1966’ Swinging London が忘れ去られた今… | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

『2006年来日後のストーンズ情報』(まだ ご存知ない方へ、一応、念のため) と、『いつもの感じ』
   
   
   
まずは、このDVD
   
  
 
      
 
    NFL Super Bowl XL [IMPORT]
    
    
この、
NFL Super Bowl XL の DVD (Region 1) には、
今年の2月5日、デトロイトのフォード・フィールドで開催された
第40回NFL スーパーボウルのハーフタイム・ショーで行われた
ストーンズのライヴ・パフォーマンス、
Start Me Up” 
Rough Justice” 
“(I can't get no)Satisfaction
の3曲が収録されている。 http://www.iorr.org/tour05/sb.htm
アメリカでは既に2月28日に発売されているってことなんだけど、
日本国内発売は今のところ未定。 (フットボールのファンは少ねぇしな。)
なお、この模様があめりかのABC局でテレビ中継されていた際に、
Start Me Up”と“Rough Justice”の歌詞の一部が 
「不適切な表現」というカットされて、
5秒間の時間差(ディレイ編集が施された)放送の内容と同じものかどうかは、
俺もまだ観てないので未確認。
ただ、DVD収録音源なので、音質の良さは期待できる。
んまぁ、レンタル屋さんに注文しても、
たぶん入荷するまでには時間がかかる(と思う)ので、
その約12分間のために・・・・買う人は買う。
この内容と、その後の2月28日のリオデジャネイロで行われた
100万人規模のフリーコンサート http://www.iorr.org/rio/index.htm
については、日本では(かつてのように)さほど騒がれてはいないようだけど、
今後、そっちの方もDVDが発売される予定もあるので、
真面目なストーンズ・ファン(?)には見逃せない。
    
    
そして、次。
俺のパソコンのメールボックスに常時、速報で入ってくるストーンズ情報の中に、
こういうのがあった。
   
LP Ultra Rare 12 Mixes
インターネット税込価格: ¥2,615
2006年04月24日 発売予定
カタログNo: ROL001
レーベル: Unknown Label (Tbc)
発売国: UK
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?SKU=1343068
   
これだけでは何の音源なのかがよく判らないが、
レコードということで、おそらく、オフィシャルなモノではないだろうけど、
天下のHMVさんが予約を取るくらいなので
ブートレグ(海賊盤)ではないだろうな(…判らんぞぉ)。
過去、ストーンズの12インチ・ミックスの楽曲には今なお、
いろいろといわくつきの未発売のモノが多い(“Dance”インスト・ヴァージョンとか)
ので、その詳細が気になる人には気になる。
   
   
で、あんまりゴチャゴチャした感じが俺は好きじゃないんだけど、
小物やステッカー以外は、
あの、「日本人が身につけると、どうもアカヌケナイ
という感じのストーンズ・グッズが様々にある中で、
正規に販促されている物にも、最近は色々なバリエーションがある。
   
   
   FlashTang2006  STONES 最新グッズ情報

   
   
 http://stores.musictoday.com/store/default.asp?band_id=191
 
できることなら、三段ビールっ腹のオジサンとかには、
あのサングラスをかけてほしくない…よなぁ。
あと、あのペア・パジャマも・・・・
   
そういえば、俺が今回のドームの初日に行った際、
一階席の通路に、元・ブランキー・ジェットシティのドラムの人がいた。
ご本人は(いつものごとくロン毛で)ジージャン・スタイルという、
きわめてシンプルなイデタチだったので、あまり目立たなかったが、
あのBJCのドラマーだ。
ストレイ・キャッツとプレイした日本人は、
日本の音楽史上、今まだ、あの3人しかいない。
若い女性二人と話し込んでいたので、
子供を連れていた俺は、その横を通り過ぎただけだったが、
やはり、ストーンズの初日ともなると、
観に来ている人も、ほかの洋楽アーティストのLIVEの時とは違う。
・・・・名前は なんと云ったか? 
実は、ASAI しか知らないので、挨拶もできなかった。(誰か教えて)
   
   
我らが、The Rolling Stones の一行は、今後、
今年の夏が終わるまで、ヨーロッパ・ツアーのスケジュールがびっしりなんだけど、
http://www.iorr.org/tour05/tour06.htm
https://tickets.rollingstones.com/index.php?location=eu
その戦略活動()に合わせて、
   
Apr. 6: Biggest Mistake next single in Europe
The Rolling Stones will soon open their European Tour 2006 in Barcelona,
and for this there are plans to release Biggest Mistake in Europe
as their next single, probably coming with rarities bonus tracks.

