SUNTORYさんから学ぶ、広告で注意すべきこと
これは最近、YAHOO!などを開くと良く表示されるSUNTORYさんの
広告です↓
「夫のニオイが変わった・・・」
と言われると、
「加齢臭」などのネガティブなイメージをする人が多いのではないかと思われます。
あるいは、「浮気がバレた」的な・・・
まず、「ニオイ」という単語は、そのようなネガティブな連想につながりやすい
ので、その取扱い方にはとても注意が必要。
それぞれの単語には、独特の関連付けされやすいイメージが備わっているので、
狙っている意味合いとは違う想起をされないか、チェックすべきです。
だからこそそこを逆手に取ると、「悲しいほどお天気」じゃないですが、
秀逸なコピーができたりもするわけです。
またキャッチコピーの、最後の「・・・」も”マイナス効果”を助長していますし、
写真もネガティブなイメージにも見えるので非常に微妙なところです。
さらにいえば、男性が自分のにおいを変えようとする動機として、
”奥さんに気づいて欲しい”というのはいかにも弱い。
ということで、おそらくは狙った意図通りの宣伝広告効果を発揮するのは
難しいのではないかと思われます。
(そもそも商品企画自体が難しいなとは思いますが・・・)
それにしても最近SUNTORYさんの健康商品の展開には性的な関連付け
のあるものが見受けられます。
この広告も、品性が感じられません。
どこぞの怪しげな企業の広告だといわれても違いが分かりません。
企業のイメージも含め、その方向に走って大丈夫なの?
と勝手ながら思っています。
そういう部分も含め、この広告から学べることがいろいろあります。