製造業にありがちなホームページ(失注の事実)
近隣でめぼしい企業を見つけたのですが、その会社のサイトを覗いてみると・・・
中小製造業のホームページにはありがちなことなのですが、
会社案内程度の認識でしか作っていません。
それはまあ良しとしますが、内容を詳しく見ると、
外部の人間に何かを発信しよう、わかってもらおうという
エネルギーがまったく感じられず、
まるで
「既存顧客との取引で、それなりに仕事が出来ているから、
まあ別に新規の問い合わせなんて要りません」
と言っているようかのような内容となっています。
ここにそのサイトのリンクを貼付けることが出来れば、
皆さんも同じ感想を頂くと思います。ちょっとひどいなと。
当然ながら、そんな会社と付き合っても、前向きな相乗効果など
望むべくもありませんから、問い合わせることすら止めました。
だからこの会社は、新しい仕事のチャンスの芽を失ったことに、
気づくことも無いでしょう。
ああもったいない。
お金をかけて立派なホームページを作れとは言いません。
しかし、新しい仕事を探すつもりがあるなら、
もっとやるべきことがあります。
もっとやれることがあります。
多摩地区勉強会「メンタルヘルスと法改正」のお知らせ
いま、大きな社会問題になっている働く人のメンタルヘルス。
こころの健康が損なわれることで、身も心もぼろぼろになった末、自殺という最悪の結末を選んでしまう方は、ここ十数年来で毎年3万人を超えています。
そんな中、法律の面からも対策が講じられており、今春の国会では、労働者の健康を保持するため、の要綱をまとめた安全衛生法の改正が予定されています。
これにより、すべての事業者は、労働者の心の健康感知について関わることが義務づけられています。
今回は、そんな法改正に備えた正しい知識の習得と、働く人のメンテナンスヘルスについて改めて考え直すきっかけをご提供します。
■開催日時:2月13日(水)19時~20時半
■内容
1.働く人のメンタルヘルスを考える
2.うつ病、そのウソ・ホント
3.働く人のこころを守る法律~安全衛生法とは~
4.事業主が知っておくべき法律と改正のあらまし
5.あなたのこころの健康を守るために
■場所
多摩市関戸公民館 第一学習室
※京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口下車、徒歩1分(オーパ8F)
http://www.opa-club.com/seiseki/access.cgi
■講師:長谷川 豪
社会保険労務士、行政書士。
労働法・就業規則による労使関係の安定を
得意とする。日本大学法学部卒。
■講師:大村美樹子
株式会社アイビー・リレーションズ代表取締役、産業カウンセラー。
臨床心理学に基づくメンタルヘルスケア、カウンセリング等を行う。早稲田大学人間科学部卒。
■定員
30名
■資料代 2000円(当日受付にて申し受けます。)
■申込方法
たまビジネス元気塾のFacebookページ
http://www.facebook.com/events/518154071549659/
または、
info@tama-business.comまで、
お名前、メールアドレスをご記入の上、お申し込みください。
■主催
たまビジネス元気塾実行委員会 http://tama-business.com/
アポイントは、最短の日程を選ぶ
ビジネスで誰かと会う約束を交わす場合、
候補日の中から、あなたはどのような基準で
日程を選びますか?
私の場合、
「一番早い日」を選ぶようにします。
これは良い仕事をするための、きわめて重要な考え方。
この習慣はずっと続けています。
先日、ある銀行さんからセミナーのご依頼を頂き、
その日程も、いつものように、今から一番早い日程を選ばせて頂きました。
そうしたところ、昨日、お世話になっているそのセミナー担当者の方が
他部門に異動になってしまうとのお知らせを頂きました。
急なことで驚きましたが、なんと私のセミナーが最後の企画になるとのこと。
もしも私が少しでも時間的な余裕を作ろうと、日程を後ろ倒しで
決めていたら、そのご担当者様と最後の仕事をするチャンスは得られませんでした。
私が最短の日程を選ぶ理由。
いつ何時、何が起こるかわからないから。
やると決めたことは出来るだけ早くやる。
すぐやる。今やる。
そうすることで、良い回転が生まれるからです。
今回は、それを続けていて本当によかったとつくづく思いました。
日本のメーカーが「失われた20年」で本当に失ったものとは
先日、チャイナ・ウォッチャーとして活躍されている
富士通総研の柯 隆(か りゅう)氏の講演を聴かせていただきました。
大学の先輩なんですが、今回初めて御挨拶させていただきました(笑)。
中国についてはまさに専門分野であり、
尖閣諸島問題などでも、さすが、中国側と日本側の政界、経済界に
パイプを持つだけに実現可能性が高い解決案などをお持ちです。
この提言が政府に採り入れられると良いなと。
驚いたのは企業活動についても、鋭い指摘をされていたこと。
すごく共感できたことは、
日本のメーカーの本質的な問題点。
この20年で日本企業で失われたものは、ブランド力だと。
そして日本企業が売っているものは、未だに「性能」だと。
Value、Culture、Statusを売っていない。
同感です。
他のメーカーも似たり寄ったりですが、ひとつだけ事例を挙げておきましょう。
もちろん良い製品なんです。しかし、見事に性能しか謳っていません。
Iphone 強制終了のやり方も同じ^^
先日、Ipadがフリーズした場合の、強制終了=電源の落とし方
について記事を書きましたが↓
http://ameblo.jp/zaccess-blog/entry-11384844067.html
当然ながらというか、Iphoneも同じやり方で電源を落とせます。
たとえば「電源が落とせなくなった」とか、
そんな場合に使えると思います。
顧客から漏れなく・速く聞くヒヤリング方法(IT会社編)
以前書いた記事です↓
「顧客から漏れなく・速く聞くヒヤリング方法」
http://ameblo.jp/zaccess-blog/entry-10560004278.html
先日もあるクライアントで、これを作ってもらいました。
今回はIT系の企業さんで、いわゆるオンサイト型で人材を派遣する際に、
最初から確認しておけば
未然に問題が防げる内容
を洗い出し、それを打ち合わせの際に先方に確認するように
してもらうように改善したのです。
当然ながら、派遣されてから最初の3時間、3日間で生じる問題が
大きいわけで、そこで生じそうなこととは何か?
