ひとりぼっちのウォークマン
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お知らせ

 

都合により、

 

少しお休みにさせていただきます。
 


                                        
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マネ「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾの肖像」

今回は「印象派の先駆者」といわれている

 

エドゥアール・マネを取り上げる。

 

 

この絵はマネが描いた肖像画の代表作で、

 

「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾの肖像」

 

である。

 

 

 

モデルは、マネの良き友人で、師弟関係でもある、

 

女流画家ベルト・モリゾである。

 

 

そしてマネの弟と結婚したので義理の妹にあたる。

 

 

 

なんて美しい女性なのだろう。

 

 

大きな瞳で強い視線をこちらに向けられると、

 

思わず姿勢を正してしまうほどだ。

 

 

別に私に向けられている訳ではないが・・・・・

 

 

 

この表情から彼女は、きっと純粋で生真面目、

 

何事も真剣に考える女性だと想像してしまう。

 

 

 

また、ベルト・モリゾの洋服と帽子などに用いられた

 

黒い色である。

 

 

ひとくちに黒といっても、少し づつ微妙に違うが、

 

この黒が彼女をより印象付けている。

 

 

こんなに黒が似合う女性がいるだろうか。

 

 

 

向かって左側から当たる光のためか、

 

彼女の右の表情は暗めに見える。

 

 

これは彼女が何かを訴えようとしているのか。

 

 

そこには、マネと彼女だけにしか分からない

 

何かがあったのかもしれない・・・・。

 

 

 

背景の乳白色の壁は、

 

黒い帽子と黒い洋服の彼女に 

 

よりインパクトを与えている。

 

 

 

そして、タイトルにあるように、

 

すみれのブーケを胸元に付けているのも、

 

見ておきたい。

 

 

ちなみには、すみれの花言葉は「誠実」である。

 

 

 

今晩の 

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

ベルト・モリゾに逢って、見つめられたい。

 

ちょっと怖いが・・・・・

 

 

 

 

 

シャガール 「エッフェル塔の新郎新婦」

明けましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いします。

 

 

今回は新年にふさわしく

 

幸せにあふれた、

 

そして3D空間のようにも見える

 

楽しい絵を紹介する。

 

 

その絵は「愛の画家」と呼ばれた

 

マルク・シャガールが描いた

 

「エッフェル塔の新郎新婦」である。

 

 

 

  

この絵のモデルの新郎新婦は

 

シャガール自身と最愛の妻ベラ。

 

 

後ろに見える紺色のどっしりとした建物が

 

タイトルにもあるエッフェル塔だろう。

 

 

その前で、新郎は右のほうに傾きながら宙に浮き、

 

新婦を抱き抱えている。

 

 

それを支えるかのように

 

体格のいい鶏が踏ん張っている。

 

 

この絵は皆さまも、ご覧になったことがあると思うが、

 

シャガールのいつ見ても楽しい絵だ。

 

 

それにしても

 

この新郎の浮き上がり方は相当なものだ。

 

今、幸せの絶頂にある、という気持ちの表れだろう。

 

 

鶏のお腹の中に

 

バイオリンを持ったエンジェル?がいる。

 

ということは、

 

このカップルが望んでいるのは音楽家か?

 

 

鶏は繁栄と生殖のシンボルといわれているが、

 

優秀な芸術家がたくさん誕生することを

 

願ったのかもしれない。

 

 

また、緑豊かに茂った大木や、

 

左上には大きく輝く太陽、

 

右下には彼の故郷ヴィテブスクの風景、

 

 

左中はユダヤ教徒の行う天蓋のついた結婚式、

 

右上には半身がバイオリンのヤギなど、など、

 

 

とても楽しい絵だ。

 

 

描かれてどれもが、

 

シャガールの大好きなモティーフだろう。

 

明るい色も幸せを表しているようだ。

 

 

この作品を描いた1939年ころは、

 

ナチスドイツの迫害に遭い、大変な時代だったようだ。

 

 

だからこそ、

 

このように幸せにあふれた絵を描いたのだろう。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

新年にあたり、この絵の幸福感を

 

世界中に配達したい・・・・・

 

 

 

 


 

トーマス・キンケード「ディアクリークコテージ」

もう少しで、クリスマスイヴ、

 

 

子供達にとって、

 

最大の楽しみは・・・???

