前回 の続き。
大平台駅から歩くこと7,8分。
この日のお宿である、「箱根 嶺南荘」に到着。
グループ旅行の宿泊先を選ぶ際に重視されるのは、価格の安さと、そこそこの評価。
和室で、喫煙できて、温泉には露天風呂があると嬉しい。
今回もそんな基準で探し、このお宿になったのだけれど……。
ちょっと、かなり、昭和感漂う外観に不安になりつつも館内へ。
船員保険の保養施設でもあるとのこと。
なんというか……学生さんが合宿で使う旅館のような、そんな雰囲気。
ロビーには公衆電話と、煙草の販売機が。
すごい。こんなの見たことない。
昭和時代にタイムスリップしたみたい。
予約サイトの写真では、結構綺麗っぽかったのだけれど……
あまりに古めかしい様子に不安を募らせながらお部屋へ。
その不安は良い意味で裏切られた。
ちゃんと踏み込みがあり、広縁もついた景色の良い和室。
畳は少し古かったものの、壁や天井、水回りはリニューアルされ、綺麗に清掃されていた。
お茶菓子は、一口サイズのきなこ餅に黒蜜がついたもの。
洗面台。壁に設置されたドライヤーだけは昭和の遺物。
風量はそよ風。
トイレはウォシュレットつき。
トイレが綺麗だと安心する。
広縁の窓からの眺望。(翌朝に撮影)
お茶とお菓子をいただいて一休みした後は温泉へ。
夜9時までは、奥の大浴場が女湯で、手前の小浴場が男湯。
夜9時~翌朝チェックアウトまでは、奥の大浴場が男湯、手前の小浴場が女湯に変わる。
大浴場は予想していたよりずっと広く、岩づくりの露天風呂がとても気持ちよかった。
友達と一緒だったので大浴場を撮影する機会はなく、
朝風呂で入った小浴場の記録だけアップ。
脱衣所の広さは、大浴場の3分の1程度。
小浴場の浴室内。
お宿の規模を考えたら、かなり小さめ。
内湯の湯船も、大浴場の半分以下のサイズ。
船員保険の保養施設ということもあり男性優先なようで、大半の時間はこちらの小浴場が女湯になる。
小浴場の方にも露天風呂は設置されていた。
昭和感の漂う内湯に比べ、露天風呂は新しくて綺麗。
小浴場の露天風呂は、2019年にリニューアルされたばかりとのこと。
泉質はアルカリ性 単純温泉。
青空と澄んだ空気か心地いい。のんびりと入っていられる湯温だった。
休憩スペースには、ウォーターサーバーと、無料で利用できるマッサージ器が設置されていた。
夕食は、一階の食堂で。
予想以上に品数が多く、盛り付けも凝っていて驚いた。
小さな小鉢に並んだ、色とりどりの先付。
これはきっと、女性の発想。
鍋物は、柚子胡椒が乗った鶏さん。
これは一体……。
パイを割った中に入っていたのは、エビのビスク。
オシャレで、しかも美味しい。
ごはんは帆立の炊き込みご飯。
一人ずつ、小さな土鍋で炊きたてが提供される。
最後に出てきたのは、可愛らしいイチゴのタルト。
予約サイトで食事が高評価なのも頷ける内容だった。
どれも美味しかった。
食後の腹ごなし。
なぜか、会議室に卓球台が設置されていた。
元卓球部の本気がやばかった。
お部屋に戻って、箱根湯本で買ってきたお酒とおつまみで酒盛り開始。
トランプやUNO、ミニサイズの人生ゲームがレンタルできたので、
日付が変わるまで飲み食いしながら遊んだ。
翌朝。
朝食会場も1階の食堂。
焼き鮭はパサパサタイプだったのだけれど、ご飯のお供がいっぱい。
サラダはバイキング形式で。おかゆもあった。
ちなみに、ご飯のお供たちは売店で売っていた。商売上手。
小浴場が残念ではあったものの、
お値段高めの箱根において、土曜の宿泊で一泊二食付き10000円程度だったので満足。
箱根というブランドに甘えずに、時代にあわせてアップデートしていっているのを感じた。
生き残っていくのは、こういうお宿なんだろうな。
次回 へ続く。
ぽちっとな( ˘ω˘)
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