フュージョンやニューエイジを中心に生演奏特盛りでM3や配信サイトで頒布中です。
ときどきフリーで音声関係の音響エンジニアをやってます。
WEBラジオや公開録音・トークライブなどで活動させてもらっています。
オーディオライターとして活動を始めました。
直近ではこちらです。
音楽出版社刊の「CDジャーナル 2016年4月号」でDALIのFAZON MIKROを紹介しました。
アコースティックラボ主催のオーディオフォーラム番外編にてレポート執筆しました。
テーマは「ドルビーアトモスサラウンドを楽しもう」
音楽出版社刊の「ポタ音スタイル2016」にてBeagle Kickの対談掲載、記事執筆しています。
今月発売されるオーディオ関連の雑誌で3冊書いています。
ありがたいことです。
この勢いでもっとお仕事を増やし、オーディオのステキさを広めていきたいです。
ところで既に告知済みのCDジャーナル4月号は、もうチェックされましたか?
このBlogを読まれる方も気軽に導入できるサイズと価格のスピーカーだと思います。
本屋さんでぜひ手に取ってみて下さい!
そして月末に2冊出ます。
ヘッドフォンブック2016、そしてアニソンオーディオVol.3です。
ヘッドフォンブック2016は、何ページかガッツリ書いてます。
内容はお楽しみです!むふふw
アニソンオーディオは、(僕の記事とは無関係ですが)なんとあの光田康典氏のインタビューが収録されています!
紙面上で光田御大と共演とは、感無量であります!取材に同行したかった!w(初めて買ったCDはクロノトリガーOST)
では、楽曲紹介行きましょう。
今回は、アニソンとドラマサントラの二本立て。
【楽曲紹介】
シングル名:音楽道、はじめました!
曲名:GOING PANZER WAY!
アーティスト:あんこうチーム
フォーマット:96kHz/24bit or 32bit(WAV/FLAC)
初出しが遊技機ということで、パチスロを嗜んでいない私はまったくの未試聴でした。
なんでも調子がいいときに流れる曲らしいです。
曲やボイスを聴きたくてパチンコデビューしないあたり、僕も生真面目ですなぁ。1回くらいならいいと思うんですがねw
楽曲の方は、あんこうチーム5人揃ってのハッピーなポップロック。
これだけヒットしてる作品なのに5人で歌う曲って少ないんですよ。不思議ですね。
だからとても貴重です。特に中上育実さんの超元気ボイス!たまりません!(秋山殿~!ソロver'が聴きたいであります!)
《音質の感想》
ライブをイメージさせるアコースティック寄りのミックスに好感を持った。
ミックスからマスタリングまで、なるべく過度の加工を行わず、より音像のディテール重視、質感重視の音作りを行っている様子だ。
高域から低域まで不自然な誇張は感じられない。96kネイティブならではの情報量をストレートに前に出してくる。
ボーカルの質感ときめ細やかさは特筆ものだ。頻繁に入るモノローグも生々しくて耳をくすぐられているようで心地よい。
ベースの厚みと音階の明瞭さに聴き惚れたと思ったら、サックスのアドリブ演奏に感動させられる。
前後感をフルに生かした攻めのマスタリングは、十分なダイナミクスを残しつつまとめられており、ライブのような躍動感が実に楽しめる。
気の休まる暇のない高音質アニソン。どうにかフルバンドの生でライブをやってくれないか、切に願いたい。
そして一点だけ惜しいのがサックス(生演奏!)の音量。
全体的に小さめなのは、ボーカルが主役だから仕方ないとする。(筆者はフュージョンにおけるサックスが大好き)
2番が終わった間奏部分でモノローグが入るのだが、みほの音声終わりでフェーダーをグッと突いて欲しかった!(=サックスのボリュームを台詞終わりで上げて欲しかった)
せっかくライブ風のミックスになっているので、ここは聴き手の感情を煽ってもよかったと思う。
【楽曲紹介】
アルバム名:和田貴史×NHK 2014-2015
アーティスト:和田貴史
フォーマット:48kHz/24bit(WAV/FLAC)
私が総合Pを担当しているハイレゾ音楽制作ユニットBeagle Kickで音楽周りをすべて担当する和田貴史。
Beagle Kickとして作る曲は主にフュージョンですが、劇伴ではとても優しいメロディーのストリングスを多用した楽曲を作っています。
本作もNHKの地域発ドラマだけに、そういった優しく情緒的な音楽を多数収録。
普段、テレビドラマに親しみがない読者の皆さんもぜひ試聴してみてください。
意外や意外、親しみやすいメロディーが多いです。だって、和田さんだもの(とおる)。
今回は、和田の音楽の大ファンである私めが、関係者特権なんて「何それおいしいの?」状態で当然のようにハイレゾ配信サイトから購入して送るガチレビューです!