 

 

それは、

 

サンタさんからのクリスマスプレゼントだ!!

 

 

その舞台裏が気になる?

 

ちょっと、覗いてみよう。

 

 

この絵はトーマス・キンケードが描いた

 

「ディアクリークコテージ」である。

 

 

 

 

何とメルへンチックな絵なのだろう。

 

 

プレゼントは何も貰えなくても、

 

この絵を観ているだけで、おじさんは幸せになる。

 

 

これはどうやら、サンタとトナカイが

 

出発前に一休みしているところのようだ。

 

 

うしろにある小さな家がディアクリークコテージだ。

 

 

ディアクリークコテージというのは

 

主役であるサンタとトナカイとの、

 

 

アニマル・ファーストとでも言いましょうか、

 

宿泊施設なのだ。

 

 

中はどんな造りになっているのだろう。

 

 

 

そとは雪で寒そうだが、

 

中は暖炉が赤々と燃えているに違いない。

 

 

外から見える暖かい光から、それは想像できる。

 

 

この暖かいコテージの中で、

 

今年はどの家から届けようか、などなど、

 

話し合うのかもしれない。

 

 

想像しただけでも、ワクワクしてくる。

 

 

 

ソリが出発するころには

 

オーロラも見えるのかもしれない。

 

 

オーロラの明かりの中、

 

サンタを載せたソリがグングン走るのだ。

 

 

 

おじさんは、サンタと一緒に、

 

そのソリにも乗りたくなった。

 

 

世界中の子供たちの幸せを祈りながら。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

サンタのソリに乗って、世界の子供達に、

 

プレゼントを渡すお手伝いをしたい・・・・・

 

 

 

 

 

ティツィアーノ「聖愛と俗愛」

今回はルネサンス期ヴェネツィア派の

 

巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオを取り上げる。

 

 

この絵はヴェネツィアの有力貴族ニッコロ・アウレリオと

 

花嫁ラウラ・バガロットの結婚を

 

祝福して描かれたもので、

 

 

タイトルは「聖愛と俗愛」である。

 

 

この絵は理想美として古来より描き続けられてきた

 

ローマ神話における愛と美の女神ヴィーナスを

 

天上と地上における象徴的な姿で描かれた

 

寓意的作品である。

 

 

これは縦118cm×279cmの大型絵画で、

 

ブログの画面では細部が分かりにくく残念。

 

 

石造り水槽の泉の側に、2人の女性が座っている。

 

1人は裸体、1人は着衣で描かれている。

 

 

ルネサンス期は裸体像が描かれるようになり、

 

女神ヴィーナスは聖なる人物として

 

裸体で描かれていた。

 

 

つまり、衣服という物質で体を覆い隠すということは

 

俗なるものを意味していた。

 

 

この絵で、裸体の女性が左手に何か持っているが、

 

これは神性を象徴すると言われる

 

燃える火の壺である。

 

 

聖なる愛、天の愛の象徴である。

 

 

裸体の女性は深紅の布をまとっているが、

 

赤は「慈愛」、他者への愛を意味する色なのだ。

 

 

左側の着衣の女性が持っているものは、

 

財宝が詰まっているといわれる壺で、

 

地上の財宝にしがみついている

 

世俗的な愛、地の愛の象徴だと言われている。

 

 

そして大事な存在として中央の

 

キューピッドの登場である。

 

 

キューピッドが、水槽の無垢の愛の泉に

 

手をいれて、かきまぜるという行為は、

 

つまり、聖愛と俗愛を融合させている。

 

 

まさに、これはルネッサンスが目指したものだろう。

 

 

このように古代の神話などから、

 

描かれた作品の中にある

 

隠された意味を読み解くことが

 

ルネサンスの人々の高尚な楽しみだったようだ。

 

 

今晩の 

 

 「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 ルネサンス期の壮大な絵を観る旅に・・・・・

 

 

 

 

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ムンカーチ「フランツ・リストの肖像」

今回はハンガリーの

 

近代絵画の巨匠といわれている

 

ムンカーチ・ミハーイを取り上げる。

 

 

あまり馴染みのない画家だが、

 

28歳ごろパリで活躍し、

 

大きな成功をおさめたようだ。

 

 

42歳の時、

 

