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勝負の時が来た。
なぜ僕はここにいるのか・・・・・・・・・・・・。
ここに来るまでにどれだけのものを失ったか・・・・・・。
今の自分を見つめなおすためにも過去を振り返り、
今、自分が置かれている状況を再認識するために
素顔の自分を、ありのままの自分をさらけ出すことにしました。
ここに書かれていることは紛れもない真実。
いや、どこかで自分で美化したものかも知れないけれど
自分の心の中の真実を告白します。
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目次
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芸能人にラグビーを教える!!!!
ただの大学生の僕は胸の高鳴りを抑えて現場に向かった。
場所は調布にある日活撮影所ちょうど正午ごろ。
入り口の守衛さんには「どちらへ?」と聞かれると
「代打教師の撮影で演技指導に来ました。」と偉そうに
言うものの、いったん撮影所に内に入ると、ついつい
きょろきょろしてしまった。
何気なくすれ違う人でも「あれ?誰だっけ?女優かな?」と
ただの追っかけ素人さん状態になっていた。
そして案内されたスタジオに入るとそこは予想だにしない
光景が繰り広げられていた。
バタフライナイフを持ってまわしているヤツ
ドクロの入れ墨を入れているヤツ
みんなボロボロのGパンにブーツ
髪の毛はロン毛が多く、モヒカンもいた。
みんな目つきの鋭さは只者ではなかった。
そう、彼らはその当時、渋谷のセンター街に出没していた
チーマーと呼ばれる少年達。それも渋谷でスカウトしてきた
本物だった。
那須監督と言えば、それまでにビーバップハイスクールで
名をとどろかしていた人だが、そのときも本物の暴走族を
出演させて話題になっていた。
当時、僕は21歳。彼らは16歳~18歳ぐらいで
総勢20人ぐらいいた。
え!俺、この子達にラグビー教えるの???????
大丈夫???????????????
僕がスタジオに入ったときはちょうど撮影の合間で、
すぐに昨日会った助監督の中島さんが着てくれ、
他の助監督、蝶野さん、清水さんを紹介してくれた。
映画を撮る場合、通常3~4人の助監督がおり、
それぞれのランクが明確に分かれている。
今回の撮影では中島さんがチーフ、その次が蝶野さん
一番下が清水さんだった。まさに運動部で例えると
監督が4年生、助監督のチーフが3年生、
2番手の助監督が2年生、最後が1年生といった感じである。
一通り自己紹介し終わると、那須監督が来て僕にこう言った。
「しもちゃん!とりあえず昼飯いこう!」
「しもちゃん???? 」って昨日会ったばっかりなのに・・・。
しかも、ひとつも働いてないのに昼飯・・・・・・と思いつつも
「はい!わかりました!」と元気に言ってしまう僕でした。
そして那須監督は助監督の蝶野さんと僕を引きつれ
近くのレストランへ行ったのでした。
監督は「小さな声でビール」と蝶野さん言う。
蝶野さんは大きな声で店員さんに「ビール1本、コップ3つ」と
言う。昨日の光景とダブって見えた。
そして那須監督はズボンの後ろポケットに丸めて刺していた
台本を取り出し、僕に話し始めた。
長くなるので今日はここまで、次回に続く・・・。
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