マネ「アトリエ舟で描くモネ」 | ひとりぼっちのウォークマン

マネ「アトリエ舟で描くモネ」

前回、取り上げた

モネ「秋の効果、アルジャントゥイユ」は

アトリエ舟から描いたものだった。

 

 

その絵をみた時、

 

直ぐに、この絵のことが思い浮かんだ。

 

 

エドゥアール・マネが描いた

 

「アトリエ舟で描くモネ」である。

 

 

この絵はセーヌ河のほとりに舟を浮かべ、

 

その上で絵を制作するモネを描いた作品である。

 

 

ここはおなじみのセーヌ河畔、

 

 

なるほど、船の様子がよく分かる。

 

 

このように屋根がついていると、

 

少々の雨も大丈夫だし、日よけにもなるだろう。

 

 

モネは大好きな奥様とこの水辺で、

 

どんな話をしていたのだろう。

 

 

奥様は黙って真剣に描いているモネを

 

見つめていただけなのかもしれない。

 

 

とにかく、二人にとって、

 

最高の時間だったに違いない。

 

 

 

このツーショットの二人を見逃さなかったマネは

 

早速、筆を執ったのだ。

 

 

マネは、モネの水の描写を高く評価し

 

「水のラファエロ」とも呼んでいた。

 

 

そしてこの二人の様子を

 

画面いっぱいに描いたのだ。

 

 

マネのモネに対する

 

愛と尊敬の気持ちが伝わってくるようだ。

 

 

 

マネは、たくさん描いている作品の中で、

 

この作品は特に気に入っていたとか。

 

 

私も好きな作品だ。

 

 

 

今晩の

 

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

 

 

モネと奥様の乗ったアトリエ舟から、

 

少し離れたところでセーヌ河畔を巡りたい・・・・・