毎日おんなじ自分。
代わり映えしない。
変わりたいな...
そう感じても
感じなくても
日々、人は変わっています。
今までと同じ選択肢を
今日も選ぶと
変わった気がしませんが、
その選択は
今の自分がした
新しい選択です。
つまり、
変わった気がしないのは
同じ自分を
自分の意志で
選んでいるからです。
違う自分を感じたければ
今から新たに選択するものを
今までと同じものでなくて
今までと違うものに
すれば実現します。
道を歩くとき
安心したいなら
歩いたことのある道を往く。
冒険や挑戦をしたいなら
歩いたことのない道を往く。
私は「性被害に遭ったこと」を
話さずに生きてきました。
歩いたことのある道を
選択し続けてきたわけです。
中学～高校にかけて
嫌な思いをしてました。
この「嫌な思い」は
当時は性被害だと
わかりませんでした。
誰かに知られたら
恥ずかしいどころじゃない。
世界が崩壊する。
もう生きていけない。
だから黙っておこう。
自分の心に
「黙っておく」という負荷を
与え続けて生きる道を選びました。
「黙っておく」ことで
最低限の安心は
実現できていました。
30年くらい経ったある日、
一冊の本に出会います。
一人の女性が
幼い頃から
父親に性的な暴力を受け続け
おかしくなっていったこと、
その後の
二次被害のこと、
おかしくなった自分を
立て直していくこと、
などが書かれていました。
その本を読んで
「自分も被害当事者だ」と
はっきりわかりました。
性別は違うけど
ものすごく共感しました。
書いてある気持ちが
自分の気持ちと同じだと
思ったくらいです。
例えると
こんな感じ。
自分のきれいな部屋に
土足で無断で踏み込んでくる。
そいつは
好き放題やって
後片付けなどせずに
満足すると立ち去っていく。
胸に大きな穴があいたような
巨大な喪失感を抱えながら
また部屋をきれいにする。
内側で
自分が腐っていくような感じ。
自分で
自分が
守れなかった。
その他いろんな
巨大な罪悪感も抱える。
自分の荷物じゃないのに
背負わざるを得ない感じ。
そして
「楽」になりたい、と
思いました。
なぜ今の自分が
こんな自分なのかが
この本のおかげで
わかりました。
誰かに聞いてもらったら
「楽」になれるかもしれない。
でも、
話したらきっと嘲笑される。
「そんなことで苦しんでたの？」
「もっと大変な人だっているよ？」
「そんなの被害のうちに入らないよ」
「自分だって悪いんじゃない？」
「嫌なことを嫌と言わなかったのは
あなたの責任でしょ？」
容赦なく評価が下されるに
決まってる。
だから、やっぱり話せない。
その後
コーチングを知り、
自分にもコーチをつけて
感じるしあわせを
増やしてました。
そのコーチとの
やりとりの中で
性被害のテーマも
扱ってみてもいいかな、と
思い始めました。
今までと同じ道を往くと
それなりに安心だけど
この件は解決しないから。
アドラー心理学を基礎とした
コーチングをしている人で
私の話をよく聞いてくれる人でした。
この人なら...と思い
相談しました。
話の聞き方を伝え
コーチの十分な理解を
確認した上で
話しました。
ただ聞いて、
話の内容を理解できたら
その理解できた旨だけ
おしえてください。
そう伝えておいたので
その通りに
「今のお話し、わかりました」
と返ってきました。
話し方や話す言葉に
その人の感情がこもるように
その一言は
理解とやさしさであふれていました。
その一言を聞いたとたんに
涙があふれて
あふれて
あふれて、
とまりせんでした。
5分か
10分か
どれだけ時間が経ったのか。
何も言わずに
ただ一緒に居てくれるコーチ。
全部指示通りにしてくれてる。
そのコーチの思いに、感謝です。
自分を取り戻せた。
そんな感覚を感じました。
その日の帰り道は
走りたくて
駅まで走りました。
そのまま空へ飛んでいきそうでした。
世界が崩壊するかもしれない。
もう生きていけなくなるかもしれない。
そんな覚悟で
違う道を往く。
進んでみたら
なんと爽やかな感覚だろう。
自分が自分でいられる喜び。
日々、自分がしている選択。
その選択を
今までしたことのないものに
してみる。
すると、
今までと違うことが起きる。
自然なこと。
自然すぎて意識にあがらず
通り過ぎてしまう毎日。
「変わりたい」との意志を持ったら
今までと違う選択肢を選ぶ。
「昨日と同じ、新しい今日」
ではなくて
「昨日と違う、新しい今日」
になりますね。
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ８年目、常楽でした。
《関連記事》
・過去や未来に見るのは気分。今、持つのは意志。
・やりたいけどできない、を変えるには
・愛しい、憎い、の共通点
・暴力の根っこの悲しみを、ちゃんと扱ってあげる
【常楽のコーチング】
コーチング、とは。7年目にして思うこと。
コーチングって、刺激の活用
コーチングで最も大切なこと
コーチングの基本：守秘義務
コーチングの基本：評価判断を下さない
コーチングの基本：沈黙ＯＫ
コーチングの基本：中断スキルの使用
コーチングの基本：時間管理はコーチがする
コーチングの基盤：アドラー心理学
ＡＣＥコーチングのサイト
代わり映えしない。
変わりたいな...