 
こういう記述があるサイトがあって、http://www.iorr.org/news.htm

これを例によって翻訳ソフト で直訳すると、
   
4月6日: 次の最も大きいMistakeは中でヨーロッパを選抜します。
ローリングストーンズはすぐバルセロナでのそれらのヨーロッパのツアー2006を開くでしょう、
そして、これのために、それらの次のシングルとしてヨーロッパでBiggest Mistakeをリリースする計画があります、
たぶんまれなことボーナス道と共に来て。
   
なんだかよう判らん。
要は、次に発売予定のCDシングルに、
新たにボーナス・トラックも含んでる可能性があるっちゅうことだ。
んで、それが日本でも発売される予定もある。
それに rarities bonus tracks があるかどうかは今のところ不明…
   
CDS Biggest Mistake
キャンペーン税込価格: ¥605
2006年08月21日 発売予定
カタログNo: VSCDT1916
レーベル: Virgin /emi
発売国: UK
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?SKU=1345129  
   
   
と、こういう感じで、わりと普通に、
音楽情報だけを紹介しているサイトなら、
もっと普通に色々な人に、コメントの記入も期待できるんだろうけど、
俺のサイト、この“Mind Resolve”は、そうはいかない。
   
   
さぁ、普通のストーンズ・ファンの方はここまで。
この先は、ストーンズ only のファンの人には あまりピンとこない…かも知れない
   
   
   
---------- この世には音楽と音楽業界のふたつがある。
面白いのは、このふたつのどっちが主導権を握るかで、
ずっと微妙なバランスが保たれてた ----------

   
と、これは1991年当時のキース・リチャーズの発言の一コマなんだけどぉ・・・・
かつて、ストーンズとビートルズが世界中で最も人気があった時代、
ロンドンのコートフィールド・ロードという街並みは、当時、
Swinging London ”と呼ばれ、音楽アーティストばかりでなく、
若手の画家や写真家(マイケル・クーパーとか)、
新鋭のファッション・デザイナーとかがいっぱいいて、
その街は、世界の若者文化の最先端にあったという。
1966年、キース・リチャーズ本人(当時23歳)も、
ヒップな若者で賑わう、そのコートフィールド・ロードにあった
ブライアンジョーンズとアニタ・パレンバーグのアパートに住んでいた。
   
たとえ、それ以降のドラッグ・ムーブメントが
その後の時代に いかに暗い影を落とそうとも、
たとえ、そういう白人文化の中であっても、
ロックンロールとリズム&ブルースの発展が確かなものとして若者の意識に輝ける、
そういう時代の瞬間が、
その当時、グループ・サウンズ全盛期だった日本から遠い遠い場所に、
また、“流行のレコードを買う人達”にとっては近い場所にあった。
   
その、1966年という年の11月に、
俺は東京都心から外れた街の片隅で産まれた。
八王子の街並みは、“Swinging London ”を真似たわけではないだろうけど、
一昔前は吉祥寺や下北沢の次に、若者や起業家の夢と希望に満ち溢れた場所の一つだった。
今はもう、“過去に栄えた街”の一つになっちまってる。
   
なにも俺は今、ノスタルジックみてぇなモノを感じて
こんなことを書いているわけではない。
“何かが一つになった瞬間”という、
“人間の自由”についてを云っている。 (通じにくいかも知れないけど。)
んで、もう一回、繰り返すけど、
   
この世には音楽と音楽業界の二つがある。
面白いのは、この二つのどっちが主導権を握るかで、
ずっと微妙なバランスが保たれてた
   
このキースの言葉の奥底には、
そういう時代の移り変わりや変貌の中で、
世界の音楽が、どう生きて どう生まれ変わって来たのか。
それを あのオッサンが、単なるバンド・ギタリストではなく、
一人のアーティストとして経験して見て来た事実…
その一つ一つを深く物語るモノがある。
また、それを裏づける証拠として、
Biggest Mistake                          
のメロディに刻まれるギターのリフがある。
グリマー・ツインズという類い稀な作曲者。
その、キース・リチャーズとミックジャガーによる共同制作の今の形は
60年代から変らず、そして成長しつづけ、
今日、誰にも真似できない形として、 (…なんとなく桑田風の曲調に聴こえる気もするけどな。)
どこかの街並みにも流されている。
さて、ロック界のダライラマ)、キース・リチャーズの名言をもう一つ。
   
