こんにちは!
のんたんです。
先週の記事の続きで
曲をコントロールする
ということを
具体的に掘り下げてみたいと思います
手前味噌ですが
私のアレンジした「こいのぼり」で
説明してみます。
↓
楽譜はこちら
このアレンジで
聴いて下さった方に感動してもらうために
どう音楽をコントロールしてるのか
ということを書いてみます。
感動させるためにできること
①感動ポイントの場所を決める
まず
感動させたいポイントを
決めます。
私は「2コーラスの頭」に決めました。
(YouTube1:15のところ)
なぜならテーマが再現されるところって
感動しやすいのです。
ラフマニノフの
ピアノコンチェルト2番を見てみて!
みんな、
1楽章のテーマが戻ってくる再現部のところで
感動するでしょ?
事前に1回聴いたテーマが
いろいろあって戻ってきて
もう一度聴いた時に
1回目と違うけど同じテーマだと感動します。
伏線回収みたいなかんじですね
(注:これは私がそう思っているだけであって、感動ポイントは自分で決めていいのです!自分がこれが感動する!🥺というポイントを曲に取り入れましょう)
②感動ポイントまでのお膳立てをする
感動ポイントより前で
盛り上がりポイントを使ってしまうと
せっかくの感動ポイントが薄くなります。
盛り上がりポイントの作り方はこちら
今回感動ポイントでは
盛り上がるかんじにしたかったので、
前奏や1コーラス目は
ひっそりと静かな雰囲気にしています。
間奏から
感動ポイントを作るためのお膳立てを
特にしています。
今回私が使ったテクニックはこちら
↓
□ 遠くの調の和音を使う
(近くの調=平行調、属調、下属調)
遠くの調の和音を使うと、もとの調に戻った時にエネルギーがぐわっと動くので感情が高まる。こいのぼりはニ長調なのにヘ長調の和音を使ったりしています。
□ 直前にテーマのメロディーを使わない
ほんとうに見せたいものは後で取っておこう!
(間奏ではテーマから抽出した音型の反行型を使っています😂)
□ 主調の属七の和音を直前まで使わない
特に主調の属七の和音は、やたらめったら使わないこと!ここぞというときに取っておこう!
□ 属音の保続をする
□ テーマの再現で伴奏を変える
□ テーマの再現で和音を変える
そのために最初のテーマのときは「ベースが動かない系の和音」にしています。主音の保続は停滞です。
こうすると
だいぶ出来ることは限られてきますね〜
すぐに取り入れられる簡単なのはこれかな?
↓
□ テーマの再現で伴奏を変える
まとめ
曲をコントロールするために
あっちはもりさげこっちは盛り上がるように
いろいろ仕組んでいるんですね〜
過去の大作曲家たちはみんなやっています。
そういうのを見つけるのが楽しい😍
ただ闇雲に音を並べているのではない
というのが伝わったでしょうか??(><)
作曲は才能ではなく努力の部分もある!
なので訓練すれば上手になりますよ〜
他にも感動ポイント作る秘訣あります
今回は実は難しい内容でした(><)
作曲のレッスンでやるような話ですね…。
言うのは簡単やるのは難しいです。
この記事で
私の手の内明かした感じがありますが…
作曲はとにかく
音源聴きながら楽譜を見て勉強するのが
おすすめです!!(宣伝)
楽譜はこちら