そう感じても
感じなくても
日々、人は変わっています。
今までと同じ選択肢を
今日も選ぶと
変わった気がしませんが、
その選択は
今の自分がした
新しい選択です。
つまり、
変わった気がしないのは
同じ自分を
自分の意志で
選んでいるからです。
違う自分を感じたければ
今から新たに選択するものを
今までと同じものでなくて
今までと違うものに
すれば実現します。
道を歩くとき
安心したいなら
歩いたことのある道を往く。
冒険や挑戦をしたいなら
歩いたことのない道を往く。
私は「性被害に遭ったこと」を
話さずに生きてきました。
歩いたことのある道を
選択し続けてきたわけです。
中学～高校にかけて
嫌な思いをしてました。
この「嫌な思い」は
当時は性被害だと
わかりませんでした。
誰かに知られたら
恥ずかしいどころじゃない。
世界が崩壊する。
もう生きていけない。
だから黙っておこう。
自分の心に
「黙っておく」という負荷を
与え続けて生きる道を選びました。
「黙っておく」ことで
最低限の安心は
実現できていました。
30年くらい経ったある日、
一冊の本に出会います。
一人の女性が
幼い頃から
父親に性的な暴力を受け続け
おかしくなっていったこと、
その後の
二次被害のこと、
おかしくなった自分を
立て直していくこと、
などが書かれていました。
その本を読んで
「自分も被害当事者だ」と
はっきりわかりました。
性別は違うけど
ものすごく共感しました。
書いてある気持ちが
自分の気持ちと同じだと
思ったくらいです。
例えると
こんな感じ。
自分のきれいな部屋に
土足で無断で踏み込んでくる。
そいつは
好き放題やって
後片付けなどせずに
満足すると立ち去っていく。
胸に大きな穴があいたような
巨大な喪失感を抱えながら
また部屋をきれいにする。
内側で
自分が腐っていくような感じ。
自分で
自分が
守れなかった。
その他いろんな
巨大な罪悪感も抱える。
自分の荷物じゃないのに
背負わざるを得ない感じ。
そして
「楽」になりたい、と
思いました。
なぜ今の自分が
こんな自分なのかが
この本のおかげで
わかりました。
誰かに聞いてもらったら
「楽」になれるかもしれない。
でも、
話したらきっと嘲笑される。
「そんなことで苦しんでたの？」
「もっと大変な人だっているよ？」
「そんなの被害のうちに入らないよ」
「自分だって悪いんじゃない？」
「嫌なことを嫌と言わなかったのは
あなたの責任でしょ？」
容赦なく評価が下されるに
決まってる。
だから、やっぱり話せない。
その後
コーチングを知り、
自分にもコーチをつけて
感じるしあわせを
増やしてました。
そのコーチとの
やりとりの中で
性被害のテーマも
扱ってみてもいいかな、と
思い始めました。
今までと同じ道を往くと
それなりに安心だけど
この件は解決しないから。
アドラー心理学を基礎とした
コーチングをしている人で
私の話をよく聞いてくれる人でした。
この人なら...と思い
相談しました。
話の聞き方を伝え
コーチの十分な理解を
確認した上で
話しました。
ただ聞いて、
話の内容を理解できたら
その理解できた旨だけ
おしえてください。
そう伝えておいたので
その通りに
「今のお話し、わかりました」
と返ってきました。
話し方や話す言葉に
その人の感情がこもるように
その一言は
理解とやさしさであふれていました。
その一言を聞いたとたんに
涙があふれて
あふれて
あふれて、
とまりせんでした。
5分か
10分か
どれだけ時間が経ったのか。
何も言わずに
ただ一緒に居てくれるコーチ。
全部指示通りにしてくれてる。
そのコーチの思いに、感謝です。
自分を取り戻せた。
そんな感覚を感じました。
その日の帰り道は
走りたくて
駅まで走りました。
そのまま空へ飛んでいきそうでした。
世界が崩壊するかもしれない。
もう生きていけなくなるかもしれない。
そんな覚悟で
違う道を往く。
進んでみたら
なんと爽やかな感覚だろう。
自分が自分でいられる喜び。
日々、自分がしている選択。
その選択を
今までしたことのないものに
してみる。
すると、
今までと違うことが起きる。
自然なこと。
自然すぎて意識にあがらず
通り過ぎてしまう毎日。
「変わりたい」との意志を持ったら
今までと違う選択肢を選ぶ。
「昨日と同じ、新しい今日」
ではなくて
「昨日と違う、新しい今日」
になりますね。
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ８年目、常楽でした。
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・愛しい、憎い、の共通点
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コーチングで最も大切なこと
コーチングの基本：守秘義務
コーチングの基本：評価判断を下さない
コーチングの基本：沈黙ＯＫ
コーチングの基本：中断スキルの使用
コーチングの基本：時間管理はコーチがする
コーチングの基盤：アドラー心理学
ＡＣＥコーチングのサイト