《音質の感想》
劇伴は、映像と合わせる故にクラシック系の音源と違って録り方が独特だ。
オーケストラ編成の一発録りもないことはないが、ほとんどはマルチマイクのオーバーダビング(重ね録り)だ。
総じてかなりオンマイクで録っており、ストリングスですらあちこちにマイクが立っていることが当たり前である。
金管と弦と打楽器が別々に録音されている楽曲を聴くと、クラシックファンの方は「こんな音しねーよ」と思うことだろう。アマオケファンの僕も思う。
リバーブにしても天然のホールトーンではなく、デジタルリバーブであり、かつ映像とのマッチングを考えてある程度多目に盛ってある作品が多い。
予算や時間といった制約面だけなく、音響監督のこだわりであえて別々に録るというケースもあるのだ。(この楽器は印象的に聴かせたいなどの理由で)
本作もまさにそれだ。しかも48/24なのでいわゆるオーディオ的な音の良さを見つけるのが困難だった。
でも、これはあくまで劇伴。映像に付ける音楽だ。
特性を分かった上で聴くと、積極的なマスタリングによる艶っぽさやアタック感が、メロディーをより印象的なものに変えていることを実感できた。
オリジナルが48kHzだったのか、それとも何かの都合でダウンコンバートなのかは分からないが、空間表現はかなり96kに迫るものがある。
ミックスはもちろん、大山さんのマスタリングマジックだろうか。(大山氏はBeagle Kickでもマスタリングを担当)
以下にショートコメントでオーディオ的に印象に残った楽曲を紹介していこう。
ザ・ラスト・ショット ~メインテーマ~
「ギターやストリングスの鮮度感に驚く。盛り上がりに乗じて増えていく音数を、余裕を持って描く器の大きさにうなる」
さざ波を立てる薄い感情
「BRIGHTER DAYから何度も続く、和田の十八番の一つ。個人的には最高のセルフパロディーである。ベースの質感やアコギのディテールをじっくり楽しめる」
クラブ「イエスタデイ」
「渋くて浸れるジャズ。ドラムは打ち込みだが、ピアノとベース、ギターのアドリブが存分に楽しめた」
奥飛騨作戦 1~3
「弦を指ではじくピチカート奏法が主役。真剣だけどどこか面白おかしい雰囲気が実によく出ている。弦楽器の厚みと音場の広さが聴き所だ」
ガッタンガッタンそれでもゴー!~メインテーマ~
「筆者一番のお気に入りだ。楽曲を聴くために何度ドラマの同じシーンを見たことか。テレビ放送とは比較にならない躍動感と広がりにハイレゾサントラの真骨頂を見た」
以上です。
いかがでしたか?
これは私の主観的な感想ですので、全ての人に「このように感じられるはずだ」というモノではありません。
じっくりと聞き込み、確かに感じたことのみを記事にしています。
日々精進中の身ですので、一つの参考意見として捉えてもらえたらと思います。
現在までのアニメ系ハイレゾ感想記事はこちら……
のうりん挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE」
「ガルパンED Enter Enter MISSION!と1PLDK」
「すぱそにっ♥(はぁと)」
「そにアニ オリジナルサウンドトラック」
「ハローグッバイ」歌:榊原ゆい
『「星刻の竜騎士」OP「聖剣なんていらない」/(榊原ゆい)』
『Anison Strings~弦楽四重奏で聴くランティスの歴史』
『僕らは今のなかで』『きっと青春が聞こえる』ラブライブ!
『「英雄伝説 閃の軌跡」サウンドトラック・オリジナルマスター』 前編・後編
『閃光の行方 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」オープニングテーマ』
『軌跡 jdk アクースティックス』前編・後編
『Beyond the Sky (日本語版)』
『「英雄伝説 閃の軌跡II」サウンドトラック・オリジナルマスター』
『深窓音楽演奏会其ノ壱 』
『ソナタとインターリュード』
『UP↑ with Yuji Ohno & Lupintic Five』
『Aurora Days』
『いつかの、いくつかのきみとのせかい』
『Blu-ray Audio版『Star!!』』
『『Wake Up, Best!』をワグナーと聴いてみた』
『Hey World,恋は混沌の隷也,Go Fight!』
『DREAM SOLISTER,CANDY MAGIC』
『「英雄伝説空の軌跡FCEvolutionOST」「SAXES STREET」』
Blu-ray Audio版『Shine!!』
『「Seize the day」「朝焼けのスターマイン」』
『「FIRST*MODE」』
『「BUONO!! BUONO!!」「ハルカナルトキノカナタへ」』
『ナイツ爆笑漫才スーパーベスト』
『「piece of youth」「『ガールズ&パンツァー 劇場版』OST」』
『「劇場版ラブライブ!OST」「I'll remember you」』
『MOMENT RING、虹を編めたら、Lovely Lovely Strawberry』