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勝負の時が来た。

なぜ僕はここにいるのか・・・・・・・・・・・・。

ここに来るまでにどれだけのものを失ったか・・・・・・。

今の自分を見つめなおすためにも過去を振り返り、

今、自分が置かれている状況を再認識するために

素顔の自分を、ありのままの自分をさらけ出すことにしました。

ここに書かれていることは紛れもない真実。

いや、どこかで自分で美化したものかも知れないけれど

自分の心の中の真実を告白します。

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目次

①はじめに

②就職活動編・当時の就職事情

③就職活動編・就職試験 面接

④就職活動編・JTBを選んだ理由

⑤就職活動編・筆記試験その1                

⑥就職活動編・筆記試験その2

⑦就職活動編・筆記試験その3

⑧アルバイト編・那須博之監督との出会い

⑨アルバイト編・僕の仕事とは

⑩アルバイト編・撮影所にてその1

⑪アルバイト編・撮影所にてその2

⑫アルバイト編・撮影所にてその3

⑬アルバイト編・チーマー達との出会い

⑭アルバイト編・僕の役割

⑮アルバイト編・事件その1

⑯アルバイト編・事件その2

⑰アルバイト編・撮影の終わり

⑱JTB勤務編 入社式

⑲JTB勤務編・配属

⑳JTB勤務編・旅立ち

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話は1991年6月頃のこと。


ある日のこと、僕は全く面識のないラグビー部のOBから


急に電話が入り、ある頼まれごとを聞いていた。


電話口でOBはこんなことを言っていた。


「知り合いの会社が、ラグビーのエキストラを探しているから


協力してほしいんだ。詳しい話はわからないけど、バイト代


は出るから頼むよ。」という内容である。


ただ漠然とそう言われただけだったのだが、OBからの依頼と


あっては一大事、二つ返事でOKし言われた電話番号に電話し


指定れた場所に行くことにした。


そこは六本木にある小さな広告関係の会社だった。


約束の時間にそこ会社に行くと、担当の若い社員が出てきて


すぐに「これから映画のスタッフと打ち合わせに行くから」と


言われ、何が何だかわからないままにタクシーに乗せわれ


あるレストランに連れて行かれた。


そこには2人の男の人が座っており、一人は40代後半くらい


もう一人は30歳代半ばくらいで二人ともGパンをはいた


おじさん達だった。


この40代後半(正確な年齢は覚えてないが)の男性が


当時、ビーバップハイスクールの映画版を大ヒットさせていた


売れっ子監督の那須博之監督、そしてもう一人は助監督


の中島さんと言う人だった。


ここに来るまでのタクシーの中で広告代理店の若い担当者に


少し話を聞いてみたのだが、どうもこの会社も直接かかわりが


あるわけではなく、ここもまた頼まれただけで


「とりあえず、行って話しを聞いてみるから」とのことだった。


既に2人はビールを飲んでおり、少し陽気な雰囲気がしていた。


僕達2人が席に座ったとたん、那須監督が誰にというわけでも


なく小さな声で こう言った。


「コップ」


すると、隣にいた助監督の中島さんが大きい声で


「コップ2つくださーい」と店員に向かって言ったのである。


この姿を見て、この2人の関係が明確に理解できた。


そう、売れっ子監督と助監督のチーフ。


運動部の世界で言うと4年生と3年生といった具合である。


簡単に挨拶を済ませ、グラスが出てきてビールをつがれ


一口ビールに口をつけるや否や


突然、那須監督は僕にあるものを差し出した。


長くなるので今日はここまで、次回に続く・・・。



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