15:32、1日目の宿泊地の最寄り駅である、JR東北本線・花巻駅に到着。
花巻温泉郷の循環バスは新幹線の時間にあわせているため、普通列車には非情。
普通列車が15:32到着。……バスは15:25発。
そしてその次のバスは、1時間後の16:25。
その次の17:25発のバスが最終バス。
福島-仙台間を新幹線でワープせずに在来線で向かうと、
花巻駅の到着が17:22になる。列車が少しでも遅れたら最終のバスに間に合わなくなる。
なにがなんでも新幹線を使わせようという、JRとバス会社の強い意志を感じる。
バスの時刻まで時間があったため、ホームの立ち食いそば屋さんに向かったところ……
えっ、えええ…まさかの閉店!?
しょんぼりしながら改札を潜り、駅待合室へ。
花巻駅は、東北本線では珍しい、自動改札が設置されている駅。
18きっぷ利用なのでどのみち有人改札しか通れないのだけれど。
ちょっとしたお土産屋さんが併設されている、改札外の待合室。
奥の方には、改札内でも食べられたお蕎麦屋さんのカウンターにシャッターが……。
閉店かと思ったら、営業時間の変更だった。
それにしても15時までって……地元の学生さんやサラリーマンが寄ることはないのかな。
特に観るようなものもなかったので待合室を出ると、快速はまゆりが1番線ホームに入線していた。
個人的に、「SR抹茶ミルク」と呼んでいるやつ! しかもゾロ目の!!
いいないいな。いつか乗りたい!
……「いつか」と言っていると乗れないうちにいなくなってしまうことがあるから……できたら今年中に。
駅の外は雨。
相変わらず、なにもない。本当になにもない。
宮沢賢治ゆかりの大沢温泉。
バスが到着したのは、大沢温泉の中でも一番新しい「山水閣」。
けれど今回私が予約したのは、山水閣から更に坂を下った先にある…
大沢温泉の湯治屋。
築200年以上。風情ある外観の木造建築。
一度は泊まってみたかった大沢温泉の湯治屋は、ひとりでも安価で宿泊できるため大変人気で、
平日でもなかなか予約をとるのが難しい。
直前に空き室が出ているのをみつけて、迷わず予約。
今回宿泊したお部屋。
酸ヶ湯温泉も、玉川温泉も、姥湯温泉も、滑川温泉も、四万温泉の積善館も、
湯治部があったけれど、リニューアルされたお部屋にしか泊まったことがなかったからなぁ……
お部屋の中にガスコンロがあるの。
すごい。どうやら現役で使える様子。
今回予約したのは、お布団一式、アメニティ、こたつ付きのレディースプラン。
まずはお布団を敷いてみた。
お供たちをIN。
なんだかんだ結構な距離を移動して疲れていたので、まずは温泉へ。
その前に、湯治屋のお部屋は外から鍵をかけられないため、帳場に寄って貴重品を預けた。
湯治屋は似たようなお部屋が並んでいるので、
うっかり鍵をかけ忘れて知らないおじいちゃんに障子を開けられたり、
うっかり別のお部屋を開けてしまったりした。
ここは、そういうお宿。
帳場に貴重品を預け、まず向かったのは女性用内湯の「薬師の湯」。
混んでいるかと思いきや、意外にも貸切状態。
ぽかぽかに温まって、むくむくだった足を癒したあとは食事処「やはぎ」へ。
店員さんが足りておらず、席につけるまで30分ほど待ったものの、
オーダーしてからはさほど待たず、20分ほどで注文した天ぷら定食がやってきた。
湯上りビールを添えて、いただきます。
夕食後は一旦部屋に戻って一休み。
その後、大沢温泉名物の展望混浴露天風呂(の女性専用時間帯)へ。
混浴露天風呂が女性専用になるのは、夜の1時間だけ。
私が向かった頃には結構な混雑だったため、諦めて女性専用露天風呂「かわべの湯」へ向かった。
写真ではわからないけれど、これ、ふきっさらし。外気温は0度。さぶぶぶぶbb
こちらは先客ゼロ。出るまでずっと貸切状態だった。
混浴のお風呂がある温泉宿の女性専用風呂は、
混浴風呂が女性専用になる時間帯が狙い目。
売店で購入した銀河高原ビールで晩酌。おつまみは、お昼に残した駅弁。
良い感じにほろ酔いになって就寝。
おやすみなさい……。
次回に続く。
ぽちっとな( ˘ω˘)
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