自宅に高名なピアニストを招き、

 

演奏してもらった。

 

 

その高名なピアニストとは

 

何と、“リスト“だった。

 

 

それがこの絵、

 

「フランツ・リストの肖像」である。

 

 

  

あの「ピアノの魔術師」といわれた

 

リストが、ここにいる。

 

 

この時は何歳ぐらいなのだろう。

 

 

佇まいは威厳に満ち溢れて、厳しい表情だ。

 

 

この表情からしても、

 

とても勤勉な音楽家だったことが伺える。

 

 

と同時に、まるで哲学者のようにも見えてくる。

 

 

 

暗闇の中に、白髪のシルバーと、

 

白い鍵盤の上の長い指、

 

 

そしてイスの背もたれの赤が

 

非常に印象的に描かれている。

 

 

 

この人が、

 

あの美しい「ラ・カンパネラ」を奏でる

 

リストなのだ。

 

 

「片手に6本の指を持つピアノの神」と噂され、

 

 

時には、ピアノの弦が切れたり、

 

ハンマーが壊れるほどの激しい演奏を

 

行ったという逸話もある。

 

 

そんな偉大な晩年のリストの肖像画に、

 

出会えたことに感謝したい。

 

 

 

今晩の

 

 「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

ハンガリーで、

 

 彼の「ラ・カンパネラ」を直に聞いてみたい。

 

 

 

 

 

シニェイ「紫のドレスの婦人」

今回は19世紀後半のハンガリー近代絵画に

 

先駆的な役割を果たした

 

シニェイ・メルシェ・パールを取り上げる。

 

 

この絵は初期の代表作

 

「紫のドレスの婦人」である。

 

 

 

豪華な紫のロングドレスを身に着けた

 

女性が一人、背筋をピンと立て、

 

のどかな平原の草むらに座っている。

 

 

モデルは結婚したばかりの妻ソフィアである。

 

 

それにしても、このドレスは

 

なんと強烈な色なのだろう。

 

 

紫という色は高貴な色で、

 

宮中とか、社交場であればマッチすると思うが、

 

平原の中とは・・・・。

 

 

とても違和感を感じるが・・・・。

 

 

さて、シニェイは、この絵を

 

ブダペストの展覧会に出品したのだ。

 

 

結果は多くの批判を受けてしまった。

 

 

なぜ?

 

 

草木の黄緑色とドレスの紫色の強いインパクト、

 

盛装した女性が屋外にいる、

 

などなどの理由から、ほかにもあるようだが。

 

 

彼の表現の斬新さは

 

ほとんど理解されなかったようだ。

 

 

1870年代、当時のヨーロッパの絵画界は

 

古い宗教画が多く、とても封建的で、

 

 

着飾った都会の男女が

 

野外で余暇を楽しむことなど

 

理解されていなかったのだ。

 

 

展覧会での失敗に、敏感な画家シニェイは

 

耐えることができず、数年悩んだ末、

 

ついには絵筆を折ってしまった。

 

 

これだけの絵が描けるのに、

 

とても残念だと思う。

 

 

その後の彼の生涯はどうなったのだろうか。

 

 

20年後、

 

シニェイは50歳になって、かつての作品が認められ、

 

画家としての活動を再開したのだ。

 

 

この時、彼はどんな気持ちだったのだろう。

 

 

まだ50歳と聞いて、少し安心する。

 

 

まだまだ、長く活躍できるではないか。

 

 

私の願い通り、

 

彼はのちにハンガリー画檀の大家となり、

 

60歳の時にはハンガリー芸術大学の学長に就任し、

 

ハンガリーの若い芸術家を育てた。

 

 

この彼の生き様に心から拍手を送りたい。

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

シニェイのこの絵を

 

再び、じっくりと鑑賞してみたい。

 

 

 

 

 

モネ「サン=ジェルマンの森の中で」

 

今回は、印象派のクロード・モネを取り上げる。

 

 

タイトルは「サン=ジェルマンの森の中で」

 

 

先ず、手前の赤や黄色、

 

ところどころに緑、

 

そして、半分から上は青。

 

この青はひかり輝いて見える。

 

 

この落ち葉をじっと見ていると、

 

カサカサという音が聞こえてくる。

 

 

どうやらこれは秋の風景のようだ。

 

