「ありがとう」
「助かりました」
「あなたのおかげです」



自分が相手に
貢献できたとの
確信を得たとき、
勇気を持つことができます。

また相手に
よろこんでもらえる自分。

困難に向き合う
心の力を感じます。



例えば、
「この料理、おいしいね。」
そう言って相手が喜ぶ。

同じ料理を
同じ状況で作って食べるのは
努力が必要です。

その努力をすれば
相手はよろこんでくれるに
違いありません。

その努力を
「してもいいかな」などと
歓迎する気持ちになったら
それは勇気を持ったということ。



例えば、
相手に頼まれて
食事を用意した。

「ありがとう」と相手は言うが
心ここにない感じ。

自分が食事を支度するのは
当然な雰囲気。

また頼まれて
食事を支度したら
「ありがとう」と相手は
言ってくれるだろう。

でも、
なんかむなしい気持ち。

頼まれたら
食事を用意する自信はあるけど
心から「やりたい」と思えない。

「ありがとう」と言われるけど
気持ちが乗らない。
でも、自分がやる約束だから
言われたらやろうと思う。



こんなときは
自己信頼が下がる状況なので
共同体感覚も下がります。

約束とは関係させずに
「相手がどんな様子でも
役に立ってることには違いない。
だから、私は食事の支度をする」
と主体的に選択できたら
自己信頼は維持できそうです。

でも、自分の負担が大きいですね。

「ありがとう」は
感謝の言葉だけど
伝える側の状態によって
相手の勇気づけに
なったり、ならかなったりする。

相手を勇気づけたいなら
気を付けて「ありがとう」を
伝えたいですね。



「相手に貢献できた」
という感覚は
「自分は相手の役に立てた」
という感覚だったり
「自分には価値がある」
という感覚に
つながります。

相手の勇気を
引き出そうとするなら
「あなたは私の役に立った」と
伝えることです。



お茶を持ってきてくれたら
「お茶を持ってきてくれて
ありがとう」

呼びつけて応じてくれたら
「来てくれてありがとう」

約束を守ってくれたら
「約束を守ってくれてありがとう」

お金を渡したら
受け取ってくれた。
「お金を受け取ってくれて
ありがとう」

具体的に
どんな役に立ったかを
伝えると、効果的です。



お互いに
「あなたは私の役に立ってるよ」と
伝え合うと、
しあわせは元気に育っていきます。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。


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