけたときはすごーく嬉しかったのです。


コシのあるブラシなので、シャネルのキャトルに使えるのも嬉しい。

シャネルではもう少し小さいブラシをアイホール用に出していますが、

これくらい大きい方がベースカラーをふんわり入れられるので、

キャトルを使うときはこのブラシを一番淡い色に使っています。

これは、絶対に持っていて間違いない1本。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15
NARS:スマッジブラシ #15

3,780円

目の際にくっきりと色をのせるのに最適な、馬毛のアイシャドー用ブラシです。

公式HP@cosme


もう1本購入したのが、

スマッジブラシの#15。

こちらは#3よりだいぶ小さなブラシで、

締め色を入れるのに使うブラシです。


締め色用のブラシもたくさん持っているのだけれど、

これは私の手持ちのブラシとはどれも似ていない、

ちょっと変わった形状をしていて、そこがとても気に入りました。


やや幅の広いタイプで、毛丈はかなり短め。

毛の種類は馬毛で、コシはあるけどチクチクしたりはしません。

馬毛のブラシというと、つくし型のブラシしか持っていなかったのですが、

それと比べてとても毛丈が短いので、こちらの方がしっかり色が入ります。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15

手持ちでよく使う締め色用のブラシと比較してみました。


上から順に、

■NARS スマッジブラシ #15(馬毛)

■白鳳堂 S144Bk(玉毛)

■白鳳堂 S148Bk(イタチ)


NARSは他の2本に比べて、幅が1.5倍、毛丈が半分くらいです。

基本的に化粧筆は毛丈が短いほどコシが出て、

色がしっかり濃く入るようになっています。


一番下のイタチ毛の締め色用ブラシも、

上でちらりとご紹介したS132Bk(イタチ)と同じく、

白鳳堂の中では「基本のアイシャドウブラシ」に入っている1本。

締め色をしっかり入れたいと言うと、大体これを勧められます。

私は黒や茶系の締め色を入れるときは、このブラシを使っています。

毛丈と幅のバランスが良くて、すごく使いやすいブラシ。


それに対してS144Bkはもっと毛が柔らかく、

ふんわりと締め色を入れることが出来て、

ベルベットのようなツヤ感を引き出せるのがポイント。

この玉毛のブラシはものすごく気に入っている1本で、

パープルやボルドー、ネイビーのような中間色を締め色として使うとき、

すごく綺麗に発色してくれるので、使用頻度はかなり高め。


やわらかくて肌触りがとても良いので、

コシの強いブラシだと目元が荒れてしまうという方は、

王道のイタチよりもこの玉毛のブラシの方がオススメです。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-NARS Brush #3 & #15


さて、NARSのスマッジブラシ#15も、ほしいと思ったポイントは「厚み」。

上でご紹介した2ホント比べてみると、これも2倍くらいの厚みがあるのです。

ぼてっとした厚みがある分、締め色も幅広に入ってしまうので、

濃い色をライン的に使うのではなくて、

色をしっかり出したいときに使うといいと思います。


例えばボルドーやパープルのような色を締め色に使うとき、

あまり細く入れてしまうと黒や茶とそんなに変わらなく見えてしまって、

もうちょっと幅広く入れた方がいいなと思うとき、

このブラシを使うと色をはっきり出すことが出来るので、便利。


もう一つ便利だなと思っている使い方は、

カラーペンシルを締め色的に使うときに、このブラシでぼかす方法。


ミディアムカラーまでアイメイクを仕上げたら、

その上からカラーペンシルで太めにラインを引いて、

このスマッジブラシにミディアムカラーを含ませて、

ペンシルで引いたラインの境目をぼかすように小刻みに動かすと、

ミディアムカラーとカラーペンシルがいい具合になじんで、

綺麗なグラデーションを作ることができます。


これは厚みのあるブラシでないとちょっとやりにくいので、

やっぱりブラシに厚みって大切なんだなあと実感しました。


化粧筆メーカーのブラシも大好きだけど、

メイクアップブランドには変わったブラシがたくさんあるので、

ほかにも良いものがないか、いろいろ見てみようと思っています。


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姉が友人の結婚式へ行くというので、

一緒に早起きしてメイクをさせてもらったのですが、

人にメイクするのって、むずかしー!!!

そもそも私は自分用にコスメを購入しているので、

私とは顔立ちの系統も肌色も全く違う姉に、

似合う色物を探し出すことからして困難だった・・・。

でも、だいぶ上手にできたと思ったので、

せっかくなので写真を撮らせてもらおうと思ったら、

カメラ探してる間に光の速さで出かけていきました。無念。


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