おはようございます。
プロコーチ7年目、常楽です。

「なんで?」って言葉
あなたはよく使いますか?


「なんで?」って理由を訊く質問ですよね。
でも使い方は注意が必要な言葉だと思います。


「なんで?」と訊くのは簡単。
返事をもらう度に「なんで?」と
訊き続けることもできる。

それを続けると、
相手を追い込むことにもなりかねない。

追い込まれる相手は
訊き続ける自分のことは
大切に扱いにくくなりますよね。

「なんで今日はスーツじゃないんですか?」
「今日は動き回るからこの格好が良いと思って」
「なんで動き回るんですか?」
「今日は片付けをする予定だから。」
「なんで片付けするんですか?」
「...」

もうしらん、って感じになってしまいます。


こんな感じで
返ってくる返答に満足できるまで
「なんで?」と訊き続けることは
できます。

でもそんなことをすれば
答える相手の目的が
訊く側を満足させることに
なってしまいます。

それって、そのコミュニケーションの
最初の目的ではないと思うんです。



「なんで?」って使うのは簡単です。
口グセになってしまってる人も多いと思います。

訊く側は「なんで?」とひらがな3文字ですが、
答える側の理由の説明は、3文字では済みません。
だから回答する側に、配慮して使う方が
コミュニケーションの質が向上すると感じてます。


なんで?で攻め続ける人と遭遇したときの
対処法は、こんな感じです。

「なんで?」と訊かれたら
「なんでそれを知りたいの?」
と訊き返す。

もっと具体的にするならば
「その質問の目的は何?」を
明かにしてもらいます。

そして、その目的に
こちらが満足しなければ
無理に答える必要がなくなります。


「なんで今日はスーツじゃないんですか?」
「なんでそれを知りたいの?」
「いつもスーツだから何かあるのかと思って」
「片付けの予定、今日だよね。だから。」
「なるほど、私もスーツやめればよかったかな」

なんか、対等な感じですよね。



お読みいただき、ありがとうございます。
プロコーチ7年目、常楽でした。


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