顧問弁護士さんの事務所へ
2019年10月下旬の、ある日。自宅から約二時間かかる顧問弁護士さんの事務所へ向かった。16時からの予約だった。坊っちゃんが起きているうちに帰りたかったので必要事項だけ確認してすぐに帰ろうと思っていた。確認したかったことは、・なぜ、カスにあんなに優しい文書を送ったのか。・まだ請求したいものがあるがどうしたら良いか。・なぜ私がカス側が書いた文書に印鑑を押さなければならないのか。・そうではなく、逆に私側が文書を作りカスに印鑑を押させたいが可能か。だった。顧問弁護士さんの事務所はビルの2階にある。約1年前、カス弁から突然離婚の旨の通知が来た次の日、総務部長に連れられこの先どうなるのかと不安だらけで事務所への階段を上がったことを思い出した。よくあんな辛い出来事を耐えられたなと思った。 事務所につき、応接室へ案内される。応接室へ顧問弁護士さんが入ってこられた。顧問弁護士「たたみさん、お久しぶりです。7月に離婚が成立したと総務部長から以前聞きました。」私「この節は大変お世話になりました。ご報告が遅れまして申し訳ありません。」顧問弁護士「総務部長から離婚が成立したと聞いた時、思ったよりかなり早く離婚が成立したなと思いました。こんなに早く離婚が成立したってことはたたみさんが折れたんだろうと思いました。実際そうでしょう。相手はかなりクセモノそうでしたからね。総務部長からも調停の状況を時々聞いていました。」そして、すぐに本題に入ろうとすると顧問弁護士「たたみさん、調停調書を持って来ておられますか?」私「はい。(もしかしたら必要かもと思い、一応持っていた)」顧問弁護士さんがカスとの離婚条件を1つずつ確認し説明してくれた。顧問弁護士「親権はたたみさん。養育費は月6万1000円。はあ、毎年お互いの所得証明を提出するこれはカス側が言い出したの?」私「はい。」顧問弁護士「じゃあ、養育費は毎年変動するってことですねたたみさんがもし働けなくなったりすれば増額もありえますからラッキーですね」顧問弁護士「おまけに言い出しっぺはカスですからね」顧問弁護士「解決金100万円。思ったより取れたと思います。どういった経緯で100万円になりましたか?」私「坊ちゃんにかかった費用、家賃、家具家電の費用などを半分にした形です。」顧問弁護士「なるほど。調停だからできたと思います。裁判ではここまで取れなかったでしょうね。でも、カス弁がよくこれで納得したなぁ。カス弁、ハキハキした話し方の弁護士だったでしょ?」私「会った事がないのでわかりません。。。」顧問弁護士「えっ?最初と最後の調停。最後に調停で決まった事項をみんなそろって確認しなかったですか?」私「していないです。別々でした。調停では一度もカス、カス弁と顔を合わせる事はなかったです。」顧問弁護士「はあ。それは調停委員さんがかなり考慮してくれましたね。」(調停の書類に毒母がついてくると何をするかわからないから対応をお願いしたいとは書いたが、カスと顔を合わせたくないとは書いていない。きっと、カス側がたたみが怖い、何をするかわからないから恐怖を感じる、顔を合わせたくないとでも書いていて考慮されていたのだろう。まあ、私も顔を合わせずに済んでありがたかったが。)確認したい事項だけ聞いて帰ろうと思っていたが、忙しい中相談時間を設けて下さった顧問弁護士さんが丁寧に説明してくださったのでしっかりと話を聞く。顧問弁護士「たたみさん、ぼくの意見ですが、この条件で早々に離婚して正解だったと思います」私「本当ですか。」(離婚成立後にO弁護士さんと直接会って話をしていないので自分でもこれでよかったんだろうかと思うこともあった。この言葉が聞けただけでも顧問弁護士さんの所へ来てよかったと思った。)顧問弁護士「裁判にならなくてよかったです。裁判にならなければいいけどと思っていました。」私「私も裁判にならずよかったと思っています。」顧問弁護士「僕はなるべく裁判をしたくない弁護士です。何でも裁判にする弁護士もいます。特に女性は裁判をしない方がいいです。」私「えっ。。。どうしてですか?」顧問弁護士「僕も弁護士になって当たり前ですが裁判もしています。なぜ特に女性に裁判をして欲しくないかと言うと、僕が裁判で弁護した女性、離婚裁判もですが、それ以外の裁判でも。みなさん、必ず涙を流されます。涙を流されなかった女性はいないです。ここの事務所でも多くの女性が涙を流されてきました。あんな辛い思いはして欲しくないんです。本当にいろんな意味で大変です。ですからこの条件で離婚できたのであればよかったと僕は思いますよ」私「はい。」(確かに狂人相手に裁判になった時の精神的苦痛は計り知れない。自分がおかしい、異常だと1ミリも思っていないのだから。平気でウソもつくし。)顧問弁護士「それと、これはたたみさんに限らず、子どもさんがいる場合のほぼすべての離婚に共通して言えることですが、離婚で大切なのは慰謝料をいくら取るかではないんです。慰謝料ではなく、養育費です。」私「はあ。」顧問弁護士「離婚して、いかに養育費を最後まで払わせるか。そこなんです。たたみさんの場合は婚姻費もなかったようなので、早く離婚してその月から養育費を払ってもらっているのは良かったと思います。毎年、所得証明を出せと言われているので大丈夫だと思いますが、この先、養育費の未払いをなくそうと国も色々整備していくはずです。」(銀行口座や職場がわかれば給与の差し押さえができると以前、O弁護士さんに聞いた事がある。カスは調停では職場を隠し、資格関係でも職場がわからないように隠している。養育費払いたくない、逃げようとしているのが見え見え。なのに毎年所得証明を出せって何がしたいのか意味がわからない。カスがたたみの株式会社で働いていたので解約さえしていなければカスの銀行口座はすぐわかるし、、、それにカスが県外へ出て働く事はないだろうし、同業者なので調べればカスの職場がどこか情報は入ってくる。)離婚の話が終わり、いよいよ本題へ入る。