事前に確認しておいた方が良いことは何か?
そう考えれば、あなたの会社でもいろいろ思い浮かぶのではないでしょうか。
それをまとめてシート化してもれなく確認することで、
先方からは、「こんなことをしてくれる企業は初めて!」と
感謝してもらえるようになりました。
もちろん人材のミスマッチも減らせるようになりましたし、
派遣してすぐにNGというのも減りました。
問題は先に潰す。
これは、経営の鉄則ですね。
SUNTORYさんから学ぶ、広告で注意すべきこと
これは最近、YAHOO!などを開くと良く表示されるSUNTORYさんの
広告です↓
「夫のニオイが変わった・・・」
と言われると、
「加齢臭」などのネガティブなイメージをする人が多いのではないかと思われます。
あるいは、「浮気がバレた」的な・・・
まず、「ニオイ」という単語は、そのようなネガティブな連想につながりやすい
ので、その取扱い方にはとても注意が必要。
それぞれの単語には、独特の関連付けされやすいイメージが備わっているので、
狙っている意味合いとは違う想起をされないか、チェックすべきです。
だからこそそこを逆手に取ると、「悲しいほどお天気」じゃないですが、
秀逸なコピーができたりもするわけです。
またキャッチコピーの、最後の「・・・」も”マイナス効果”を助長していますし、
写真もネガティブなイメージにも見えるので非常に微妙なところです。
さらにいえば、男性が自分のにおいを変えようとする動機として、
”奥さんに気づいて欲しい”というのはいかにも弱い。
ということで、おそらくは狙った意図通りの宣伝広告効果を発揮するのは
難しいのではないかと思われます。
(そもそも商品企画自体が難しいなとは思いますが・・・)
それにしても最近SUNTORYさんの健康商品の展開には性的な関連付け
のあるものが見受けられます。
この広告も、品性が感じられません。
どこぞの怪しげな企業の広告だといわれても違いが分かりません。
企業のイメージも含め、その方向に走って大丈夫なの?
と勝手ながら思っています。
そういう部分も含め、この広告から学べることがいろいろあります。
おさる?改名しても「運」は好転しません
モンキッキーさんが、芸名を「おさる」に再変更したそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121126-00000015-rbb-ent
多くの方がご存知のように、占い師の細木数子氏による改名のなれの果て。
「運」は大事です。
仕事を成し遂げるのに、運は絶対に必要です。
しかし、運とはそういうことでは好転しません。
以前のブログにも書いたことですが、
勝新太郎さんは、人から改名を奨められた際に、
「それで、売れたらどうするんだ!」
と一喝したそうです。
つまり、芸名を変えたことで売れたら、本人の実力はなんだってことです。
それが正解。人として。
アップルとPANASONIC。その決定的な違いとは?
↓これはpanasonicさんのwebサイトにある商品の宣伝です。
どうでしょうか?
買う気になりましたか?
では、アップルは商品をどのようにPRしているのでしょうか?
両社のPR方法の違いに気づきましたか?
そこには決定的な違いがあります。
panasonicは、その商品の「違い」「特徴」を一生懸命にPRしています。
おそらく、とても優れた製品なのだと思います。
しかしアップルがやっていることは、その説明の前に、
「私たちが求める姿」「こうだったらいいな、と思う暮らし方」「VISION」
そういったものを、まず私たちに示します。
Ipadであれば、「こんな風に仕事のクオリティを変えて見たいと思いませんか?」
と私たちに問い掛ける。
ディスプレイさえも、「大画面なら、何にも邪魔されずに映像を楽しみたくないですか?」
と示し、そのあとで「そのために、反射をこんなにも抑えました」との順番で特徴を説明します。
どちらの説明の方が、ワクワクしますか?心が動かされますか?
panasonicのやり方は掃除機を買うために、どれを選ぼうかと考えている方には必要な説明です。しかし、まだその気になっていない人の需要まで喚起するには、
決定的な情報が欠落しているわけです。
機能や違いの説明・・・「理性行動(大脳皮質)」
ワクワク感の喚起・・・「情動行動(大脳辺縁系)」
という違いでもあります。
モノ余り、製品の違いが大差がないこの時代に、
panasonic方式だと、なかなかモノを売るのは大変なわけです。
実際にアップル製品がどれだけ機能的に優位であるかといえば、その差は
わずかなものでしかないでしょう。
今回示したPR方法の違いは、
業種業態を問わず、多くの企業にとって参考になるはずです。
あなたの商品・サービスをPRしたいなら、
何から説明を始めなければならないか?
これをもう一度、見直してみてください。