----- 空気、食物、水、セックス。
次に人間に必要な音楽。
いかなる芸術形態や表現形式にも先立つ
コミュニケーション手段 ----------
」   (1989年)
   
   
そういう意味も含めて、先日 書き記した
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10011314742.html  April 14, 2006
このページでも、
またこれまでも、そういうことを追究するような形で、
かなり攻撃的な内容ではあるけれど、
俺なりに様々な角度から、世の中の音楽と人間の関係についてを書いてきた。
   
  
 http://ameblo.jp/badlife/entry-10010302528.html  March 18, 2006
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10009587933.html  March 01, 2006 XXX
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10009227174.html  February 18, 2006
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10008854433.html  February 07, 2006
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10007911131.html  January 11, 2006
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10007587379.html  January 01, 2006
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10007246698.html  December 20, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10007214114.html  December 19, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10006684495.html  December 01, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10006156399.html  November 20, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10006156102.html  November 13, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10005173125.html  October 16, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10005107211.html  October 13, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10004722163.html  September 30, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10003948385.html  September 02, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10003326424.html  August 06, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10003268798.html  August 04, 2005
   
http://ameblo.jp/badlife/entry-10003358652.html  など。
   
これをここで今から全部 読み直すのも、書いた本人でさえ大変だけど、
もしもやるなら、食べ物と飲み物を用意しておいた方がいい。
はじめての人は それなりにパワーが必要になる…と思う
。)
下から順を追って、これまで丁寧に読んで来て頂いた貴重な読者を含め、
そこには、必ずしも、すべての人が肯定…受け入れられるモノが書れてはいない。
まったくもってして偏見に満ちた解釈や表現も多く、
世間一般の人にとっては通じない部分も否応にしてある・・・・と思います。
それでも俺は今後これからも、俺の姿勢は崩さず、書いてゆく。
   
ただ、今の俺の心境には、こんな部分もある。
   
   
   このサイト、“Mind Resolve”と、ほぼ平行して立ち上げた、
   歌手、伊丹哲也という人のファンサイトでも、
   昨年秋からのこれまで、だいぶ好き勝手なことを云って書いてきた。
   
   実は、俺は、哲也さんの“ふるい歌”をあまり知らない。
   聴いたことがない。
   だから、俺なんかよりずっとキャリアのある、ほかのファンの方には、
   「なんだ!?」と、叱られても仕方ないような部分も大いにある…と思う。
   
   俺が、哲也さんのサイトの掲示板、あの、イエローページ に、
   今もって何も書き込めない理由の一つに、もうひとつ、
   俺自身が非情にまで、世間からかけ離れたところで生きている(つもりでいる)ので、
   そういう人間が、ほかの方々ようには、どうしてもできない。
   自分の素直さの一つ一つの言葉を綴り
   和気藹々としたアーティストとの交流の場に突如 出没して、
   その「いい雰囲気」を壊してはいけないという気持ちがある。
   「そんな遠慮は要らない」と、誰かに云われそうだけど、
   これまでの短い人生の中、そういうことを何度もやってしまった経験のある俺としては、
   どうしても、アーティストとファンの間にある壁を
   攀じ登れないほど高いモノにしてしまう。
   でも、この何日か、そういう気持ちが、
   二歩後ろから一歩前へ前進できるようになってきた。
   
   ひとつには、この世の中には、俺のほかにも、
   自分のウェブサイトに“伊丹哲也”のことを書いてる人が存在してることが
   とても嬉しかったので。
   
   『assimilate の言いたい放題 の、
   
http://blog.livedoor.jp/assimilate/archives/50444347.html
   このページを経由して、
   
http://yorutofukami.blog60.fc2.com/blog-date-20060403.html
   ここで、深海さん というミュージシャンが、
   『弾き語りの回帰』 と題して、先日の哲也さんのLiveの感想を書いている。
   
   彼は、77年生まれということなので、
   俺が小学校4年くらいの時に この世に誕生した人だ。
   その当時、巷では、荒井由美の『あの日に帰りたい』が流行っていた。
   父親の運転するクルマのラジオから流れていたのを覚えている。
   
   それにしても、“今の哲也さん ”のことを
   なんか、こういうふうに“当たり前”に書けない自分が、
   この勝手なファン・サイト、 http://ameblo.jp/badlife/theme-10000901778.html
   『伊丹哲也をカムバックさせる会』 を立ち上げた者としては、
   どこか、しがない。
   
   いや、比べてはいけない。
   俺は俺だ。
   
   
そんな俺自身、自分の言葉以外に、
なるべく他人の言葉を並べるようなことはしたくないんだけど、
舞台作家で元俳優の、サム・シェパードという人のアドバイス(?)に、
かつてこんなのがあった。
   
