アップルとPANASONIC。その決定的な違いとは?
↓これはpanasonicさんのwebサイトにある商品の宣伝です。
どうでしょうか?
買う気になりましたか?
では、アップルは商品をどのようにPRしているのでしょうか?
両社のPR方法の違いに気づきましたか?
そこには決定的な違いがあります。
panasonicは、その商品の「違い」「特徴」を一生懸命にPRしています。
おそらく、とても優れた製品なのだと思います。
しかしアップルがやっていることは、その説明の前に、
「私たちが求める姿」「こうだったらいいな、と思う暮らし方」「VISION」
そういったものを、まず私たちに示します。
Ipadであれば、「こんな風に仕事のクオリティを変えて見たいと思いませんか?」
と私たちに問い掛ける。
ディスプレイさえも、「大画面なら、何にも邪魔されずに映像を楽しみたくないですか?」
と示し、そのあとで「そのために、反射をこんなにも抑えました」との順番で特徴を説明します。
どちらの説明の方が、ワクワクしますか?心が動かされますか?
panasonicのやり方は掃除機を買うために、どれを選ぼうかと考えている方には必要な説明です。しかし、まだその気になっていない人の需要まで喚起するには、
決定的な情報が欠落しているわけです。
機能や違いの説明・・・「理性行動(大脳皮質)」
ワクワク感の喚起・・・「情動行動(大脳辺縁系)」
という違いでもあります。
モノ余り、製品の違いが大差がないこの時代に、
panasonic方式だと、なかなかモノを売るのは大変なわけです。
実際にアップル製品がどれだけ機能的に優位であるかといえば、その差は
わずかなものでしかないでしょう。
今回示したPR方法の違いは、
業種業態を問わず、多くの企業にとって参考になるはずです。
あなたの商品・サービスをPRしたいなら、
何から説明を始めなければならないか?
これをもう一度、見直してみてください。