どうも、ハイレゾ音楽制作サークルBeagle KickのサウンドPをやっております橋爪です。
フュージョンやニューエイジを中心に生演奏特盛りでM3や配信サイトで頒布中です。

ときどきフリーで音声関係の音響エンジニアをやってます。
WEBラジオや公開録音・トークライブなどで活動させてもらっています。

オーディオライターとしても活動を始めました。
最近では、e-onkyo musicでアニメ「トリニティセブン」のハイレゾ音源紹介コメントを執筆しました。(全7枚)
1/2/3/4/サウンドトラック/リミックスアルバム/5


私は、Beagle Kickという音楽ユニットを作曲家の和田貴史とやっております。
和田は、現在放送中のテレビアニメ終わりのセラフで劇伴を担当している、プロの作曲家。
いろいろあってもう10年以上になる和田との付合いは、単なるファンから一緒に楽曲を制作するまでになりました。

どうせならハイレゾで作ろう、という私の呼び掛けもあって、当初から96/24で制作していました。
M3でのデビューから丸2年、よくぞここまで続いたなぁと自分も思ってしまいますが、いよいよ初のアルバムが発行される運びとなりました。
ありがとうございます。

全12曲入りで、オールインスト。
まずはCD版で7/9全国発売。
早くもとらのあなメロンブックスで予約受付が始っています。
公式サイトでは全曲クロスフェードやミュージックビデオも公開していますので、もし興味のある方はチェックしてみてください。



さて、今回のハイレゾアニソン感想は、現在放送中のアニメ作品!

どちらも見逃せない面白さであります!
山田くんと七人の魔女は、なかなかハーレム展開がやってこないのがもどかしい!w
響け!ユーフォニアムは、演劇部で部活青春を謳歌していた筆者としては、共感できる部分が満載。
『うざい、うざいんだよね~、分かるよ、その気持ち!』 by筆者
親友が吹奏楽部だったから、彼女らの真剣さが人事とは思えません!


では、楽曲の紹介。


【楽曲紹介】
シングル名:CANDY MAGIC
アーティスト:みみめめMIMI



曲名:CANDY MAGIC
販売:e-onkyo/mora
フォーマット96kHz/24bit(WAV/FLAC)


シングル名:DREAM SOLISTER
アーティスト:TRUE



曲名:DREAM SOLISTER
販売:e-onkyo/mora
フォーマット:96kHz/24bit(WAV/FLAC)



【音の傾向】 
※ネットワークオーディオによる、AVアンプを使ったスピーカー試聴

CANDY MAGIC

ネイティブ96kHzならではの情報量の多さは聴き所だ。
ドラムやストリングスの実在感はその恩恵を強く感じる。

バンドサウンドの躍動感・一体感を大切にしたミックスである。
口元がマイクにグッと近づいた、いわゆる近接効果が演出として使われており、ライブ感は強い。
マイクにかぶり付かんばかりの熱唱を、ハイレゾにしてはかなり深めのコンプで強調している。
実際にマイクに近づいているのか、ミックスで雰囲気を演出しているのか、どちらだろうか。
おそらく平均よりも近づきつつ、後者ベースの音源だと私は聴いた。

分離感が今ひとつなところや、前後感に乏しく平面的なところはちょっと気になった。
多分に音作りの方向性によるものだと思うが、特にストリングスとドラムがケンカしていて、音場はゴチャゴチャしている。
もう少し、スッキリしても良かったかも知れない。

いずれにせよ、疾走感に溢れた熱いバンドサウンドと
タカオユキの吐息を感じる個性派ボーカルはハイレゾで聴くことを薦めたい。


DREAM SOLISTER

まず、ボーカルのナチュラルな音作りに耳を奪われる。
オリジナルは48kHzなので、圧倒的なリアリティーというものではないが、
声の輪郭はよく出ており、表面的では無い身体全体から発せられる生の声が聴ける。

ビックバンドを彷彿とさせる伴奏は、分離が良くグルーブ感も十分だ。
ご機嫌なブラス隊をしっかりと支えるベースは重心が低く肉厚で心地よい。

そしてランティス音源に共通する、マスタリングマジックが今回も炸裂している。
ツヤっぽさキラメキが48kHz音源のそれを遙かに超えているのだ。

マスタリングは、ミックスが終わったTD音源から手を加える訳だが、
なんと分離感や各楽器の粒立ち、空間表現も新たに変えることが出来る。
その魔法は、筆者もBeagle Kickのサウンドチェックで何度も実感してきた。

各アニソンレーベル、音作りには当然様々な方向性がある。
その中でもランティスは「より積極的な音作りを施すことで、ハイレゾが当たり前になったその先の未来でも戦える音楽」を作っているように思う。
さすがハイレゾアニソンをブレイクさせたレーベルだ。攻めの姿勢に期待が高まる。

欲を言えば、もっとセッション感というか躍動感を出して欲しかった。
吹奏楽チームの録音は、マイクをもう少しオフ気味で部屋鳴りを大事に録ってもらうと、
ライブ演奏のような空気感や臨場感が楽しめただろう。
残念ながら、どちらもアニソンに求められる音から離れてしまうため、難しいとは思う。



以上です。

いかがでしたか?


これは私の主観的な感想ですので、全ての人に「このように感じられるはずだ」というモノではありません。
じっくりと聞き込み、確かに感じたことのみを記事にしています。
日々精進中の身ですので、一つの参考意見として捉えてもらえたらと思います。

ともあれ、ハイレゾ音楽の面白さが伝われば嬉しいです。

ハイレゾ再生は、対応ポータブルプレイヤーからはじまり、
ネットワーク対応のミニコンポ、専用ポータブルプレイヤー、対応AVアンプなどドンドン広がっています。
スマホに対応機器をくっつけることでそのクオリティーを手軽に楽しめるようにもなりました。対応スマホも続々発表されています。

パソコンにUSB-DACを付けてヘッドフォンやスピーカーで聴くという簡単な方法から、やはりオーディオはオーディオとして独立させたいという願いにも答えることができます。

ぜひ、高音質音源の再生にチャレンジしてみてください!
音楽生活がもっと豊かに楽しくなることでしょう。


現在までのアニメ系ハイレゾ感想記事はこちら……

のうりん挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE
ガルパンED Enter Enter MISSION!と1PLDK
「すぱそにっ♥(はぁと)」
「そにアニ オリジナルサウンドトラック」
「ハローグッバイ」歌:榊原ゆい
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『僕らは今のなかで』『きっと青春が聞こえる』ラブライブ!
『「英雄伝説 閃の軌跡」サウンドトラック・オリジナルマスター』 前編後編
『閃光の行方 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」オープニングテーマ』
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