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勝負の時が来た。

なぜ僕はここにいるのか・・・・・・・・・・・・。

ここに来るまでにどれだけのものを失ったか・・・・・・。

今の自分を見つめなおすためにも過去を振り返り、

今、自分が置かれている状況を再認識するために

素顔の自分を、ありのままの自分をさらけ出すことにしました。

ここに書かれていることは紛れもない真実。

いや、どこかで自分で美化したものかも知れないけれど

自分の心の中の真実を告白します。

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目次

①はじめに

②就職活動編・当時の就職事情

③就職活動編・就職試験 面接

④就職活動編・JTBを選んだ理由

⑤就職活動編・筆記試験その1                

⑥就職活動編・筆記試験その2

⑦就職活動編・筆記試験その3

⑧アルバイト編・那須博之監督との出会い

⑨アルバイト編・僕の仕事とは

⑩アルバイト編・撮影所にてその1

⑪アルバイト編・撮影所にてその2

⑫アルバイト編・撮影所にてその3

⑬アルバイト編・チーマー達との出会い

⑭アルバイト編・僕の役割

⑮アルバイト編・事件その1

⑯アルバイト編・事件その2

⑰アルバイト編・撮影の終わり

⑱JTB勤務編 入社式

⑲JTB勤務編・配属

⑳JTB勤務編・旅立ち

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芸能人にラグビーを教える!!!!


ただの大学生の僕は胸の高鳴りを抑えて現場に向かった。


場所は調布にある日活撮影所ちょうど正午ごろ。


入り口の守衛さんには「どちらへ?」と聞かれると


「代打教師の撮影で演技指導に来ました。」と偉そうに


言うものの、いったん撮影所に内に入ると、ついつい


きょろきょろしてしまった。


何気なくすれ違う人でも「あれ?誰だっけ?女優かな?」と


ただの追っかけ素人さん状態になっていた。


そして案内されたスタジオに入るとそこは予想だにしない


光景が繰り広げられていた。


バタフライナイフを持ってまわしているヤツ


ドクロの入れ墨を入れているヤツ


みんなボロボロのGパンにブーツ


髪の毛はロン毛が多く、モヒカンもいた。


みんな目つきの鋭さは只者ではなかった。


そう、彼らはその当時、渋谷のセンター街に出没していた


チーマーと呼ばれる少年達。それも渋谷でスカウトしてきた


本物だった。


那須監督と言えば、それまでにビーバップハイスクールで


名をとどろかしていた人だが、そのときも本物の暴走族を


出演させて話題になっていた。


当時、僕は21歳。彼らは16歳~18歳ぐらいで


総勢20人ぐらいいた。


え!俺、この子達にラグビー教えるの???????


大丈夫???????????????


僕がスタジオに入ったときはちょうど撮影の合間で、


すぐに昨日会った助監督の中島さんが着てくれ、


他の助監督、蝶野さん、清水さんを紹介してくれた。


映画を撮る場合、通常3~4人の助監督がおり、


それぞれのランクが明確に分かれている。


今回の撮影では中島さんがチーフ、その次が蝶野さん


一番下が清水さんだった。まさに運動部で例えると


監督が4年生、助監督のチーフが3年生、


2番手の助監督が2年生、最後が1年生といった感じである。


一通り自己紹介し終わると、那須監督が来て僕にこう言った。


「しもちゃん!とりあえず昼飯いこう!」


「しもちゃん???? 」って昨日会ったばっかりなのに・・・。


しかも、ひとつも働いてないのに昼飯・・・・・・と思いつつも


「はい!わかりました!」と元気に言ってしまう僕でした。


そして那須監督は助監督の蝶野さんと僕を引きつれ


近くのレストランへ行ったのでした。


監督は「小さな声でビール」と蝶野さん言う。


蝶野さんは大きな声で店員さんに「ビール1本、コップ3つ」と


言う。昨日の光景とダブって見えた。


そして那須監督はズボンの後ろポケットに丸めて刺していた


台本を取り出し、僕に話し始めた。


長くなるので今日はここまで、次回に続く・・・。


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