 

この色のコントラストの不思議な美しさに

 

驚かされる。

 

こんな秋の風景があるのだろうか。

 

 

私は今まで、いろいろな秋の風景を見てきたが、

 

これは初めて見た風景だ。

 

 

手前の落ち葉の鮮やかな赤や黄色、緑、

 

葉の一枚一枚が

 

はっきりわかるほどに描かれている。

 

 

真ん中にあるドームのようなものは、

 

トンネルだろうか。

 

 

あの中に入ると、何が見えるのだろう・・・

 

なにが起こるのだろう・・・

 

宝物でも置いてあるのだろうか・・・

 

 

不思議なドームだ。

 

 

この作品はモネが40代のころ、

 

描いた作品といわれているが、

 

 

あの光を描くモネが、

 

このような幻想的な中にも

 

鮮やかに、くっきりと描いた作品もあったのだ。

 

 

モネの若いエネルギーを感じるこの絵に、

 

ただただ感動した。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

この紅葉を楽しみながら、

 

宝物を探しに・・・・・

 

 

 

 

 

ルノワール「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」

今回は印象派の

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール

 

をとりあげる。

 

 

ある展示会のポスターが印象的だった。

 

 

大人でもない子供でもない、

 

この女性の美しさ、

 

ブルーの大きな瞳はなんて綺麗なんだろう。

 

 

この絵はルノワールの描いた

 

「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」である。

 

 

 

 

 

アダン嬢は

 

銀行家イッポリット・アダン氏の娘で10歳である。

 

 

ルノワールは、

 

豊満な女性らしさを強調した絵が多いが、

 

 

ここに描かれた少女は、

 

まだあどけなさも残り、とても爽やかだ。

 

 

少女の白い肌にブルーのドレスは、

 

良く似合っていて印象的だ。

 

 

少女の左肩から流れ落ちる、

 

大きなうねりのような髪は、

 

とてもボリュームがある。

 

 

良く見ると、一本一本が、

 

青、茶、オレンジ色などの細かな線で

 

ていねいに描かれている。

 

 

全体的にふわふわとした感じが

 

少女の柔らかさとともに、

 

やさしさを感じさせる。

 

 

そうだ、この絵は

 

実は油絵ではなくパステル画なのだ。

 

 

このふわふわ感と明るさは、

 

パステル独特のパウダリーな仕上げからなのだろう。

 

 

パステルカラーで描くことによって、

 

少女の美しさやあどけなさが

 

より一層、輝いて見える。

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

このパステルカラーの世界に

 

飛び込んでみたい・・・・

 

 

 

 


 

マネ「アトリエ舟で描くモネ」

前回、取り上げた

モネ「秋の効果、アルジャントゥイユ」は

アトリエ舟から描いたものだった。

 

 

その絵をみた時、

 

直ぐに、この絵のことが思い浮かんだ。

 

 

エドゥアール・マネが描いた

 

「アトリエ舟で描くモネ」である。

 

 

この絵はセーヌ河のほとりに舟を浮かべ、

 

その上で絵を制作するモネを描いた作品である。

 

 

ここはおなじみのセーヌ河畔、

 

 

なるほど、船の様子がよく分かる。

 

 

このように屋根がついていると、

 

少々の雨も大丈夫だし、日よけにもなるだろう。

 

 

モネは大好きな奥様とこの水辺で、

 

どんな話をしていたのだろう。

 

 

奥様は黙って真剣に描いているモネを

 

見つめていただけなのかもしれない。

 

 

とにかく、二人にとって、

 

最高の時間だったに違いない。

 

 

 

このツーショットの二人を見逃さなかったマネは

 

早速、筆を執ったのだ。

 

 

マネは、モネの水の描写を高く評価し

 

「水のラファエロ」とも呼んでいた。

 

 

そしてこの二人の様子を

 

画面いっぱいに描いたのだ。

 

 

マネのモネに対する

 

愛と尊敬の気持ちが伝わってくるようだ。

 

 

 

マネは、たくさん描いている作品の中で、

 

この作品は特に気に入っていたとか。

 

 

私も好きな作品だ。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

モネと奥様の乗ったアトリエ舟から、

 

少し離れたところでセーヌ河畔を巡りたい・・・・・

 

 

 

 

 

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