自分がリラックスできているとき、
一緒の相手が緊張してくれてるおかげ
ってこと、あります。

例えば、
一緒の相手が
見張りに立っててくれると
安心して眠れます。

そんなありがたいことに
気づける自分でいたい。




リラックスは
やすらぎ。

夢でも
空想でも
ゆったり見られる。

感じたり思うことに
没頭できます。




緊張は、現実的。

まずこれやって
次にこれやって
最後にこうすると、
ほらできた、みたいに。

間違えないように
慎重に
注意深くなる。

夢見るより
空想するより
現実に形にする力。




例えば、

お昼ごはん、何がいいかな?

あれも、いいね。
これも、いいね。
どうしよう?笑顔

リラックスは
こんな感じですよね。

でも、そのまま
思っているだけでは
お昼ごはんは現れません。




それを聞いた相手が
「それじゃ、ラーメンは?」
「イタリアンなんかいいかも」
「お寿司食べたいけど、どう?」
「チャーハン作る?」
なんて提案してくれたら

それは相手の緊張の力、
現実的な思考のおかげです。




対等な道を進むなら

リラックスしてる人は
リラックスを減らして
緊張を増やす。

思い描くことを減らして
現実的なアイデアを
出そうとしてみる。


緊張してる人は
緊張を減らして
リラックスを増やす。

現実的なアイデア出すのを
減らして、
感覚を感じることや
イメージすることを増やす。


そうすると
お互いが対等な関係へと
シフトしていく。




例えば、
対等へシフトしない場合は
こんな感じ。


「お昼ごはん何にしよう?」
「え~わかんない。
おいしいもの、食べたい。」
「ラーメンなんか、どう?」
「ラーメンは昨日食べた。」
「そっか。それじゃスパゲティは?」
「今日は麺類、やだ」
「う~ん、それじゃお蕎麦」
「それ、麺類だから」
「ごめん、そうだ魚焼いて食べよう」
「いいね!魚は何?」
「さば」
「塩焼き?」
「うん、塩焼きにしよう」


対等にシフトする場合は
こんな感じ。

「お昼ごはん、何にしよう?」
「え~、わかんない。
和食がいいかな?」
「お、和食いいね。
焼き魚とか、どう?」
「お魚、いいね。さんま食べたい」
「今、さばしかない。どうしよう?」
「そっか。さばもいいね。
さば食べよう!」





目的を実現できそうな
「アイデアを出す」を
お互いがすると
自然と対等になっていきます。

反対に、
アイデアを出す人
そのアイデアを評価する人
にクッキリ分かれてしまうと

その人間関係は
子が幼い場合の
親子関係でもない限り
苦しくなってしまいます。




以前、子供と
スーパーに行ったとき。

子に訊きました。

「何を食べたい?」
「お肉食べたい」
「お肉、どうやって食べる?」
「焼いたりして食べたい」
「焼く以外には何があるの?」
「わかんない。煮るとか」
「焼くと煮る、どっちがいい?」
「焼く」
「それは牛?それとも豚や鶏?」

ここらへんで、気づきました。



子が食べたいものを
食べさせてあげたい思いで
あれこれ訊きましたが

これって
質問攻めしてるよ、自分。

子が緊張するほどに
自分のリラックスが増す。

考えなくてもいい、安心感。

アイデア出すと、裁きを下される。
たいてい悪い方に。

自分と、自分の親との
イヤな記憶。

それを
わが子とのやりとりでも
しようとしてる自分。




自分のアイデア出さずに
相手に出してもらうと
自分は裁きを下されない。

そのアイデアは
ダメだね、と言われない。

そんな安心感。
リラックス。

こんなのは、やだ...


ごめん、わが子。
気づけてよかった。

そこに居てくれて
ありがとう。




「鶏肉を焼いて
トマトで煮たら
おいしそうだと思わない?」

「うん、おいしそう!
食べたい!」

「じゃ、そうしよう!」


材料買って帰って
作って食べた。

とてもおいしかった、です。
味も、心も。





リラックスしてたら
相手の緊張を
自分にも分けてもらおう。


緊張してたら
相手にその緊張の
一部でいいから助けて
とお願いしてみよう。

そしたら、
お互いの関係も
さらに良好になっちゃいますね。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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