この日宿泊した、あつみ温泉の「萬国屋」は、創業三百年を超す老舗旅館。
そして庄内きっての大型温泉旅館でもある。
まず、ロビーがとにかく広い!
見上げれば吹き抜け。
館内案内図。
なかなか、ここまでの規模の温泉旅館は珍しいのでは……。
幅広い客層に対応すべく、ロビー付近にはパソコンルームや携帯電話ルームが。
1階のお土産屋さんも広かった。大抵のお土産はここで買えそう。
親子連れに優しいキッズコーナーも。
庭園露天風呂が名物の大浴場「桃源山水」は1階にあり、時間帯によって男女入れ替え制。
大浴場内は撮影禁止だったので、公式サイトから拝借。
内風呂も広かったのだけれど、源泉かけ流しの庭園露天風呂が圧巻の広さ。
ちょっとした温泉テーマパークのようだった。
いろんな深さの岩風呂が繋がっていて、あちこち移動して楽しめた。
ただ、中には深さ90センチの湯船もあるため、小さな子供連れの場合は目が離せない。
内湯は確か循環式で、浴槽の深さは平均身長の女性がお尻をつけて座ると顎がつく程度。
小柄な女性や子供でも入りやすい段差が各所に設けられており、男女入れ替えを行った時の体格差が考慮されていた。
中でも、寝湯がとても居心地がよかった。これ設計した人、ほんとすごい。
備え付けの化粧品類は花王。
意外なことにサウナはなかった。
お風呂上がりには、館内の地酒そば処で一杯やることもできる。
開店は20時と遅め。
お値段は……生ビールとおつまみで1000円という旅館価格。
風呂上がりの一杯。
大浴場は3階にもある。
3階の大浴場「楽山」「楽水」は時間帯によって男女入れ替え制。
夜は手前の「楽山」が女性用。
「楽山」は女性向け色が強かった。
湯上り処やパウダールームが設置され、メイク落としと洗顔フォームは資生堂。
まさかの、大浴場ごとにメーカーが違うやつ。
浴室内は撮影禁止だったため、こちらも公式サイトから拝借。
湯船はふたつ。
広くて大きな湯船と、ミクロの気泡か何かが出ている、お湯が白濁した円形のシルクバス。
↑写真で見るより小さめ。大人の他人同士3人入ると気まずい広さ。
浴槽の深さは、平均身長の女性がお尻をつけて座って肩まで。
体格によって肩が少し出るから出ないか。
なお、自動販売機はアサヒの回し者だった。
朝は、奥の方にある「楽水」が女湯になる。
大浴場へ向かう通路からの眺めが素敵。
「楽水」の方が男性色が強かった。
露天風呂があったような、なかったような……なかった気がするけれど、この写真を見るとありそうな……。
この日は一泊朝食付きプランで予約。
朝食は食事処でバイキング。
ご年配の方だと不快に思いそうな部屋番号は、気にしなさそうな年代の客に割り当てられるとかなんとか。
和食中心のメニューで、山形の地の物がたくさん。
朝から「山形のだし」でご飯を食べて、お肉たっぷりの芋煮をもぐもぐ。
ほんのり紫蘇風味のわらびの一本漬けや、イカの刺身もおいしかった。
温泉も朝食も満足だったのだけれど、なによりお部屋がとても良かった。
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