「 ---------- 何かはじめようって時、
それが最終的に どうなるかってことを
誰でもそれなりに おぼろげな考えを持っている。
でもいつも その方向へ行くとは限らない。
まったく違った展開を見せることもあり得る。
それが失敗だとは云わない。
ただ、ちょっとした弾みで違ったものになる」

   
という、俺は役者の勉強紛いのことをやってた時代に、
随分と、この言葉にも励まされた。
んで、もうひとつ、
   
「 ---------- 物を書くことのスリルは
あらゆる可能性に対してオープンであること。
それに枷【かせ】をはめようとしたり、
当初の考えの枠内に押し込めてはいけない。
コントロールを失うのではなく、
ただオープンであらねばならない」

                      by Sam Shepard  1993'『Swich』誌インタビューより抜粋
   
   
ということで、普通の小説家業の人には
この意味が解らない人もいるかも知れないけど、 (ああ、また云ってるよ。
俺が何かを書くときの、俺そのものの中身とか
幾つかの葛藤の中では、常に、そういう意味での闘い(のようなモノ)がある。
常に真剣勝負、自分との闘いだ。
別に、“原稿の締め切り”があるわけではないので自由だけど、
哲也さんの、
http://home.p02.itscom.net/fighting/T.ITAMI%20OFFICIAL.html DEMO2  
「俺はアンダーグラウンドにも属さない
そしてあやつり人形にもなりはしない」
という、全世界へのメッセージがあるなら、
ファンである俺は・・・・
「俺はアンダーグラウンドから這い上がる
そして操り人形の糸を切る」
という気持ちでいる。 (気持ちだけはな。)
   
んまぁ、糸を切っちまうと、そこから先はもう、
踊れない人もいるかも知れないけど、
人間は自由だ。
自分の思った通りに生きられるはずの自由がある。
俺もそれを見失いたくはない。
   
   Freedom
   
それがこの地球上そのものだってことを
少なからず、ストーンズは教えてくれたし、
かつては、ボブ・ディラン が                     http://bobdylan.com/index.html
「時代は回る」
と歌ってたけど、
最近(ほんとに出来たての)、新曲(DEMO)で、
歌手、伊丹哲也の、
   
   『時代は変わるよ』
   
を聴いて、俺はそのこと…
“この世に自由がある”
ってことの確かさに気づかされた。
それで、
こんな俺でも、“優しさ”を取り戻せるんだってことが分かった。
転がり続けるばかりが能じゃないんだ
   
人をこんなに清々しい気持ちにさせてくれる音楽。
そういう歌を作れる人は素晴らしいと思うし、
めったにいないと思うよ。俺はな。 ( …そこが余分なんだよな、いつも) 
   
「最近、あんま、いい歌 聴いてないよなぁ。」っていう人はとくに、
聴く前にハンカチも用意しておいた方がいい。
哲也さんのつくる歌には、昔から、
「このメロディは、ずっと以前に、どこかで聴いたことがあるんだよなぁ」
という、それは、
よく俺が、売り上げ重視型の日本の音楽業界 を皮肉る意味での
“何かのパクリ”という浅はかなことではなく、
聴く人の心で感じる、世に歌い継がれるメロディとしての、
“本当のヒット曲”の匂いがする…という意味で云っている。
それは今も、グリマー・ツインズの二人もやっているし、
少なからず、鬼才、SASの桑田さんもやってるし、
いま現実に生きている人類の記憶にある、
1930年代、40年代、50年代、60年代、70年代、80年代までは、
世界中に数々のヒットメーカーが存在していたわけで、
そういう“音楽”という芸術分野の持つ確かさが、
失われてはいけないはずの今日に存在する。 (う~ん、まわりくどい。
   
    
   
で、いつもの調子では、ここで最後に
The Rolling Stones の曲紹介で締めくくってきた このコーナーなんだけど、
今日は、当然、
ストーンズの「今日の一曲」はお休みだ。 (って、既に紹介してるし。
代わりと云っては失礼だけど、
よかったら聴いてみてください。
   
巧みなギター伴奏もあったかい。 
    
   
   哲也さんの、   『時代は変わるよ』
   
   
     
http://home.p02.itscom.net/fighting/
     伊丹哲也 OFFICIAL WEB SITE
      
    このサイトで、リアルプレーヤーを使って、
    4分46秒、フルトラックで最後まで聴けます。